日曜朝のみずみずしいお話
日曜朝の楽しみは「がっちりマンデー」という番組。ベッドの中でたらたらとスイッチを入れることが多いので、ところどころ意識が遠のいて全部をがっちり見ることはあまりないのだが、色々な情報が得られて面白い。
今朝は「水」ビジネスの話。ウォーターサーバーの売上げが急伸していて、いまや家庭にも入り込んでいるという。12リットルのミネラルウォーターを無料宅配してくれて、家庭ではそれを専用のサーバーに移しコックをひねって飲むという仕組み。水そのものの料金は1リットル100円だそうだ(本体費用、維持・管理費等は不明)。これだけならどうということはないが、興味深かったのは、この水宅配業がプロパンガスの会社によって行われているということ。宅配のルートをもっている、重いものを運ぶノウハウがある、夏場落ち込むガスの売上げをカバーできるということで始まったようだ。へええ、なるほど~。
このように飲み水といえば、一般にはミネラルウォーターという感じだが、最近は水道水の改善も目覚しいらしい。東京都の金町浄水場では水の濾過にオゾン浄化を加えることによって、これまでの課題であった<におい>をなくした水を開発している。「東京水」というペットボトルが売り出されているんだそうだ。知らなかった。
ちなみに、ミネラルウォーターって、2000年問題の時に小渕首相が「コンピュータの誤作動で水道が止まるかもしれない」と言ったことがきっかけとなって売れ出したそうだ。そんなこともあったんだっけ…。
さらに面白かったのは「超純水」の話。私が超純水の存在を知ったのは7~8年前かしら、透析に使われる水として知った。逆浸透膜というもので水を純化するそうで、0度になっても凍らず、強い刺激を与えると凍る。主に半導体の洗浄に使われているが、海水を淡水化したり、尿から飲み水を作るのにも応用されているとか(すでに宇宙では実用されているらしい)。
元々第二次大戦時、東南アジア戦線用に開発された軍事技術だということで、今でも日本がトップに立っているのだそうだ。つまり、日本の超純水技術がなければ世界のコンピュータ産業は成り立たないってことらしい。ただし、この水は、飲み水としては向かない。なぜなら体内に入ると、その純度のせいで栄養分を吸収してしまうからだって。へええ~、とここでも感心。
日曜朝は、のんびり、こんな情報を頭に仕込んでいる。
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