マジック革命セロ The Xperience(東京フォーラムホールC)
元々マジック好きの私が実際にショーを見るようになったのは、前田知洋さんを知ってから。初めて前田さんをTVで見たとき、すっかり取りつかれてしまい、DVDが出れば即座に買い、前田バージョンのトランプが発売されれば使いもしないのに手に入れ、1時間くらいのショーのために大阪まで遠征したり、情報をこまめにチェックして、もちろん都内や近郊でショーがあれば真っ先に予約を入れたり等々……。
前田さんのショーは知的でセレブでリッチな雰囲気。服装にも気を使います。う~んとお洒落して行くんです。ドレスコードがシティカジュアルなんて決められた時は、「それって何? どんなのを着ていけばいいの?」と悩んだこともありましたっけ。セレブやリッチに縁のない私は、ちょっと緊張もしますが、夢のようなひと時を過ごすことができます。最近やっと「前田熱」は急性期を過ぎ、慢性期に入ってきました。
前田熱にうかされていた一方で、私は魔法使いに出会ってしまったのです! セロ。名前からしてどうせ怪しげなマジシャンだろうと半分胡散臭く思いながらつけたTVで、大ショック。ハンバーガーの看板から本物のバーガーが出てくるなんて!! 絵が本物に変身しちゃったのだから、もちろん看板にはもうそのバーガーの絵はない。ところが!! それを一口食べてもとの看板に戻すと、看板には食べかけのバーガーの絵が!!! ああ、これが魔法使いの仕業でなくて何なのでしょう。独特の日本語も魅力的、good lookingな魔法使い、セロ。
今日はそのセロを間近に見られる日。以前ホテルのショーに行ったことはあるけれど、申し込みに出遅れたので、ステージからはるか遠く、ほとんど見えなかった。これに懲りて今回は早くからチケットゲット。おかげで前から2番目だけど、センターからだいぶ下手寄り。歌舞伎座で言えば、花道外2番目くらいというところでしょうか。
う~ん、セロはやっぱりカッコよかった。ジーパン姿でステージに登場すると、大向こうならぬ黄色い声援太い声援がさかんに飛ぶ(わあ、セロって、女の子だけじゃなくて男の子にも人気があるんだあ)。
東京フォーラムのホールCは3階席まであって1500人収容。それが満席だというのですから、どうやって全員を満足させるのだろう。と思ったら、ステージ上方に大型スクリーンが2つあって、セロのアップや、手元や、ステージ上で行われることが映し出されます。カードマジックなどで手元を撮るときは、カメラマンがステージに上がり、セロの前に立ちはだかります(見えないよ~、セロが。あ、こういうときはセロの顔見たってしょうがないのよね)。せっかく前から2番目だったけど、ステージでナマのセロを見たり、首を上げてスクリーンの中のセロを見たり、忙しい。視線を移している間にもマジックは進行しているから、大事なところを見逃さないように、とけっこう疲れる。これならもう少し後ろのほうが見やすかったかも。座席の位置ってホント難しい。
マジックの内容は内緒にしておきましょうか(一つだけ明かすと、入り口で1人9枚ずつカードが配られます。そこから自分の好きなカードを1枚選びます。そしてそれをセロが当てるのです。会場1500人全員がそれぞれ選んだカードをですよ!! 写真は私が選んで当てられたカード)。2日目ということもあって、進行が少しモタついたところもあったけれど、選ばれた観客がステージでマジックに参加したり、セロ専属ダンサーの踊りがあったり、あの英語混じりの個性的な日本語によるトークも面白くて、なかなか楽しめました。
今日のセロは魔法使いというよりはマジシャンだったかな。でも、あんな不思議で魅力的な雰囲気は、やっぱり魔法使いだから、としか思えない。
★今日のおまけ:Cyrilという名前がどうしてセロになるのかわからなくて、いつも悩んでいたけれど(そんな大げさなものじゃないか)、今日は少しわかったような。セロ自身がCyrilを英語として発音したら、そう、たしかに「セロ」にかなり近い音に聞こえたのです。私が発音すると、どんなに頑張っても絶対「セロ」にならないんだけどな。
★今日のしまった!:わあ、今日の「徹子の部屋」、セロだったんじゃないのぉ。録画しなかったよ~。
★もひとつおまけ:オシムジャパン、勝ってよかった!!
最近のコメント