三つ子の魂
日常生活していて、どうにも不思議なことがある。我が家はあっちこっちに電気のコードがだらしなく這っているのだが、父がひっかかって転ぶといけないからと、それを部屋の片隅に寄せてある。父にも注意を促している。なのに、そういう私自身が必ず引っ掛って、つんのめる、吹っ飛びそうになる。十分気をつけているのに(少なくともそのつもり)、である。なんで~?
私は子供のときから足元が悪かった。最初の記憶は、幼稚園か小学校低学年の頃、汚い話だが路上の痰の上ですべって転んだ。母に怒られたから服でも汚したのかもしれない。
同じ頃、後楽園のそばの都電線路に靴がはまって抜け出せなくなったことがあった。交通量は今とは比較にならないとはいえ、それなりに怖かったことを覚えている。靴を脱いで、そばにいた大人に取ってもらい、大事には至らなかった。
以来、そうした事故は数限りなく、自宅の階段を滑り落ちたこともしばしば。家族の誰も落ちないから、やっぱり私の足元が悪かったのだろう。何十年も前に傷めた尾骶骨は、未だに当時の記憶を引きずっている。そういえば、おなかに子供のいるとき、ホームの階段を数段落ち、入ってきた電車に危うく接触しそうになったこともあった。そんなだから、私はヒールのある靴をほとんど履かない。
人生最大の転倒は、自宅廊下で滑った昨年。何の障害物もなく、ただ前にバタッと倒れた。顔面骨折までしたこの足元の悪さは、一生モノだろうな。
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