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2008年4月

2008年4月30日 (水)

人・人・人もまた楽し:つつじ祭り

29日はお日柄もよく、というかお天気もよく、サッカーの前に躑躅見物を。
場所は、文京区の根津神社。早咲きと中咲きが楽しめると聞いたので。
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神社前の通りは人人人。可哀想だけど、車が通ろうったってムリムリ。
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神社の脇の塀からちょいと中を覗くと、つつじはいい感じ。でもやっぱり人人人。
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中に入ると、意外にも緑が目立つ。花の密度の低さにやや期待をはずされたのと(数年前に行ったときは終わりに近かったせいか、もっとがっかりした)、あまりの人の多さに、つつじ苑は下から見上げるだけにして、境内を散策した。
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乙女稲荷>に通じる鳥居鳥居鳥居。
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乙女稲荷の先にある<駒込稲荷>の狐さんたち。忠信キツネさんはいるわけないよね。
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奉納舞台での出番を待つフラガールたち。
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あっ、こんなところに亀ちゃんが。おお、亀蔵さん、亀三郎さん、亀寿さんと揃い踏み。
この亀さんたち、ずっと石の像だと思っていた。帰り際別れを告げに行ったら、中のひとり(?)がぐいっと首を上げたので、ややっ本物だとわかった次第。
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根津裏門坂の植え込みに咲く可憐なつつじ。結局、あまり人のいない外でアップを撮った。
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千駄木一丁目の階段坂。私が生まれた町の近辺にもこういう坂があったから懐かしい。

張り切って何十枚も写真を撮ったのに、人波と時間に押され、コレと思う写真が全然ない(ウデは棚に上げている)。ところによってはラッシュアワー並みの混雑に半分ウンザリしながらも、やっぱりお祭りだもの、人人人でなければつまらない。何軒も出ている屋台から漂うチープな匂いに空腹感を掻き立てられ、下町生まれの血がちょっと騒ぐ。とはいえ、寄る年波には勝てません。かなり疲れた。

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2008年4月29日 (火)

高原活躍

430日 対コンサドーレ札幌戦(埼玉スタジアム、16時キックオフ、48,031人)→42で勝利

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開始
6分、相手(砂川)に美しいゴールを決められたときは正直青くなった。何しろ相手のスピードについていけないのだもの。ルーズボールはことごとく取れないし、攻撃といえば単調なロングボールを縦に入れるだけ。その後何分だったろうか、こりゃダメだと思い始めた頃、レッズがゴールを決めた と思ったら、なんとオフサイド。そりゃないぜ。しかし24分、阿部が待望の1点。うぉ~っという歓声。ところが同点の喜びも束の間、1分後には再びリードされる(柴田)。ガックリ。それを払拭したのが28分、闘莉王の再同点ゴール。
いやあ、面白い展開になってしまい、前日2時間しか寝ていない私は寝るつもりで来た(わけではないですよ)この試合、全然寝るどころではなかった。攻撃も細かいパスを繋いで、いい流れになってきたと思ったが、ハーフタイムを22の同点で迎えた後、また縦パス1本に逆戻り。
それでも2点加えられたのは、レッズが強くなってきたということだろうか。とくに4点目は高原が頑張ってボールを奪ったのを起点としたエジミウソンのゴールで、「高原のゴール」と言っても過言ではあるまい。前節対京都戦での2得点が大きな自信と安堵につながったのだろう。ホームでの初ゴールが待たれるが、今日の高原は活躍したし、この4点目に寄せられる高原コールを聞いて、高原がやっとレッズの選手として認められたんだなあと胸が熱くなった。

仲間の1人は前節、京都観光を兼ねてアウェー応援に行ったのだが、2戦連続の4得点、計8得点をその目で見たことになる。私もずいぶん誘われたけれど、その日はちょうど歌舞伎座千穐楽。私にとっては歌舞伎>サッカーだから…

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2008年4月28日 (月)

「風林火山」千穐楽面白場面集

080428sensyuraku 開演前に武士たちが花道や通路、舞台を使って具足をつけたり、お互い言葉を交わしたり、走り回ったりするのは初日に「おお」と思ったが、今日はそれも千穐楽バージョン。開演前のざわつきもあってよくは聞き取れないのだが、花道で身支度を整えていた2人が「(こうして支度するのも)今日が最後だな」などと言い合うと、客席ウケる、というように、これまでは割と注目されなかったこの時間帯の演技に、今日はあちこちから笑いと拍手が起こっていた。
その笑いが爆発したのが、舞台を聖火ランナーが横切ったとき。段之さんだ。段之さんは、この後も連れ舞の後ろで聖火ランナー姿で勘助を追いかけていた(あの見事な連れ舞の後ろで、ですよ)。段之さん、笑いを取る演技に気合入っていた。
橋本じゅんさんのエンジンもフルパワー回転。2幕目の最初の客いじりでは、千葉さんの本(ごめん、肝心の書名がわからない)を宣伝。「昨日までは信玄餅のセールスマンだったんですけど、完売したので」。そう、信玄餅もお酒も売り切れ。お酒は開演前はあったらしいが、私が買いに行った幕間にはすでになかった(かなりガッカリ)。で、「千葉さんの本を買ってくださった方にはJJが何の略か教えます」って(教えられなくても知ってるって)。
それから諏訪の衆の踊りの前にも何かのチラシを持って客席に見せる。5月演舞場のチラシだった。そこで今度は澤五郎さんいじり。橋本さんの要請で、テレながら澤五郎さんが演舞場で踊る「三社祭り」のさわりを披露した。楽しみな5月演舞場である。
由布姫が「里帰りと言いながら諏訪に閉じ込める気ではないのか。いつまで諏訪にいればいいのか」と駒井を問い詰めるシーンでは、返答に詰まり困りきって「山カンで答えていいですか? これは台本にはまったくないんですが」などとやるものだから、由布姫耐え切れず、思わず後ろを向いてしまった。きっと笑いをこらえていたのだ。そこへやっと、答えをもってお屋形さまが登場。ほっとした駒井は「お屋形さまの出が遅いから~」と訴えかける。きっと亀ちゃん、橋本さんを困らせようと思ってわざと遅く出たんだ、なんて穿った見方をしてはいけないかしら。
橋本さんのパワーはまだまだ衰えない。於琴姫のことが板垣にバレて投げ飛ばされる場面。橋本さんがあまり痛そうにしているものだから、千葉さんが「大丈夫か」と声をかけると「心配するなら投げないでくださいよ」と言いながら、ややあって「記念にもう一度投げてください」。これには千葉さんも驚いたようだったが「本まで宣伝してくれたんだからな」と快諾。互いに呼吸をはかって投げ飛ばす。じゅんさん、「全37ステージ、ありごとうございました!!」。
駒井はなぜか段之さんの中将を好きで、振られながらもいつも「好きだ」と言っている。あの男らしさが好きなんだそうだ。でも今日はヒゲの剃り跡が見えるって。
亀ちゃんもお茶目ぶりを発揮する。自らの婚礼の場で、三条夫人が気位高く喋っている間、後ろに控える小山田(菊池敏昭)をかまって、顎を撫でたりしているのだ。菊池さんはいかつい顔で弱りきっていた。カーテンコールでも菊池さんの顎を撫でていたから、何かあったのかな。
以上、鑑賞篇に引き続き、千穐楽特別バージョンと思われる面白場面篇でした。

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「風林火山」千穐楽鑑賞篇

427日 「風林火山」千穐楽(日生劇場)
080428manin いよいよ、全37ステージ(途中、橋本じゅんさんのアドリブにあった)の最後。これまで3回見たが、見るたびに印象が違い、あれこんなシーンあったっけということがしばしば。私が忘れっぽいのか(それは間違いなくある)、舞台が変化しているのか、17日に見たのとはまた違っている部分があったように思う。
まずは、父・信虎が格段によくなっていた。どこがどう変わったのかはわからないのだが、存在感がぐっと増し、そのおかげで、晴信が寄せる父親への複雑な感情さえもが理解できた。晴信と立場が逆転し、駿河へ追いやられる場面も、怒りと屈辱と誇りがよく伝わってきた。それに対し母親の大井夫人は、前よりはいいかなあと思うが、やはり存在感が薄いことは否めない。舞台の展開では大井夫人にそれほど重要性を与えることは難しいのだろう。
目立って変わったと思ったのが、勘助。これまでは出番が短く、それこそあまり存在感を覚えなかったのだが、今日はかなり長く出ていたように思った。とくに廻り舞台の縁に腰掛けて板垣と語らう場面は、以前にはなかったように思うが、どうだったろうか。あったとしても、もっと短かったのではないだろうか。
それから、村上義清に戦いを仕掛けようとする晴信を板垣が諌める場面では、特別な緊迫感が漂うのを感じた。もちろん、これまでだって緊迫のシーンだったのだが、今日はそれがより密な気がしたのだ。さんざん説教された晴信が、最後に「板垣」と言ってから間を置いて「く・ど・い」と小憎らしい表情で言い捨てる。そのタメがかなり長く、それまでの緊迫感も相俟って、いかにも板垣の気持ちに感じ入ったというムードを作っておきながら、やはり最後はあの憎らしい「く・ど・い」。これが、板垣死の報に接して、晴信の後悔を倍加させるのだと思うと、ここはちょっと涙が出た。恐らく、板垣が村上の間者を怒りに任せて斬ってしまったことが(なぜか、この場面で拍手が湧いた。不可解→スパッと斬ったその形が綺麗でカッコよかったことへの拍手ではないかとのご指摘を頂いた。なるほどと得心。私は内容に捉われ過ぎたようだ)晴信に対する説得力を弱めてしまう一因になったのだろう。板垣の思い、察するに余りある。
千葉さんはやはりカッコいい。男の魅力、父親の魅力に溢れ、また時代劇の扮装がとてもよく似合う。今年69歳というお年なのに、あれだけの男の魅力を発揮するとは、なんて素敵なんでしょう。ただ、年齢とともに体力は確実に失われていくと思う。いくら鍛えていても、少しずつは衰えていくものではないだろうか。もし「風林火山」の再演があるとしたら、千葉さん抜きには考えられないのだから、そんな先のことではないだろう、と期待してしまう。
<カーテンコール>

これまで一度もなかった(らしい)カーテンコール(一度幕が降りてからの、っていう意味)が今日は2回あった。亀ちゃんは出演者11人に握手して、その人を少し前に押し出して観客にアピールさせていた。亀ちゃんのやさしさ、大勢の共演者に対する感謝の思いが表れていて、ひどく感動してしまった。信廉役の松尾敏伸クンなんて、亀ちゃんに肩を抱かれて、感極まって泣いていた。私ももらい泣き。
幕が降りる前の全出演者そろい踏みの際、信繁・信廉兄弟は、2人で登場して鎧のまま側転。大受けでした。信繁役の嘉島典俊さんの芝居がとってもきれいで上手なので、三越劇場の「嘉島まつり」を見に行ってしまおうかなあなんて気になっているのだけど(スケジュールがきつい…)。
千葉さんは1人最後に花道から登場して、それがまたすこぶるカッコいい。迎えに出た亀ちゃんとのガッチリ固い握手に、演技を超えた2人の情を改めて感じました。

2度目のカーテンコールでは観客席総立ちのスタンディングオベーション。みんな、力いっぱい拍手して、手が痛くなるくらい。「風林火山」がこんなにも愛されていたのだと、私まで感動でした。

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2008年4月27日 (日)

何度見ても感動の勧進帳

426日 四月大歌舞伎千穐楽夜の部(歌舞伎座)
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順番がずれますが、日本人の心に触れる(と思われる)演目
2題について。
080427syogun 「将軍江戸を去る」。最初に見たときは、席も遠かったせいか、敵前逃亡をした卑怯者だという慶喜に対するイメージが拭いきれなかった。「将軍も裸になりたいことがある」とか、山岡鉄太郎に言わせる真山青果らしいセリフが心に残らないことはなかったのだが、将軍の気持ちになかなか入っていけなかったのだ。苦悩を顔に浮かべた将軍(三津五郎)の、今日はその気持ちがいくらかわかったが、結局、英明な人物だと評判であった慶喜にして激動の時代の将軍の器ではなかったのかなあとしか思えなかった。そうだとしたら、それを三津五郎さんはよく表現していたと思う。それに引き換えて、山岡鉄太郎(橋之助)の言葉は説得力に欠けるような気がした。真山青果は無血開城を大きく評価したのだろうが、言いたいことが私の理解力を超えており、よくわからなかった。
ここが江戸の果てだという千住大橋。この背景画は素晴らしかった。朝もやに煙る川の景色。橋の向こうには家々が立ち並ぶが、それが少し寂しく、別れにふさわしい風景であった。
最初の上野彰義隊の場では、亀蔵さんに存在感があり、また巳之助クンに血気にはやる若者らしさが出てよかった。「傾城反魂香」ではやや手持ち無沙汰な印象を否めなかったが、ずいぶん成長したなと思った。

080427kanjintyo 「勧進帳」。泣いた。何度見ても面白い。日本人の心の琴線に触れる、よくできた芝居だと思う。仁左衛門 vs 勘三郎の勧進帳は、その組み合わせでなくても初見。
まずは玉三郎さんの義経の美しいこと。今日は花道そばの席だったから、最初の出を十分に堪能することができたし、玉様の美しさを目の前で見て、心臓が音を立てるくらいドキドキしてしまった。花道でのセリフは何となく馴染まなかったけれど、危機を逃れてからの舞台でのセリフはしみじみ伝わって、またその仕草が実にきれいで、思わず息を詰めて見とれた。ところで、今回初めて気がついたことがある。それは、弁慶が白紙の巻物を取り出して勧進帳を読み上げようという場面。このとき義経がそっと笠を上げ、弁慶のほうをチラッと見るのだ。他の義経もそうしていたのかしら。そうだとしたら今までは弁慶と富樫に気を取られていて、こんな義経の仕草に気付かなかった。
四天王では團蔵さんの常陸坊がよかった。花道の出で、安宅関を武力で抜けようという他の3人を抑える目の動きに、「みんなの気持ちはわかる、自分もそうしたいのだ。だけどここは抑えて」という年長者としての心配りが現れていた。
仁左様の弁慶は冷静で、言葉は悪いが狡猾さも備えて、なんと頼もしく、そして愛情に溢れていたことだろう。富樫に義経が見破られそうになって呼び止められたとき、私は弁慶の脳内コンピュータ、フル稼働だろうななどとつまらんことを考えていたにもかかわらず、その瞬間の弁慶の表情、動きにどっと涙が湧いてきて、そこから先ずっと涙が止まらなかった。なんとしても義経を守ろうという強い愛情と意志、それが仁左様の全身から溢れていて、泣けて泣けて仕方がなかった。仁左様は汗がぼたぼたと舞台に落ちる大熱演。大酒を飲むところは愛敬があって、微笑ましい。これまで三津五郎さんに始まって(海老蔵さんの襲名興行で病に倒れた團十郎さんの代役)、吉右衛門さん、幸四郎さん、海老蔵さん、團十郎さんと各弁慶を見てきたが、それぞれ違いがあって面白い。勧進帳を読むスピードは仁左様が一番ゆっくりな気がした。

勘三郎さんの富樫は人間味に満ちていて、これもまた義経一行を通す許可に自らの進退を賭けた決意が現れており、泣かされた。
何度見ても、はらはらする面白さ、涙を誘われる感動に、ついつい舞台写真を2枚買ってしまった。勧進帳としての写真がほしかったので、弁慶が勧進帳を富樫の目から隠す場面と、義経を打擲する場面を買った。
おまけ:今日は千之助クンが来ていた。おじいさまの弁慶を見てどんな印象をもったかしら。先日NHKの歌舞伎入門で仁左様が、孝太郎さんが女方だから千之助クンが芸を引き継いでくれれば、というようなニュアンスの話をしていたのを思い出した(この番組、土曜日でなくなってから、どうも見忘れる。たまたま仁左様最後の回を見ることができた。再放送があるはずだから、その時は忘れないようにしよう)。

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2008年4月26日 (土)

It's a Kanzaburo's world

426日 四月大歌舞伎千穐楽夜の部(歌舞伎座)
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長くなるので、はじめに、未だ興奮冷めやらぬ最後の演目を。

080426ukaresinju 「浮かれ心中」。あちこちで評判を見聞きし、これ--とくに時様のドスのきいた啖呵--を見んがために張り切っていた「浮かれ心中」。
時様のコメディセンスは、「十二夜」初演の時に片鱗が見え、その後もおかみさん系の役でそれが光っている。「浮かれ心中」での時様はそれを遺憾なく発揮していた。白無垢で登場し、綿帽子を取ったときの輝くような美しさ。栄次郎(勘三郎)でなくてもぽ~っとなってしまう。楚々としたおしとやかなお鈴が夫のために聞かせるニセ喧嘩でのあの啖呵(こんな時様、はじめて。知らないで見たら、きっと椅子から転げ落ちていたと思う)!! その勢いで梅枝クンを蹴っ飛ばしてしまうオマケつき。梅枝クン、半分笑いながら転がって最後は海老反り。う~む、コメディセンスは間違いなく子に遺伝しているな、という感じ。
今回私が感銘を受けたのは三津五郎さんの太助。栄次郎とお鈴の仲人役なのにその能天気さは何とも大らかで心和むものがあったし、籠釣瓶のパロディも涙が出るくらい可笑しかったし(七之助さんの花魁に惚れてもしかしたら自分も花魁と祝言をあげられるかもしれない、と言うと、時様のお鈴がすかさず「三度目の祝言になるねえ」)、最後に昇天する栄次郎との会話も笑いながらもしみじみさせられたし、三津五郎さんの喜劇的な味がほどよく出ていたと思う。
結局「浮かれ心中」は主役は戯作者の栄次郎でありながら、最終的には式亭三馬誕生物語であり(幕切れで太助が式亭三馬になることがわかる)、ああそうか、もしかしたら本当の主役というか陰の主役は太助だったのかもしれない、栄次郎は太助の引き立て役だったのかもしれないと思わされ(井上ひさしならそれくらいやりかねない)、そうであればやはり三津五郎さんのうまさが重要だったんだなあと納得できた。
と言いながら、やっぱり全体には勘三郎ワールドなのだ。勘三郎さんがいてこそ、時様が輝き、三津五郎さんが光り、なんだと思う。勘三郎さんがあのちょっとおマヌケなメークで出てくると、それだけで周りがほのぼのと明るくなって、笑いが生まれて、客は幸せな気分になる。これは、勘三郎さん独特のキャラクターとしか言いようがない。時としてふざけ過ぎかなと思うこともあるが、この「浮かれ心中」に関しては私は勘三郎ワールドを満喫できた。
そうそう、七之助クンが時々玉三郎さんにすっごく似ていて、最近玉様の指導を受けているらしいのがよくわかる。
おまけ1今日は時様の誕生日。栄次郎との祝言も目出度い、誕生日も目出度い。勘三郎さんに「おめでとう」と言われて時様、テレていた。
おまけ2吉原で金が払えない太助が仲人をするために外に出たとき付いてきた<付け馬>が小山三さん。仲人は1人じゃ具合悪いというので、付け馬も仲人役になる。「こんななりじゃあ」と言いながら着ているものを裏返すと、なんと黒の紋付。お元気で剽軽な小山三さんに拍手がいっっぱい送られていた。
おまけ3宙乗りの引っ込みの音楽が三味線とお囃子によるIt’s a small world。客席の手拍子で勘三郎さんの栄次郎は陽気に昇天していきました。栄次郎の心中は茶番に過ぎなかったのに、間違って殺されちゃって、それを栄次郎は少しも未練に思っていない。後味が悪くならなかったのは、栄次郎の陽気さ、前向きさにあると思う。
おまけ4今月の歌舞伎座は近来にない盛況だったそうで、引っ込む前の勘三郎さんが「将軍も、弁慶も義経もみんな(お客様に)感謝しております」って。そして、宙乗り小屋に勘三郎さんが姿を消し、いつものように終演ムードになってもお客は拍手をやめない。勘三郎さんならきっとまた姿を見せてくれる、そんな期待で拍手はどんどん大きくなる。やがて、どよめきが。どこどこ? みんなの顔の向きを辿ると、おお、2階下手側の照明ブースに幽霊姿の勘三郎さんのお顔が!! さあそのお顔が消えても、まだまだお客は許さない。ちゃっちゃっちゃっちゃっ、拍手のテンポは早まり、音も大きくなる。そして、ついに勘三郎さん、舞台に再登場。下手側にちょこっと出ていらして、鳴り止まぬ拍手を手で抑え、ご挨拶。「さっき言ったことは本当なんですよ。みんな、本当に感謝しているんです」。こういう勘三郎さんのサービス精神を見ていると、コクーンの千穐楽が早々となくなるわけだと納得。

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大ショックのコクーンチケット

あ~、私ってなんてバカなんだあ~~~
今日は6月コクーンの発売日だったのに、すっかり忘れてしまい、気付いたのがなんと11時半過ぎ
慌ててチケット画面にいくと、うわあ、千穐楽夜の部、完売だぁ
6月はスケジュール上この日しかなかったし、どうしても千穐楽行きたかったのに。ああ、バカな私
何とかスケジュールの都合をつけて、そこそこの席を見つけたけれど、千穐楽が、千穐楽がぁ
それにしても、発売して2時間もたたないうちに売り切れとは…

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2008年4月25日 (金)

可愛い奴ら08年-1

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ちらっと白い顔が見えたので庭の雑草を取り除いたら、ブルーベリーがこんな可愛い花をつけていた。昨年2本植えたうちの1本。もう1本は手入れの悪さからか、ダメになってしまったみたい。頑張ってくれている姿が愛おしい。

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2008年4月24日 (木)

ネズミでちゅう乗り

323日 四月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)

夜の部は千穐楽にも見るので、詳しい感想はその時にまとめるつもりです。
今日はとりあえず、「浮かれ心中」の最後、宙乗りのご報告を。勘三郎さんが大きなネズミに乗って(これが本当の「ちゅう乗り」だって)、花道スッポンから吊られたまま登場。あの世へ行くんである。戯作者である栄次郎(勘三郎)だから、あの世でも冥土座なる芝居小屋を作るらしい。そのチラシを上昇しながら撒く。今日は3階、千穐楽は1階花道そばだから、上から期待を込めて見ていたら、多分、千穐楽の私の席にはチラシは飛んでこなさそう。空気の流れの関係で、花道外に多く落ちていたし、内側でも期待はできない

勘三郎さんは少し上昇したところで客席を眺め渡し、「どこそこの誰さんがいる」「幼馴染の誰ちゃんだ」などと楽しそう。なんと今日は「あ、石川さゆりさんがいる」。で、一瞬客席にどよめきが。

やがて舞台上に親友の太助(三津五郎)が現れると、上から「太助~」と呼びかける。どこから声がするのかとキョロキョロする太助に勘三郎さん、「大和屋っ」。でも、勘三郎さんの位置からは舞台は見えず、後ろ向きになって太助と会話する。「次に会うのは8月のお盆の頃だな」なんて三津五郎さんに言っていたから、8月歌舞伎座はまたお2人の共演が見られるんでしょう。

勘三郎さんは、ポケットから紙テープやらカラフルな紙吹雪やら手拭を撒く。ドラえもんのポッケみたいに次々出てくる。普段は手拭撒きの恩恵に与れない2階席や3階席にたくさん飛んでくるのが嬉しい。私の席は、宙乗りルートからやや遠く、残念ながらどれも眺めるだけ。

とにかく「浮かれ心中」は笑った笑った、あまり盛りだくさんで笑ったので、かなり疲れた。

おまけ:2回目の休憩に鯛焼きを買うつもりでいた。数はあまり焼かないので早めに来てくださいと言われていたんだけど、15分の休憩だからまずトイレに駆け込んだ。そしてすぐに鯛焼きへ。56人並んでいる。焼きあがっている鯛焼きちゃんたちがどんどん減って行く。1人で5枚、3枚、2枚…ああ~、こんなことって。見事に私の前の人で終わっちゃいました。トイレに先行った自分が悪いんだけど、次の「浮かれ心中」が1時間半以上あるから、やっぱりトイレ優先だよなあ。夕飯にカレーを食べたら、口の中がずっとカレーくさくて(亀ちゃんがマトンカレー食べるとゲップがカレー臭いって言ってたけど、ゲップしなくても自分で匂った)、鯛焼きで中和したかったのだ。残念至極。

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2008年4月23日 (水)

ナゾの雲?

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昨夕、買い物に行ってふと見上げた空にこんな一筋の光が。飛行機雲のような感じだったけれど、20分ほどして再び見上げたら、もうなくなっていた。

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2008年4月22日 (火)

亀ちゃんのバラエティーな一面

昨日の「ネプリーグ」、楽しかった 
あのいつも冷静な亀ちゃんにして<河口湖>が出てこないとは!! そのことにガックリきて落ち込む姿のかわゆいこと。漢字の書き取りも含めて、あんなふうにアセらされるのが「ネプリーグ」の面白さなんでしょうね(でも、亀治郎さん、相手をばかにしてはいけません。そのバチが当たったのかもよ。いや、やっぱり少々お疲れなのかな)。
しかし、さすがはお屋形様です。最後の、アジアの国で名前に濁音が入る首都を挙げよという問題、すごいプレッシャーをものともせず、即座に「シンガポール」と答えたのには大拍手。
そして、トロッコ問題。最後の最後までハラハラと楽しませてもらいました。
先週の「未来創造堂」といい、こんな亀治郎さんを見たくないという方もいらっしゃるかもしれませんが、私は亀治郎さんのこんな一面を見るのも好きです。

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2008年4月21日 (月)

マクロな白い花たち~忘れないで

白い花たちをマクロで見たくなる。それは心がマックロだから~。ああオヤジぎゃぐをやってしまった。
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今朝、はなまるに獅童さんが出ていたのに気付いたときには終わる寸前だった
今夜のネプリーグは、亀ちゃん登場。これは忘れていない。忘れてはいけない。忘れるわけがない(「忘れない」の三段活用)。

そういえば、亀ちゃんで思い出したけど、先日の「風林火山」観劇の折、どこかで携帯がぴりぴりぴりぴり鳴った(電波は制限されているはずだから、アラームかもしれない)。こういう瞬間って、なんだか自分が悪いことをしたかのように凍りつく。そしてとなりながらも、鳴らしちゃった人が気の毒になる。くれぐれも電源を切るのを忘れてはいけない(ここは三段活用しない)。

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2008年4月20日 (日)

眠い試合

420日 対大宮アルディージャ戦(埼玉スタジアム、1401キックオフ、50,997人)→00引き分け
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せっかくの埼玉ダービーだというのに、久しぶりにつまらん試合を見た。一部の選手にあまりやる気が見られず、攻めも単調で、私は前半
45分の大半、意識を失っていた。後半もかなり眠かったが、14分に田中達也が久々に登場したのが嬉しかった。ただし、この交代は、梅崎と達也を高原とエジミウソンに同時に代えたのであるが、高原は残しておいてもよかったのではないかなあと思った。というのも、前半惜しいシュートがあり、もっと時間があればあるいは、という期待もあったから。達也はスピードもあり、走り出しもよかったのに、ボールが思ったほど廻ってこず、シュートチャンスがなかったのが残念。後半42分永井のシュートはバーをたたき、先日のナビスコカップ、対京都戦でもポストをたたいたシュートと同様、狙ったってそんなところに当たらないのに~と、ストレスがたまった。全体にFWにフォローがなく孤立させていたのは納得いかない。
もっと走れ。もっと積極的にボールに絡め。
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それぞれにチームカラーのシューズ。左はもちろん赤のレッズ、右はオレンジのアルディージャ

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2008年4月19日 (土)

白い花たち

この頃、なぜか白い花がとても気になる。
なぜって、それは心が真っ白だから~?
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2008年4月18日 (金)

二転三転密室心理ゲーム:スルース

418日 映画「スルース」
1972
年製作の映画「スルース 探偵」のリメイクである。故ローレンス・オリヴィエと若かりしマイケル・ケインの2人だけによる丁々発止の密室セリフ劇、これに圧倒された私は、その後北大路欣也がマイケル・ケインの役を演じた演劇「スルース 探偵」を見て、またまた感動したのであった。今でもあの衝撃は覚えているし、感動したこともしっかり記憶しているのに、話の内容はほとんど忘れ、とくに芝居のほうはローレンス・オリヴィエがやった役を誰が演じたのかも、すっかり飛んでしまっている(今、手元にプログラムがないので、後で探して調べるつもり)。
それでも、「スルース」のリメイク(→ココ)が公開されるとなれば絶対見なくちゃと狙いながら、やっと今日そのチャンスがきた。
物語は、若い男マイロ・ティンドル(ジュード・ロウ)が推理作家アンドリュー・ワイク(マイケル・ケイン)の自宅を訪ねるところから始まる。ティンドルはワイクの妻と愛人関係にある。
マイケル・ケインは知的にして下品、ジュード・ロウは美貌にして下品(下品というのは、なんていうかなあ、人間としてのいやらしさが現れているとでも言うかなあ。そういうものを醸し出している2人はとてもうまい)。下品な2人がきわめて高度な心理ゲームを始める。言葉の応酬による3セットマッチのゲーム、だましだまされ、侮辱し侮辱され、きわめて暴力的な展開だ(身体的暴力も少しあるが、主に心理的暴力)。旧作のほうが洗練されていたような気がしたけれど、いかんせん記憶が定かでないから。ただ、新作は旧作に比べてやや寡黙なような印象を受ける。それだけに言葉の裏を考えさせられる。また当時はなかった携帯電話や監視カメラやリモコン式のライト、ドア、警備システムといったハイテクが使われているから、ある意味印象が異なるのも当然だろう。
旧作でローレンス・オリヴィエが演じたワイクを、旧作でティンドルを演じたマイケル・ケインがやっているというのは面白い趣向だ。マイケル・ケインは英語の発音がとてもきれいで、静かに喋れば心地よい響きをもって届き、激すれば恐ろしさが加わる。オリヴィエもきっときれいな発音をしていたのだと思う。もう一度旧作を見て比較してみたい。
私は映画というと、どうしても最初の5分間寝てしまう。今日もやっぱりうとうとしてしまったが、そこから先は面白くて一瞬たりとも目が離せなかった。だけど、脳のどこか奥のほうで、旧作のほうが好きだ、と言っている。

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2008年4月17日 (木)

双方向進化:風林火山

417日 「風林火山」(日生劇場13時の部)

初日に感じた物足りなさがほぼまったくと言っていいほどなくなっていた(初日の感想は46日付けの記事をご覧ください)。見るこちら側もテレビを忘れたことで進化したし、舞台もかなり進化したんだと思う。だから、双方向進化、です。
まず、JJサニーがすごく良くなっていた。初日やや聞き取りづらかった声もはっきり聞こえたし、そうなれば、その存在感の大きさは抜群で、カッコはいいし、若を受け止める愛情、若を諄々と諭す真情、村上との闘いで死に赴く後姿、今日はずいぶん泣かされた。
そして、初日にちょっとと思った女優陣もよくなっていた。三条夫人(尾上紫)は気位の高いだけの女ではなくなっており、晴信に寄せる微妙な感情、由布姫に対する嫉妬などが感じられ、人間らしさが表れていた。由布姫(守田菜生)は初日も感情表現がなかなかよかったが、今日も女としての喜びを得た表情や揺れる気持ちがよく理解できた。お顔立ちはやはり由布姫ではないな、とは思うのだけれど、姫の気持ちをきちんと摑んでの演技で、そういう違和感をもう感じさせない由布姫であった。
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幕目最後の晴信と2人の女性の踊りは、とても素晴らしかった。見ていて気持ちがいいのは、3人とも踊りがうまいということだ。亀ちゃんは周知のごとくだが、尾上紫さん(むらさきさんではない、ゆかりさん)はさすがに尾上流舞踊家であり、守田菜生さんもお父様譲りの坂東流の踊りが美しく、本当に楽しかった。
父親の描き方は結局あんなものかなあ。テレビの仲代達矢が不気味すぎたのかもしれない。晴信が後で父親の亡霊に悩まされるには物足りなさもやや感じるが、追放の場面では哀愁を感じざるを得なかった。

今日の座席は21列目、宙乗り小屋のすぐ近くである。舞台全体がよく見渡せ、初日とはまた違った見方ができた(初日は1階の前から3列目で、役者さんの表情などは肉眼でよく見えたが、それだけに全体像を見失いがちになる)。それに、何より最後のこの2分ほどの飛翔が最大の目的で取った席だ。白馬の上の亀ちゃんの希望に満ちた笑顔のなんと魅力的なことか。もう夢中で拍手でございますよ。席を立つのが惜しいほどの感動でした。
カーテンコールは開演と同時に1回あるようなものだからだろうか、今日も1回だけだった。何しろ、舞台にいる時以外はほとんど走っているという亀ちゃんだから、宙乗り小屋から舞台まで又全速力で走っているんだろうなあ、と想像しながらカーテンコールを待つ。はじめは勘助として、一度引っ込んでから晴信として登場するから、ここでもまた早替りに汗だくなんだろうなあ、などと思いを致した。
今日は奇しくも終演後、初のエッセイ集「カメ流」購入者に対する亀ちゃんの握手会があり、芝居の中でも本と握手会の宣伝が何度かされていた。段之さんは舞台にさりげなく落ちていた本を手に取り、「おや、これは!」などと大げさに驚いてみせたり、橋本じゅんさんも声高に宣伝したり。2幕目が始まるとき、橋本じゅんさんが場つなぎをするのだが、今日はお客さんに「どこから来 たの?」などと訊いていた。伊勢からいらした人がいて、橋本さ080417mochi_2 んは劇場で売っている「信玄餅を(買って)握手会で出していただいたら握力も強くなるようにしておきますから」と笑わせる。私はせっかくのチャンスだからと思わないでもなかったが、おばさんのがさつな手が亀さまのしなやかな手に触れるなんて恐れ多くてご遠慮してしまった。
橋本じゅんさんは本当に面白い人だ。晴信が雄琴姫に手を出したことが板垣にバレる場面。駒井(橋本さんの役名)は板垣に2度も投げ飛ばされ、そのたびに廻り舞台の段差のところでお尻をひどく打つことになっている。2度目の痛がり方があまりにおかしくて、晴信さんはついに後ろを向いてくっくっ笑出だした。ずっと堪えていた板垣もついに後ろを向く。橋本さんは「千穐楽までずっとこの芝居続くのか」と亀ちゃんに訴え、亀ちゃんは「では、どう変えるのか」と訊き、橋本さんが亀ちゃんに何か耳打ちする。亀ちゃんはむくつけき男に近寄られて「きもちわるい」と、それを無視。やっとこちらに向き直ったJJサニーが「そろそろ演技しようじゃないか」とその場を納めようとするのだが、橋本さんが演技に戻るのに失敗。また笑いの出そうなところをぐっとこらえて、今度は無事芝居に戻ることに成功した。様々な悲劇が生まれる2幕目だけに、ここで大笑いしておくのも悪くはない。
さあ、これで「風林火山」観劇はあと千穐楽を残すのみ。楽しみだけど終わったら寂しいだろうなあ。
ミーハー的おまけ:亀治郎さんのご両親がいらしていた。ペギー葉山さんをお客の中に発見。終演後ペギーさんは「あら、亀パパだわ」と言って、段四郎さんにご挨拶されていた。

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2008年4月16日 (水)

春だから…春なのに…

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私は
 ↓
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2008年4月15日 (火)

近頃とみにオバ化現象・3

オバ化シリーズ第3弾。

NHK朝の連ドラをまだ見ている。

「ちりとてちん」に引き続き「瞳」を見ている(「瞳」ってタイトルだって知らないで見ていた…)。
藤山直美にひかれて「芋たこなんきん」、貫地谷しほりにひかれて「ちりとてちん」、そして今は榮倉奈々ちゃんと築地という舞台にひかれて「瞳」というわけ。これからも見続けるかどうかはわからないけれど。

若いヒロインをカバーするために、一番近い脇を芸達者で固めるというのがよくわかる配役で、西田敏行に、きんさん・ぎんさん(菅井きん、前田吟)、そして子役の森迫永衣ちゃん。今日は須賀健太クンも出ていた。
私の中では
NHKの朝ドラは概しておばさんが見るもの、という固定観念があって……。そうでなかったら、ごめんなさい。

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2008年4月14日 (月)

大きな1勝

413日 対鹿島アントラーズ戦(埼玉スタジアム、1603キックオフ、54,450人)
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最高の気分で帰ってきました。

監督を代えた効果がますますハッキリと出ているし、何より嬉しいのは永井の2点。レッズ生え抜きの永井が今年はとても快調で、とくに89分、勝利を確信できる2点目には目頭が熱くなる思いだった。相手バックパスを奪い、キーパーをかわしてまったくのフリーでのシュート。ああいうときって案外力が入ってふかしてしまうことがある。永井はよく落ち着いて決めた。
それにしても、ずいぶんと攻め込まれた試合だった。中盤でのルーズボールが全然とれず、自陣での守りばかりが目立った。都築がどれだけ活躍したことだろう。都築の度重なるセーブがなければ負けていたかもしれない。本当はGKが活躍なんかしちゃいけないのだ。今日は2Man of the Matchだな。永井の得点がなければ勝てなかったわけだし、甲乙つけがたいもの。
今日の座席は、選手が目の前でアップしているといういい席。面白いことに、それを見ていると途中交代しそうな選手がわかる。たとえば永井。アップへの熱の入れ方が他の選手と全然違っている。気合入っているなと思っていたら、前半終了直前、ロッカールームかどこかへ姿を消した。これは後半戦最初から出るぞとの予測どおりになった。梅崎に坪井もしかり。アップの動きが激しくなってきたなと思うとピッチへ登場。試合とは別に、そんな楽しみ方もできた。
しかし、監督が変わるとチームも変わるものだ。オジェックのときに重く漂っていた閉塞感が今はない。埼スタの空気も明るくなってきたような気さえする。まだまだチームの状態には課題もあるけれど、勝ちは勝ち。実に大きな1勝であった。
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スタジアム外がこんな素敵だなんて、今日までまったく知らなかった。

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2008年4月12日 (土)

ポストを尋ねて

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それぞれ、どこかわかりますか?
歌舞伎座も演舞場も、ほとんど同じ道の往復だから、まだこれしか見つけていません。それに、ポストに番号が振ってあるのって、銀座でしか見たことがない(気がつかないだけかも)。
今一番気になるのは2番さん。いったいどこにいるのでしょう。
おまけ:ポストのそばって、自転車が置きやすい?

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2008年4月11日 (金)

パリの春

久しぶりにパリの風景を。
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アルマ橋から少し歩いたセーヌ沿い。
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日本文化会館の向かいのセーヌ沿い。
あの大混乱の聖火リレーの日、ロンドンと同じくパリも雪だったそうだ。3月30日に夏時間に変わったというのに相変わらず天気の悪い日が多いらしい。それでも、こうして花たちは美しい姿を見せる。
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わかりにくいけれど、真ん中の街燈の化粧直し。下3分の1くらいはもうペンキが塗られている。時々こうやってきれいにしているらしい。春だものね。
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ゴロン。これぞ、パリの顔? ひょっとして複雑な手の置き方している? あるいは手は別人? シャトレ近くのサン=トスタッシュ教会前広場。
こうして送られてきた写真を見ると、パリへ行きたい思いが胸にふつふつと湧いてくる。ルーマニアもパリも封印して大いなる日常を過ごす私の<封印切り>は、いつになるやら。

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2008年4月10日 (木)

歌舞伎、夢と現実

今朝、5月歌舞伎座のチケット予約をしようと思って、10時4分ほど前にチケットサイトにアクセスした。むむむ、なんと、まだ10時前なのに混雑メッセージが のんびり構えていた私はそれから大慌て。混雑→戻る→混雑→戻るを、ただひたすら15分も繰り返しただろうか。
ふっと画面が変わり、おお入れた まあ、ほぼ希望に近い席が取れたのでよかったけれど、10時前に入れないなんて、初めて経験した。
こういう場合に怖いのが、混雑→戻るに手が慣れてしまうこと。せっかく入れたその瞬間、無意識のうちに手が「戻る」を押しているってことが以前に何回かありました。これ、サッカーなどの電話予約初日でも、やってしまう。そういう時は本当にヘコみます。

午後、「歌舞伎美人」を受信し、とりあえずざ~っと眺めていたら、勘三郎さんのヨーロッパ公演ツアーのお知らせが目に入った。行かれるはずもないのだけど、やっぱりちょっと気になって開いてみると、ああベルリンにマイセンかぁ、しかもチェコ観光までつく。
う~む、しかしルーマニアも魅力的だ。自分じゃなかなか行かれないだろうから、どちらかというとルーマニアのほうが面白いかも…歌舞伎鑑賞はドラキュラ城を見学した後、夜の10時から…もうそれだけで、頭の中はヨーロッパの古い森と勘三郎さんの泥まみれの姿でいっぱいになって、しばし夢見心地になったのでした。
でも、でも、旅行代金を見て、夢は一気に覚めました 夢は夢。6月、帰国ほやほやのコクーンが見られるんだもの(勘三郎さんのお体心配です、超ハードスケジュールなんだもの)。でも、現実に戻れば、チケットはかなりきびしいだろうなあ。今日の経験を教訓として、早めにログインだけはすませておこう。

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2008年4月 9日 (水)

勘違いだらけで見た歌舞伎昼の部

49日 四月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
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日が木曜日だとばかり思っていた私は、今日を体調調整日に充てる思惑がはずれ、かなり不調のまま出かける破目に陥った。最近、そんな思い込みや勘違いがよくある(オバ化かおバカか)。
080409jissyuko 「十種香」。時様の八重垣姫は3年前の国立で見たけれど、歌舞伎座では初めて、と思ったら、時様自身が初めてだったのね。物語はやたら複雑だし、ここは美しい音楽を聴き、一幅の美しい絵を眺める、そういう心構えで見たらよろしい、という小山觀翁さんのアドバイスに従い、敢えて理解しようなどと頑張らずに見た。橋之助さん(勝頼)は意外と顔が小さく拵えられていた(いつも、顔デカ~っと思うから。その大きさが歌舞伎には合う)。秀太郎さん(濡衣)はうまいのだけど、私の目にはどうしても○○屋の女将とか仲居とか、そういうふうに見えてしまう。時様は、よく「古風な」と表現されるが、その古風な落ち着いた面立ちがときに愛らしく恥らったりして、そういうところが好き。まあ、この八重垣姫はもうちょっと情熱的でもいいのかな、とも思うけれど…。
080409yuya 「熊野」。七之助さん(朝顔)、きれい。玉様(熊野)、きれい。そして仁左様に錦之助さんと、いい男2人揃うのに、頑張って目を開けているのがやっとでした。元々こういうの苦手なうえ、本当を言うと、食後だし、見る前から、絶対お昼寝タイムになると予測していたのだけど、そこまでいかなかったのは我ながらよく頑張ったと思う
男に愛されすぎる女はつらい。歌で男に翻意させる女のたしなみは、哀れで美しい。病気のおかあさんのところに帰れることになってよかった。
080409irezumi_2 「刺青奇偶」。いれずみちょうはん、と読む。よく見もしないで「奇遇」と勘違いしていた私は、奇数と偶数だから「ちょうはん」と読むのだと聞いて納得。ただし、「ちょうはん」は本当なら「偶奇」となるべきなんだが、そこは作者の長谷川伸が敢えてそうしたらしい。私の勘違い(思い込み)はまだ続く。夜の部の「浮かれ心中」が頭にあったためだろう、これにも時様が出ると思っていた。玉様だった。この玉様がまた、きっっれ~いなのよ。人生にくたびれた薄幸の酌婦(お仲、という名前)なんだけど、抑えた化粧のお顔が本当にきれい。そして、自分の体が目当てでない男と初めて出会えた嬉しさに、その男・半太郎(勘三郎)に縋るいじらしさ。半太郎もやがてそのお仲に惚れて、堂々とこの世で「一番好きなのはお仲だ」と言えるその気持ちがよくわかる。もう長いことはないと医者に言わせる病にかかったお仲が、死んじゃったかと思ったら、半太郎のセリフでまだ生きていることがわかって嬉しかった。
勘三郎さんは、最初に登場した瞬間、先代にそっくりでビックリした。勘三郎さんはお客サービスなのだろう、時として崩したような演技をするが、今回はそういうこともなく、丁寧に演じていたように思う。お仲に親切にする隣家の女房おたけ(歌女之丞)が、らしさがあって心に残った。やくざの親分、仁左様が人間の大きさを見せてカッコいい。親分らしい貫禄と厳しさの中に情を忍ばせている。
玉様のお仲は、「牡丹灯籠」のお峰や「ふるあめりか」のお園を思い出させる感じで、お仲を杉村春子がやったかどうかは知らないけれど、前の2人が杉村春子路線なら、その延長上にあるのではないかしらという気がした。
そういえば、勘三郎・玉三郎コンビは勘三郎さんの襲名公演で見た「鰯売戀曳網」が秀逸だったな。話の内容も楽しいものだったし。ふと、そんなことを思い出しました。歌舞伎はいいなあ。面白くてもつまらなくても、体調管理に失敗しても、一番しっくりくる。好きだ、と思う。

<上演時間>「十種香」52分、幕間35分、「熊野」45分、幕間25分、「刺青奇偶」88

おまけ:6月の歌舞伎座演目が出ていました。
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2008年4月 8日 (火)

大規模イリュージョン:鉄塔消失

ただ今から、下の鉄塔を消してご覧にいれます。
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1、2、3~っ、
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実は…
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あっという間の作業に感じられました。お見事。

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2008年4月 7日 (月)

明日じゃ遅い

遅きに失した感もあるけれど、天気を考えたらぎりぎりセーフでしょう。でもやっぱり、青空の下ならもっときれいに映えたのに、と思うと残念。

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花びら流し

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これは、「風林火山」観劇記念に買ったお酒。見づらいけれど、ラベルには「信玄と勘助」と書いてある。スッキリと爽やかな飲み心地です。

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2008年4月 6日 (日)

テレビは忘れて:風林火山

45日 「風林火山」(日生劇場昼の部)

080405harunbu 待ちに待った初日!! 
客席は花道のあたりがやや明るいが、全体に薄暗い。開演15分くらい前に入ると、花道で兵士が手甲を付けたり、身づくろいを整えている。通路にも何人かの兵士がいて、歩き回りながら「お主ら、死ぬなよ」「お主たちもな」などと言い合っている。開演前にもう芝居は始まっているのである。これはニナガワの手法に倣ったのかしら。
やがて、上妻宏光さんの三味線による「風林火山」のテーマ曲がゆったりと流れてくる。去年1年間の大河を思い出し、ちょっと胸が熱くなった。
先に総括すると、どうしてもテレビと比較、あるいはテレビの記憶が強いため物足りない部分は多々あるけれど、面白い。面白いから、ぜひ多くの方に見ていただけるといいなあと思う。

舞台に4人の男、弟・信繁(嘉島典俊)、弟・信廉(松尾敏伸)、馬場信春(高橋和也)、祐筆・駒井政武(橋本じゅん)が立つ。下手から1人ずつライトが当たり、それぞれ晴信の人となりを語る。そして「疾きこと風の如し」から1人ずつつなげていく最後、「動かざること山の如し」で駒井が口を開こうとすると、晴信の声がかわりにそれを言い、奥からクレーンに乗った戦装束の亀ちゃん登場。万雷の拍手の中、舞台には男性出演者の全員(と思われる)が並び、さながらカーテンコールで幕が開いたかのようである。
まさに、つかみはOK
さて、しかし大河の「風林火山」を思っていると全然テイストが違うことに驚かされる。まず物語の中心になるのが勘助ではないのは当たり前として(副題が「晴信燃ゆ」だものね)、主として晴信の心の動きを追ったものだろうか。板垣(JJサニー千葉)と晴信の関係を前面に押し出したいというような意図があったのだろうが、その焦点はややぼやけていたような気がした。というか、父・信虎(笠原章)の人物像にあまり深みがなく、ただのワンマンでヒステリーなオヤジとしか映らなかったために、逆に板垣と晴信の絆が薄れてしまったように思うのだ。しかし、二重盆の使い方が非常にうまい。対峙する2人の心境、時の流れ、そういうものが、盆の動きだけで見事に表現されていて、これには大いに感銘を受けた。それに、舞台が廻ってくれるおかげで、「陰になって見えな~い」という小さな不満も解消される
人物造型は信虎もそうだが、多分テレビを意識してはいけない。たとえば駒井。完全な三枚目キャラで、さかんに笑いを取る。橋本じゅんさん(「未来講師めぐる」のおじさんだぁぁ)の剽軽な演技は実にうまい。最初の4人の語りの時、すでにそれを発揮して、「え、駒井ってこんなキャラ?」と心に笑いの漣を立ててくれる。2幕目のはじめ(由布姫に子供が生まれたとき)、まだ席に戻ってこない人が多いのを見て、さかんに盛り上げる。この橋本さんのノリは新感線のノリだということだ(私は新感線をちゃんと見たことないので伝聞ということで)。また、三条夫人のおつきの中将(市川段之)も客席の笑いを掻っ攫うというくらい、おかしかった。段之さん、水を得た魚のように伸び伸びと演じていた。
そういうこともあり、大河とは別の芝居として見ればいいのだろうが、出演者の一部は同じ、音楽も同じとくれば、どうしたってそれはムリだ。そうなると、女性陣に違和感を覚える。まず大井夫人(仁科亜季子)に情があまり感じられなかった。描かれ方が浅くて、そういう情の出しようがなかったのかもしれない。
三条夫人(尾上紫)は、気位が高いのはいいとして、公家のおっとりした印象がなく、ただ身分の高さを鼻にかけたきついイヤな女に見えた。華やかな京の都から甲斐という山国に来た心細さのようなものが窺えてもいいのではないかしら。ちょっと可哀想な描かれ方だなあという気がした。いっぽうの由布姫(守田菜生)は逆におっとりとして、美人ではないけれど可愛らしさがあり、晴信を殺そうとして殺せない、今日は憎いかと思えば明日は愛おしく思う、という心情吐露の場面が胸を打った。ただ、守田菜生さんは由布姫のイメージではないなぁ。女性陣の中で一番しっくりきたのは於琴姫(大和田美帆)かもしれない。明るい大らかさがよい。
JJ
サニーは存在感もあり、大きさも温かさもあるのだが、声の透りがよくない。マイクをつけているようだったのに、それでも聞き取りにくいのが残念。
さほど目立たないのだがいいなあと思ったのが嘉島典俊さん。やっぱり舞台の人なんだ。しっかり芝居に溶け込んで、立ち居振る舞いもきれいだ。
亀ちゃんは、晴信は1年間なりきっていた役だから、それはもう手に入っている。しかしテレビとちがって、年齢を重ねたことによる重厚さはあまり出さず、声も若いときに比べてやや低くする程度で、若々しさが持続していた。表情も、笑ったときなど、思わず「かわゆ~い」とにたにたしてしまう。晴信の人物造型は、父との葛藤、苦悩、女性関係など、人間的な部分を中心としているが、やはりもう少し深く描き込んでほしい気がした。その不足感を亀ちゃんの演技が埋めてくれていて、泣いている人もかなり多かった。勘助のほうは、内野さんへのオマージュなのか、声や喋り方を内野さんに似せていた。でも、亀ちゃんの勘助にはちょっとついていけないかも(これも、内野さんの勘助を頭に置いて言っている。次回はついていけるかも)。早替りは、早いョ。全然わからなかったのが1回あった。

今日は初日だし、まだこなれていない部分もあっただろう。でも、とても面白かったし、1回見たら2度見たくなる(私、都合3回見る予定)。各幕105分という長さながら、ほとんど退屈しない(正直、2幕目、ちょっとだけ睡魔に負けました)。舞台も日々進化するだろうし、こちらもそのテイストに慣れるであろう分、2度目はまた違う印象をもちそうな気がする。しかも次回は2階席。白馬に乗った晴信さまが間近に飛んでくる。気持ちよさそうに、そして客席に亀ちゃんオーラを振りまいて飛ぶ姿が目の前で見られるのだ。今日はなぜかオバ拍手し損ねたけれど、次回は絶対すると思うし、手も振っちゃおう。
<上演時間>第1105分、休憩20分、第2105
おまけ1前夜、チケットを取り出してバッグに入れるまで、13時開演だと思っていた。なぜか手帳にそう書いてあったのだ。前の日にチケットを確認してよかった。
おまけ2私の後ろの列に2組、よく喋る客がいて、ひどく気になった。それも、喋りながら笑ったりして、家でテレビ見てるんじゃないんだから~。とくにそのうちの1組は上演時間の半分は喋っていたと思うよ。通路を挟んでいたので我慢したが、劇場の人に言うべきだったかな。

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2008年4月 5日 (土)

どうなる、鉄塔2

今さらながら気付いた。鉄塔のロープがなくなっていたことよりも、↓が大事だったのだ。
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つまり、今は電線が地面に固定されている。
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それは、次の鉄塔を<建替える>ためらしい。ってことは、建替えられる鉄塔でも電線をはずす工事が行われていたのかしら。そこまで思いが至らず、気付かなかった

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2008年4月 4日 (金)

どうなる、鉄塔

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4月2日、ああまた命がけのお仕事やってるなあと感心して見ていたら(でも、最近、鉄塔の高さが低くなったような気がしてしかたない、何か違和感があるんだけど、それが何かはわからない)、翌朝、鉄塔が変身していた

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巨大イモ虫、下界へ降りるの図

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で、今日はこんな姿。手前のロープがなくなっていた。また、その瞬間を見逃した。

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おまけ:巨大なイモ虫がいるかと思ったら、巨大な毛虫もいた。

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2008年4月 3日 (木)

豪華な舞台:トゥーランドット

42日 「祝祭音楽劇トゥーランドット」(赤坂ACTシアター14時の部)
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豪華な舞台装置に目を奪われた。下底より上底の短い台形の20段ほどの大階段が正面にでんと据えられ(5メートルくらいの高さがありそう)、その両側にも同様の階段が設えられている。正面の階段は下の10段ほどが収納できるようになっている。これをメインとして、巨大な装置が上から下りてきたり、袖から出てきたり。何十人もいる出演者がその豪華さをさらに印象づける。
プッチーニのオペラ「トゥーランドット」は見たことないが、それを元にした宝塚の「鳳凰伝」を見た。だからストーリーは知っているつもりであったが、この「祝祭音楽劇トゥーランドット」は、トゥーランドットが夫選びのために3つのナゾを出し、答えられない男は無惨にも殺されてしまい、王子カラフだけは正しい答えを出した、というところ以外は全然違う話だった。それはそれでかまわないのだが、ちょっと焦点がボケたというか、何を言いたいのかよくわからない部分があって、個々の場面ではいいところも多々あったのに、全体として感情移入しづらかった。ま、しかし最後のコーラスが盛大で、「祝祭音楽劇はこれでいいのだ」。
ただし、カラフ役の岸谷五朗がちょっと年齢もいっているし、あんまり魅力的でなくて、トゥーランドットとの愛の物語だとしたらロマンを掻き立てられないし、1人の王子の成長の物語だとしてもあまりピンとこなかった。歌もそれほどうまいとは思わなかった。
トゥーランドット役のアーメイ(台湾出身の歌手)は、可愛らしいけれど、絶世の美女というイメージではない。また日本語のセリフにたどたどしさが残り、ちょっと興が削がれる。しかし、さすがに歌唱力は他を圧倒している。歌であれば日本語もすんなり発音できるのだろう、哀切な声にトゥーランドットの気持ちがしっかり乗って、心地よく聞くことが出来た。最後のほうで、中国語で人名を読み上げる場面があるが、当たり前の流暢さにちょっと笑ってしまった。それにしても、どうしてこの役に日本人をもってこなかったのだろう。
宦官ミン早乙女太一。美しく、しなやかで、はじめのうちセリフがちょっと、と思っていたが、次第によくなって、自分のアイデンティティーを押し殺さねばならなかった運命、宦官としての哀しみと憤り、感情がとてもよく伝わってきて、涙が出た。ただ、太一クンの魅力はセリフよりも、表情や身のこなしにあるように思う。16歳で、そういうもので心情を表現するとは、やっぱり天才だ。
カラフの従者リュー安倍なつみ。「白蛇伝」の時に比べてずいぶん成長したと思う。一途さがイヤミにならずに可愛いし、歌も上手で、ミンとリューが2人一緒に出てくる場面はとてもよかった。ミンはトゥーランドットに忠実な宦官だし、リューはカラフを愛しているから、この2人に愛が芽生えるわけはないのだが、いっそこの2人を愛し合わせる物語にしたほうが面白かったのに、なんて思ってしまった。
この物語の中では悪役ともいえるワン将軍中村獅童。この芝居は獅童が出るから見に行ったようなもの。トゥーランドットに対するかなえられない愛が歪んだ形となって、人間性も残忍になってしまったワン将軍だが、ミンへの思い、トゥーランドットへの思いなど、複雑な心境がよく出ていた。太い声、立ち回りの美しさ(かなり激しい立ち回りだった)、役者としての魅力の上からも、絶対カラフより勝っていたと思う。獅童は45月と「トゥーランドット」、7月は「羊と兵隊」に出演で、また歌舞伎から離れるのかぁとちょっと残念な気がする。
物売り北村有起哉。一見軽いけれど、本当は世の中というものをよく知っている人間。剽軽さが植木等を思い出させた。歌はともかく、演技はさすが。

宮本亜門の演出は初めて見た。映画で画面を分割して同時に複数の場面を映すような手法が何回かみられた。とくに1幕目最後のアーメイ、岸谷五朗、安倍なっち、アンサンブルのコーラスの重唱は、ウエストサイドストーリーの「トゥナイト」重唱を思わせる。
大階段は身分の上下を表すのにも使われ、ワン将軍の獅童は最上階にいるトゥーランドットのところへ駆け上がっていく回数が多く、うわあ体力いるなあと同情してしまった。
客席は階段状になっていて、出演者の通路を使った登場退場シーンが多い。アンサンブルの人たちは歌いながら通路を通ったりするのだが、その歌声の見事なこと。みんなオペラ歌手? 

ぴあの先行販売で取った私の席は最後列、一番右から3番目。これで13,500円かよ~と納得いかない気もするが(一般販売のほうがいい席が出ていて、買い換えたかったが、高すぎてとてもムリ)、この芝居に限っていえば、全体を見通すことができたし、かえって前のほうの席では上を見上げることになって首が痛いのではないかと思うから、その点はまあまあかな。今日はチケット完売だそうで、立ち見が出ていた。私の後ろに12人。役者さんの通路使用があるため、きっちり1人ずつ線を引かれた中に立って見なくてはならない。私の右隣2席はドタキャンなのか、ついに最後まで誰も座ることがなかった。立ち見の人は恨めしかっただろうなあ。私はおかげでトイレも一番に行くことができたし、座席は前の列と交互に置かれていながらも斜め前の人の頭が視界を遮るのを、体を傾けてよけることができて有難かった。
<上演時間>第180分、休憩20分、第255

おまけ1カーテンコールは2回。1回目が終わってもう帰る人もいたけれど、拍手は鳴り止まず、どうなるかなあと待っていると、幕が再び開いた。2回目はスタオベしている人が多かったが、私は立たなかった。装置だとか、歌だとかで高揚感は確かにもったが、やはり主役の2人に感情移入できなかったことが立てない理由だったと思う。でも、太一クンと獅童さんにはオバ拍手で賞賛の気持ちを表しました。
おまけ2:劇場について

オケピ:舞台と客席の間にオケピがあり、音楽は生演奏だった。
ロビー:シアタークリエもそうだったが、とても狭い。新しい劇場なのに、どうしてそんなに狭く設計するのかわからない。休憩時間、トイレに並ぶ列と、外へ出ようとする列がもつれて、ラッシュの電車みたいだった。

おまけ3色々ケチはつけたけれど、誤解しないで。面白いことは面白かったのです。で、ついつい誘惑に負けて「かもめ」のチケットを買ってしまった。劇場でも売っていたのだけど、座席が限られていて、それもあまりいい席ではない。前日ネットで検索して躊躇していた席よりもっと悪い。で、休憩時間に、ネットで取れる席のあたりにさりげなく行って舞台を観るとこれならOKという感じだったので、帰宅してからネットで予約した。歌舞伎と3連チャンになりそうで、バカな日程組んでしまった…

おまけ4豪華な装丁で、衣裳の端切れ付き(衣裳は和田エミ)のプログラムは2500円。高い…あまりの高さに、ほかのグッズにはまったく目がいかなかった。プログラムは座席にも販売にくる。

おまけ5入り口でスポンサーのライオンさんから、商品のサンプルをいただきました。新しい入浴剤と柔軟剤でした。嬉しいものです。

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2008年4月 2日 (水)

サカスはやっぱり坂だった

3月20日にオープンした赤坂サカスに行った。というより赤坂ACTシアターに「トゥーランドット」を見に行ったついでに、 サカスを少し見物したと言うべきか。
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千代田線赤坂駅3b出口を出ると、このクマさんが迎えてくれる。
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階段のディスプレイは色々に変化する。これはakasakasacasのロゴが入ったもの。
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↑六本木ヒルズみたいに広くてややこしいと迷子になるが、ここはこぢんまりしていてわかりやすい。左向き矢印のBiz Towerがメインの建物らしい(Biz Towerは未探索)。
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TBS放送センター。ガラスにBiz Towerが映りこんでいる(ツインタワーみたいに見えるような、面白い映りこみ方だ)。
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Sacas坂のさくらTerrasse。全国各地のおいしいものが期間限定で出品されている。坂の一番下には「幸楽ラーメン」のブースがあった。「渡オニ」は見たことないけれど、「幸楽」の名は私も知っている。残念ながら、このイベントは4月6日まで。
赤坂は坂が多い。サカスという名のとおり、全体に坂を利用した空間で、坂の隣には階段があったりして、バリアフリーにはなっていない。桜はまだ若木だから、何年後かには新しい桜の名所になるだろう。
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妙に派手なSacas広場のステージ。6日まで、夜になると、イベントがあるみたい。
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ミッドタウンとサカスを結ぶバスのようだ。気候がよければ気持ちよさそう。

ACTシアターがサカスにあるなんて知らずに出かけていって、たまたまオープニングイベントで賑わう時期に当たったのは、お祭り好き(ただし、過剰な人ごみは嫌い)としては嬉しい。劇場には今後も何度か足を運ぶと思うから、Biz Towerの中もそのたびに少しずつ見て歩こう。

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2008年4月 1日 (火)

近頃とみにオバ化現象・2

オバ化シリーズ第2弾。
劇場での拍手の動作が大きくなった。
舞台の役者さんにアピールするような形の拍手っていうのかな。思い切り役者さんに向けて腕を上げ送る大きな拍手って、なんとなくオバサンくさい。と、ず~っと思ってきた。
最近、感動したり興奮したりすると、まさにそうやっている自分に気付く

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