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2007年7月

2007年7月31日 (火)

音波歯ブラシ

新しいモノ好きの私のオモチャがまた増えた。ラジオの通販で聞いて興味津々、ほしくなったのが音波歯ブラシ。以前、歯医者に電動歯ブラシは強すぎるから歯に良くないと言われたことがあり、音波ならどうだ、と飛びついたわけ。ギャザリングで買えばもっと安く買えるな、と狙っていたら、タイミングよく情報が舞い込んできた。そこで早速注文すると、商品発送は1カ月近くも先。仕方ないなと待っていたら、3週間ほどたってから、発送予定日を間違えていて、さらに1カ月延びるというお詫びのメールが来た。都合が合わなければキャンセルもできるという。ちょっとアヤシくないか?という疑念がちらっと湧きもしたが、ギャザリングではこれまでにもいくつか商品を買っているし、気の短い私にしては珍しく待つことにした。
注文から待つこと実に2カ月弱。先日、ついに商品が届いた。オモチャというものは梱包を解くまでが楽しみで、中身を実際に手にとってみた瞬間に魔法が解けてキラキラする輝きが消えるものだが、まあこの音波歯ブラシもご多聞に漏れずというところではあった。
しかし実用品であるから、そのまま仕舞い込むということはない。早速組み立てて(というほど大げさではないが)試してみると、うわっ、痛っ。ブラシが硬く、音波もけっこう強く、歯にかなりの衝撃がくる。そういえば、説明書に「はじめのうちは歯茎から血が出るかもしれない」っていうようなことが書いてあったなあ。これ、使えるんだろうか。又無駄な買い物したかな、という思いがちょっと胸を重くする。
それでも、夜もう一度使ってみたら、あれれ、今度は大丈夫。さっきのような衝撃は感じない。ははは、コリャ面白いわ。といい気になって、普通の歯磨き、ポイント磨きをしてみた。細かい振動が、いかにも磨いているなという感覚を与えて気持ちがいい。しかし、うっかり本体が歯に触れたら大変。一瞬ゾクっとする。というのも、この音波歯ブラシは、音といい振動といい、歯医者で歯を削られている気分にさせるのだ。だから、振動する本体が歯に当たると、本体はプラスチックなのに、あの金属が当たった感触がして、恐怖心が湧く。恐怖心というのは実際には感じてもいない痛みさえ惹き起こす。ただ使い方に慣れるに従い、歯に当てることも少なくなってきた。
このセットには口内洗浄器も付いていて、朝起きると口の中が気持ち悪いから翌日トライしてみた。タンクに水を入れ、スイッチを押すとノズルから水が勢いよく出てくるのだが、これがlowにしてもノズルが細いから口の中がくすぐったいような、痛いような。本当は歯に当てるのだが、これが案外むずかしい。スイッチをオンにしてあればずっと水が噴射しているから、ノズルを口の外に出すわけにはいかない。おろおろしている間に口の中からは水がだらだら流れてくる。まあ、自分でもあまり見たくない姿ではある。洗浄し終わればそれなりに気持ちはいいのだが、水のだらだらのあまりの激しさに、今はタンクに入れる水の量をかなり少なくしている。
オモチャはやっぱりオモチャ、そのうち飽きがきて手磨きに戻るってことがないよう使いこなしていきたいと、今は思っている。

ちなみに、歯磨き時間は2分間。自動的にスイッチが切れる。もちろん、途中でスイッチを切ることもできる(本体は充電式)。歯磨きのほうも、かなりヨダレが垂れます……。
本当は、毎晩歯磨きに30!!
もかけてふうふう言っている父が使うのにもいいんじゃないかと思っていたのだが、この上ない不器用な父にはまず無理だ……。
Body

←ミラーに電池を入れると、ランプが点き、口の中が見やすくなる。口内洗浄器のノズルは本体の中に収納できる。







Brush

←歯ブラシ









Point

←ポイント歯ブラシ

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2007年7月30日 (月)

ありがとう!! 十二夜千穐楽

729日 「十二夜」(歌舞伎座夜の部)
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再演の「十二夜」はこれで都合
3度見たことになるが、見るたびに新鮮で面白さに興奮するという芝居はそうあるものではないだろう。その稀有なる芝居に出会えてとっても幸せ……。
錦之助さんが出てきてドキドキ胸が高まるぞ、時様の美しさにため息が出るぞ、亀ちゃんのパンチにノックアウトされるぞ、菊ちゃんのいじらしさに胸がしめつけられるぞ、菊五郎さんのおかしさヒートアップだぞ、等々わかっているのに、やっぱり同じ感情が自然に湧いてくる。
菊ちゃんの獅子丸が、大篠左大臣に思われるのが自分であったらどんなに幸せだろうと嘆息する場面は、今回もやっぱり涙を誘われた。帰りの電車の中で初めて筋書きを読んだが、「獅子丸と琵琶姫の入れ替わりは、初演ときはポイントを決めていたが、今回はスイッチでなくてボリュームのツマミを回すようになった」というように書いてある。まさにその通り。言い得て妙である。

今日は下手寄りの席であったため、これまでとは又違った角度で見ることができた。時様が獅子丸に初めて会うときにちょっとからかうのだが、頭上に掲げた布(なんていうんだっけ、どうしても出てこない。かつぎかな?)の下から獅子丸を覗くその表情が何とも可愛らしく、一目惚れする女性の心理が手に取るようにわかって面白い。これは上手寄りの席ではわからないことであった。
亀ちゃんの麻阿には客席じゅうの笑いが集まった。匍匐前進は、菊五郎さんがいつもよりずっと長くやらせていたので、おかしくておかしくて。菊五郎さん自身も面白そうに眺めていたから、その表情がまたおかしみを誘う。それに、坊太夫が偽手紙に騙される場面では亀ちゃんの小技に下手寄りの観客は大いに笑わされた。それは、あの大きな石(?)の陰に隠れている麻阿が蚊に悩まされるという小技。扇で蚊を払ったり、手で捕まえようとしたり、これも上手寄りでは見えなかったと思う。
翫雀さんもさらにパワーアップして、おそらくずいぶんアドリブを飛ばしていたんだと思う。菊ちゃんが必死で笑いをこらえる場面、2回、しっかり見た。
菊五郎さんはこれまで捨助がいいなあ、と思っていたが、坊太夫も実にいいなあ、とやっと気がついた。
「十二夜」の面白さは、人物造型、セリフはもちろんだが、配役の適材適所というのも大きな要素だと思う。適材適所だし、みんながそれぞれにこの芝居において大きな位置を占めている。再々演があるとしてもやっぱり同じ配役以外考えられない(安藤英竹に関しては松緑さんがいいのか翫雀さんがいいのか、難しいところだ)。
さて、お楽しみのカーテンコールだが、全部で
4回あったように記憶している(いつも回数を数えておこうと思うのに、興奮のあまりいつの間にか忘れてしまう。だから、もしかしたらこれも間違っているかも)。2度目には花道を引っ込んだ捨助の菊五郎さんが蜷川さんを連れて出てきて、3度目には客席総立ちのスタンディングオベーションになって、4度目は定式幕が最後まで引かれたからああもう5
回目はないな、とわかった。残念ながら亀ちゃんは上手寄りに立っていたので遠目に眺めるだけだったが(亀ちゃん、翫雀さん、左団次さんあたりで何だか盛り上がっていた)、目の前に松也クンがいて、か~わい~いと興奮しちゃった(きゃっきゃっ、松也く~ん、オバサンが手を振ったの見えましたか~)。
あ~あ、これで「十二夜」ともお別れ。こんなに素晴らしい芝居をありがとう!!
おまけ芝居篇
おまけ1洞院鐘道が麻阿の坊太夫陥れ作戦を聞いて、「孫子や諸葛孔明にも劣らぬ軍師」だと誉めるが、ここにもう1人「山本勘助」の名が入るかと期待していたのだけど……。
おまけ2食後の2幕目は獅子丸の踊りから入る。初演の時は例のごとく「食後の踊り」で陥落したが、今回は3回とも全然寝なかった。寝ないどころか、大篠左大臣同様、見入ってしまった。
おまけ3昼の部を見た友人によれば、翫雀さんが雷のアドリブをとばすほど、雷鳴が劇場内にも聞こえたそうだ。
おまけミーハー篇
おまけ1写真売り場は、あまりの人の多さに断念。
おまけ2今日は菊五郎夫人、段四郎夫人、時蔵夫人をお見かけした。ちなみに、由布姫のご観劇は16日だったそうだ
おまけ3今日の歌舞伎座、冷房がちょっときつかった。上着を忘れた私はかなり冷えました。それだけ舞台に熱気が溢れていたんでしょうね。上着を忘れた私が悪い。

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2007年7月28日 (土)

甦る俳優祭の楽しさ

本当は今日は録画だけにするつもりだったのに、途中で我慢できず、仕事をサボって、追っかけで俳優祭見てしまった。なんか微妙に違うな、と思ったら、やっぱりTVカメラが入ったのは夜の部だった。おかげで、昼夜、両方見ることができたわけで、ラッキー。
玉三郎さん、綺麗だった~。童さんたち、可愛かった。仁左様や段四郎さんのあんな愛らしい姿はまずお目にかかれない。動物たちは、やはりTVだと顔がよくわかった。
最初に過去の俳優祭のごく一部も紹介されており、断片だけ見ても楽しさが十分伝わってくる。俳優祭を知ったのは歌舞伎を見始めた平成16年のことで、そのときは残念ながら今回のようなTV放送で初めて知ったのであった。今回は運のよいことに実物を見ることができ、本当に幸せであったなあ、と1人画面を見ながらにたついている私であった。
ちなみに録画画質はどういうわけか結局LPになってしまっていた。いずれにしても地デジでないと画質はどうしても劣るから、仕方ないかな。

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2007年7月27日 (金)

俳優祭放送

今日は、俳優祭のオンエアがありますねっ♪♪ 
22:15から00:40までNHK教育TV。お忘れなく~。
私は録画画質で迷っています。SPだと多分DVDに入りきらないので、LPにするか、MN3.2にするか・・・・・・。3.2なら十分入るはずなのだけれど、これまでMNでやったことがないからちょっと不安で。肝心のときに失敗するわけにはいかないし、LPじゃ画質が落ちるしなあ。まあ、思い切ってMNでやってみるか。

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2007年7月26日 (木)

頭痛を抱えながら

昨日のこと。風邪気味のせいか朝からガンガン痛む頭を抱えながら、仁左衛門に飲みに行ったら、満席。店の人に、ここから徒歩10秒のところにもう1軒あると紹介され、行ってみたが、そこもサラリーマンで一杯。時間が悪かったのか、元々大人気の店なのか、2軒ともふられてしまい、残念。
仕方なく、他を探して穏やかに飲み、帰ってアジアカップを見ようとしたら、もう意識を失っていた。穏やかに飲んだつもりだったが、店から自宅までのことはほとんど記憶にない。風呂に入った証拠はあるが、よく覚えていない。気がついたときには、ベッドの中にいて、TVがかかっていた。
私がこんなザマだから、オシムジャパンはサウジに負けてしまった。相手のほうが移動が厳しく不利だ、なんてマスコミがさかんに日本有利説を唱えていたが、結果は逆だったわけだ。TV観戦していた友人が電話してきて、完敗だ、中盤がまったく機能していなかった、それにオシムはミドルを禁止しているらしい、と盛んに息巻いていた。私は今朝のニュースで、羽生の惜しいミドルシュートを見たのだが、その時他の選手たちは「えっ、ミドル打っていいの?」という表情を浮かべたらしい。私は実際に見ていないから何とも言えないが、やっぱりミドルは日本の場合、必要なんじゃないの? そういえば、いつか憲剛だったか誰だったかがミドル打って失敗したときオシムは「目立ちたがりがいる」とか皮肉ってたもんな。私はオシムはまだ好きだし、オシムのやり方にまだ期待もしているけど、確かに時々??っていうことはある。
ともかく「心は一つ」と言っておきながら、だらしなく酔いつぶれてしまった私が悪い。すまないことです。って、そんなことはないか。
まさか酔いがまだ廻っているわけではあるまいが、今日、会社からの帰り、1駅手前で電車を降りてしまった。これ2
回目。寝過ごして先まで行くことはしょっちゅうあったが、寝惚けて手前で降りちゃうんだから~。こんな脳状態では、今日会社でした仕事、大丈夫か?と心配になってきた。ちなみに、風邪は飲んだら治ったが(私の風邪引き始めは、たいてい飲めば治る)、頭痛はまだ半分ほど残っている。ブートキャンプでこれを吹き飛ばさねば……。
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←↑から徒歩10秒のところにある2号店








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2007年7月25日 (水)

ヒマ

19日のラストラフから今週にかけて、手帳の予定欄が真っ白だったから、あ~今週はヒマだなあ、江戸博や映画に行こう~♪なんて計画していたのに、急に仕事が次々送られてきた。しかも、自宅での仕事だけでなく会社に出てきてくれという依頼も。もちろん、いつもそれなりに眠い目こすり、うんうん唸りながら仕事をしているのだけど、手帳だけ見ていると、すっかりそんなことは忘れてしまう。送られてきた仕事の山に、そっか、仕事しなくちゃいけないんだっけ、ガ~ン、という気分。
考えてみたら私の手帳の予定欄には遊びしか入っていない。サッカー、芝居、各種チケット発売日、それにプラス家庭で必要な外出日または留守番日だけ。だから、今週ヒマじゃわいと思ってしまったのだ。何年か前までは仕事の予定をびっしり書き込んでいたのになあ。今じゃ、仕事はどうにかなるさ、なんてほざきながら、次々チケット予約をしている。う~ん。これでいいのか。

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2007年7月24日 (火)

セロは魔法使い

セロを初めて見たとき、絶対魔法使いだと思った。信じていた。でも、去年、セロのショーを東京フォーラムで見て、あ~、セロも人間か~、と私の中での魔法使い度がかなり落ちた。
ところが、今「いいとも」のセロを見たら、やっぱり魔法使いだ。色々なマジック番組がある中、いかにもTVカメラを利用したようなのは面白くも何ともない。ナマ放送はその点、そういうことはほとんどないんじゃないかしら(と、信じたい)。だから今日のセロはやっぱり魔法使いだ。
ブック型のマッチを1本ちぎって火をつけたのに、先が燃えカスとなったそのマッチが元のところにそれもちぎられてない状態で戻っているなんて!! 
裏と表にタレントがサインしたコインが、それを包んだ紙の中になくて、さっきのマッチの背中の紙の間から出てくるなんて!!

私は前田知洋さんのショーに行って、幸いにも、私の掌の上で(!!!)トランプが移動するをいうマジックを見せてもらったことがあるが、まったくな~んにも感じないのに、ちゃんとトランプは一番下から一番上に移動していたのだ。それなら前田さんも魔法使いかというと、前田さんはちょっと違うんだなあ。その違いが何なのかはわからないけれど、やっぱりセロは魔法使いであって、前田さんは魔法使いじゃないんだ。今晩、セロの特番があるから、これは必見&必録画。

そういえば1年近く、ナマのマジックショー見ていないなあ。本当は今月29日に久々に前田さんのファンミーティングが都内であるんだけど、「十二夜」と重なっちゃって残念。9月には大阪でもショーがあるけど、これも多分行かれない。なかなかそういうショーにはうまくスケジュールが合わせられないから、せめて10月の東京宝塚「マジシャンの憂鬱」は絶対見ようと思っている。何しろ前田さんが技術指導しているんだから。
話がセロから前田さんにいっちゃったな。歌舞伎同様、マジックにおいても<この人>って決められない。気が多いのですよ、私は。

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2007年7月23日 (月)

1人じゃないって♪:ビリーズブートキャンプ鑑賞篇

この前ビリーが来日してメディアに出まくった時、ビリー信者の芸能人たちが口を揃えて言っていたのは「ビリーが励ましてくれるから続けられる」。まったくその通り。ビリーはひっきりなしに「君ならできる」「諦めるな」「正しい姿勢でやれば結果は必ずついてくる」と励ましてくれるのだ。でもね、ビリーは基礎編では優しいけれど、応用編になるとかなりキビしくなる。後ろで身体を動かしている隊員たちに「遊びに来ているのか!!」とか「眠いらしいな」とか「声が小さい!!」とか、かなりしつっこく叱咤するのである。
この隊員たちの存在がまたいい。ビリー1人だったらいくら激励を受けても途中でイヤになったかもしれないけれど(だいぶ前にクラウディア・シファーのシェイプアップビデオを友人がくれたことがある。3日と続かなかった)、彼らがいるおかげで連帯感を覚える。みんな苦しさに歯を食いしばって耐えている。必死の形相で(ビリーの娘・シェリーの顔なんてすっごくコワイ)、キツイところでは動きも悪くなる。よく見ていると、途中でついていけなくなって、ちょっと休んでいる人もいたりする。画面に向かって、「そんな運動ムリ、ムリ」と叫ぶ私はそういうのを見ると安心するのだ。
ところで面白いことに、この人たちの動きって、決して揃っているわけではない。同じ運動なのに足を開いている人、閉じている人、拳を握っている人、開いている人、けっこういい加減なんだなあ。ビリーとシェリーだって動きがちがっていたりするんである。一体私は誰のをお手本にすればいいんだぁ?
ビリーのうまいところは、「もう1セット」(カウント81セット)と言いながら、その間にもひっきりなしに、今やっている運動のポイントや効能、励ましなどのお喋りをしているから、1セットが2セット3セットになったりしちゃうんである。あと1セットって言うから頑張る気になったのにああ、だまされた~、ってことがしゅっちゅう。それに、ビリーは、次はこれ、と運動をやってみせて、その後自分はメンバーの指導に行っちゃうから、自身動いている時間は我々の3分の2くらい。ズルイよ~(^^)
メニューが終わると、何となく腕や太もものあたりがスッキリした感じがする。運動後の爽快感もある。肝心のおなかはまだまだだけど、以前よりタプタプさが減ってきたような気がする。しかも、以前はおなかに力を入れることができなかったのに、今ではしっかり力が入る。脂肪が減って筋肉になってきたからじゃない?
私は首と腰にヘルニアのような痛みがあるからビリーバンドは使わずにマイペースでやっている。のんびり時間をかけて体型を取り戻す計画である。
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★おまけ1:腕を伸ばして、その先で両手を糸車のように回す運動があるんだけど、そのときのビリーの手の動きの早さったら。手がその前の動きの残像が消える前に回転しているのだ。「ひえ~っ」と感動した。
★おまけ2:正面を向いた姿勢から腰を落としながら「オイヤー!」と気合をかけて横向きに戦闘姿勢をとるビリー。とにかくかっこいい~。ビリーの動きは美しいと思う。
★おまけ3:キャラメルの芝居で、典型的なブートキャンプの動きを取り入れて笑いをとっていたけど、そのうち歌舞伎でもやったりして。

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日課:ビリーズブートキャンプ実践篇

ワン、トゥー、スリー、フォー…、これ、私の最近の日課である。ふっふ、私も今はやりのブートキャンプ隊員なのである。入隊は2カ月ほど前。と言っても一時除隊していたから実質的には隊員になって約1カ月半というところか。
基礎編:何しろ初回は筋肉痛に悩まされた。意気込んで始めたはいいけれど、20分くらいのところで動きについていけなくなって「今日はここまで」と、切り上げた。そうしたら翌日体じゅうの筋肉が悲鳴をあげているではないか。とくに太ももは、歩くことさえつらい。だいたい、普段ろくすっぽ体を動かすこともないヤツがいきなりこんな激しい運動を始めたんだから当然の報いだろう。この痛みは1週間続いた。これにビビり諦めかけていた私を奮い立たせたのは、自分の体型のあまりの醜さ。これじゃいかん、何とかせねば…全盛期の体型を目指せ!! とはいかないまでも、3分の2盛期くらいまでは脂肪分を減らそうじゃないの。
再チャレンジは、やはり20分でダウン。動きが早くてついていけなくなるし、筋肉にもすぐ疲労物質がたまってくる。しかし、思いもかけず再び筋肉痛になることはなかった。そこで2日目、3日目と少しずつ時間を延ばし、5日目くらいには1時間弱のメニューにとにかくついていくことに成功。その後は、その日の体調に応じて、30分でやめたり全メニューやったり、時には休んだり。でも休みは絶対2日続けない。それをやったらそこで中断してしまいそうな気がして、コワイ。だいたいアメリカのレシピでは1日おき、30日で効果が出るということになっているらしいから1日の休養まではOK。でも日本人はせっかちだから1週間で効果を求めるのだそうだ(私も日本人だし人一倍せっかちだから、わかるわかる)。

応用編:基礎編を1週間くらい続けたところで、ためしにいってみた。これはキツい。最初は楽勝じゃん、なんてつぶやいていたら、だんだんハンパじゃなくなってきた。ビリーも言ってるけど、最初の20分はけっこう楽なんである。で、私は1時間弱の全コースを3つに分け、とにかく20分は必ずやる。次の20分は時計を見ながら、耐える。25分経過、30分経過っていうように耐えているうちに40分経過する。ここまできたら、やめるのはもったいない。最後までいっちゃえ~ってことになる。途中できなくてこっそりパスするメニューもある(腹筋のところはキツ過ぎる。それから腕立て伏せは、膝をついて行う--それでもかなりきつい)が、こうやって一応約1時間、続けられるようになった。
腹筋プログラム:これは30分のプログラムで基礎編や応用編にもある腹筋だけを取り出したもの。しかし床に寝て肩と首をあげたまま脚を上下させたり開閉させたりするのは、とてもじゃないがついてはいけない(肩を上げていないと腹筋には効かないんだって)。腹筋がどうこう言う前に首の筋肉が耐え切れなくなってしまうのだ。それに、私の脚ってなんて重いんだ!! 自重の現実に挫けてしまう。
最終プログラム:まだやったことはない。

さて、私には大きな弱点が
2つある (--,)1つは左右がとっさにわからないこと、そしてもう1つはパンチに足の動きがつく運動は脳の命令系統が混乱して、多分皆と違う動きをしているらしいこと。左右がわからないのは子供のときからのことで、未だにお箸を持つのが右手、と脳で一段階いれることさえある。だからTV画面と向き合うと「右から」と言われても動きを真似できないので、常に画面と同じ側、つまり実際とは反対方向で動いている。

手脚同時運動は、両手両足で同じ動きをする分には問題ない。それぞれが別の動きをとるときに、私の脳は大混乱する。画面の動きが早いからちょっとまごまごしていると置いていかれちゃう。これって、すなわち運動神経鈍いってことか(恥っ)。
しかしおかしなことに、体を動かすのはあまり好きでない私なのに、応用編をやり始めたら、そっちのほうが面白くなってしまって、時々基礎編に立ち返ってはみるけれど、物足りなさが残る(そんな生意気言っていいのかぁ)。腹筋もやりがいはあるが、面白さという点では応用編にはかなわない(別に面白さを追求したプログラムではないのだろうけれど、面白いほうが長続きするってものでしょう)。あんまり楽しくって、昔駅でゴルフのスイングをやってるサラリーマンがよくいたけど、今の私はそういう人よろしく、電車待ちの間に足を開き腰を落として、ブートキャンプエクササイズをふっとやりそうになる。

と、このブートキャンプレポをブログにアップしようと思っていた矢先、少し体調を崩し、5日ほど休んでしまった。休むと、リバウンドがきそうで怖くて、昨日恐る恐る応用編で再開してみた。すると、今まで出来なかったメニューにもずいぶんついていけるようになっていたし、とりわけ首の筋肉が強くなっていて、これまでよりずっと長い間持ち上げていることができた。うん、明らかに効果が出ているじゃない。これは嬉しい。嬉しい勢いで、今日もしっかり応用編をやった。

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2007年7月22日 (日)

風林火山の短い感想2

最後にこんな泣かされるとは思ってもみなかった。
晴信の慟哭は、男の子が父親の死を実感するそれであり、またその死を乗り越えて一人前になっていくために必要なそれであったのかもしれない。晴信を優しく見つめる板垣の顔は父親の顔であり、「何故死んだ」としぼり出すように言う晴信の顔は素直に父を求める息子の顔であるように私には思えた。
それにしても、忘れてはならないのは、晴信の弟・信繁の存在である。この弟が暗愚な人間であれば、晴信は身内から滅ぼされたやもしれぬと思うからである。兄の力量を信じ、武田家を思う信繁の聡明さ、人柄の大きさが、これまでもどれほど陰で晴信を支えてきたか、と私はいつも感心していた。
男のドラマは面白い。

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2007年7月21日 (土)

心は一つ

いやあ、苦しい試合だった。よく勝った。
先制されたときは思わず悲鳴をあげ、そのほぼ直後高原が1点返したときには、あまりの興奮にゾクゾク震えがきた。
その後1発レッドで退場者を出し10人になった相手に、あんな押していてどうして点がとれないのよ、と拳に入れた力が空回りして疲れた。もっとも、1人少ない相手って意外とメリットないよな、といつも思うんだけどね。
PK戦の川口はやっぱり神様だ。高原は外すなと思ったら予想通り外した。高原だからしょうがない。信じてはいたけれど、その後の中沢、よく決めた。PK戦はもう手を叩きまくり、手が痛くなった。
実はこの試合、たまりにたまった雑用をしながら見ていたので、実際は見ていたというよりはほとんど音声を聞いていたというほうが正しい。それでも拳に力は入るのだ。
で、雑用が終わったのがちょうど30分間の延長戦が終わったときで、PK戦だけは真剣に見ることができたというわけ。
こういう試合でPKで負けたら完全にトラウマになっちゃうから、ホント勝ってよかった。それだけじゃない、苦しい試合を制して、日本はまた成長したんじゃないかな。
勝利した瞬間、すべての選手が川口のところになだれ込み、皆引っくり返っちゃったけど、おいおい下敷きになった川口が手首でも折ったらどうすんのよ、なんて余計な心配をしてしまった。起き上がった川口の笑顔を見て安心した。
しかしチームっていうのはきっと、勝ち進むにつれ、よりまとまっていくんだろうな。私も今は代表と一つになっている気分だよ。嫌いな俊輔さえ、応援してるし、頼りにしてるよ。

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癒し

大阪行きを諦めたとなると、より行きたい気持ちが増すのが私の常。それを忘れようというわけでもないが、久しぶりに母の顔を見に行った。母は施設に入ってもう2年半以上になる(施設でお世話くださっているって、本当にありがたいことです)。
ちょうど散歩に出かけるところで、母の車椅子を押す役目をスタッフさんに替って引受け(そうすれば、あいたスタッフさんがもう1人散歩に連れて行かれる)、皆で近所の公園に出かけた。
車椅子の後ろから前に廻って私が姿を見せると、母は手を叩いて喜び、「嬉しい嬉しい、よく来てくれたわね~」と繰り返す。そんなに喜ばれると、親子とはいえ照れくさい。
公園では母も車椅子から降りて、歩く練習だ。最初は手を取って助けていたが、そのうち車椅子を自分で押して歩かせてみた。車椅子が母の力で手前に引っくり返らないよう注意さえしていれば、このほうが長く上手に歩ける。疲れた、と言うまで歩き、又車椅子の人となった母の顔は明るかった。他の人もみな、緑の樹の下で、少し湿った外の空気を吸い、生き生きとした表情を見せている。たとえ足が不自由でも、人間、外に出るって大事なんだな、と強く思った。
いつも時間を計算し、時間に追われてカリカリしている私だけど、今日笑顔の母とゆったり散歩して、なんだか癒された。

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ベクトル

大阪行きを諦めることにした。松竹座はもともと行き当たりばったり、時間も許し、気持ちも行きたくなったら行こうということで、敢えて前売りを取らなかったのだけど、海老蔵さんがケガをして、仁左様が与兵衛をやるとなったら、俄然見たくなって、仕事をギリギリのスケジュールでこなし、来週2425日あたりに行こうと決めていた。ところが、いざ決定という段になって、どういうわけか、気持ちがぐいっと後ろに引っ張られてしまうのである。
今日、何度松竹座にアクセスし、購入ボタンをぽちっとしそうになったことか。また何度JALにアクセスし、マイル特典の申し込みを押しそうになったことか(新幹線は高いし、ちょうどマイルがかなり溜まっているから、飛行機で行くつもりだった。関空も見てみたいし)。
そのたびに、手がためらい、結局エイッとネットを切ってしまう。そのくせ、又すぐにネットを繋ぐ。仁左様の与兵衛はもうナマで見られないかもしれないんだよ。ほら、松竹座も飛行機もまだ空席あるよ。乗換案内で、すべての時間も調べたじゃない。ほら、あとはちょいと人差し指に力を入れればいいだけだ。と、そこまで自分を追い込んでも、やっぱりどこかに躊躇いが生じる。

どうしよう、どうしようとモ~レツに迷った。そして思った。これだけ迷うということは、結局気持ちのベクトルがそっちに向いてないんだ。何か自分の中で無意識に引っかかるものがあるのだろう(スッゴク疲れているのかもしれない)。ということで、今回はスッパリ諦めた。
89月と鬼のようにチケット取りまくったから、7月はこのまま「十二夜」の千穐楽だけでおとなしくしていよう。うん、そうだ、映画でも見てこよう。

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2007年7月20日 (金)

チケット騒動記

チケットはチケットでも今回はレッズのチケット。埼玉県の先行販売でR2試合、SA5試合当たったのだけど、SA席というのはすごくいい席からすごく悪い席まで、ひどく幅がある。そして予約に当選した段階ではどの席が当たるかわからない。
先日の飲み会でSA分は全部キャンセルするってことに決めたのに、酔いのまわった勢いでとりあえず1試合やってみようか~ってなって、発券してみた。あ~あ、やっぱりアッパーだった。酔っ払いは困ったものだね。ここでやめときゃいいのに思考能力が減退しているから、このままじゃ引けないぞっていうのでもう1試合やってみた。おお、今度はバックロアーが当たった。これがよくなかった。調子に乗ってもう1試合。はい残念、甘かったね、又アッパーでした。
さすがにこれで挫けて、あとはキャンセルしちまえということになった。キャンセルしたということは、次の売り出しに賭けなくてはならない。それが今日のファミマ先行販売。初日のみ電話申し込みなんだけど、電話っていうの、やめてくれないかなあ。今回も10時から全員がそれぞれ自宅電話の前で粘ること1時間。いい加減イヤになってきた頃やっと繋がり、それでも私は見事R席を1試合ゲット。もう1人がSB席を取って、一応これで後半戦7試合全部チケットは手に入ったことになる。
しかし私はレッズに言いたい。料金設定おかしいよ。R席が4000円で非常にいい席なのはありがたい。だけどSA3500円の大半が SBSeat_13000円より悪いっていうのはどういうことよ。SAはうまくすればバックロアーが当たるんだけど、絶対数はアッパーが多い。どうやら、メインの真ん中ゾーンがたとえアッパーでもいい席だと考えているらしいけど、階段またはエスカレーターを延々上り、やっとたどり着いた先からはるか下を眺めれば、そこには豆粒状態の選手たちが。そんな席が3500円かよ、って声を大にして言いたくなる。その点SB3000円は真ん中のゾーンじゃないけどバックロアーでおいしい。SAのアッパーがメインスタンドであるという理由だけでバックアッパーのSC2500円と同じような席であるのはどう考えてもおかしいよ。
それならSAを予約しなきゃいいじゃないかと言われそうだが、その通り。私、予約を入れるときに深く考えなかったのだ。Rよりランクを1つ下げておけばいいか、とSAにしちゃったのだ。もうこれで学んだから来年からはSAは絶対とらない。
それにしても、今回埼玉県先行販売は仲間と延べ9人で申し込んだのに、R席の当選がたった2試合ってどういうこと?!

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おもろうて、やがて恐ろしき…:ラストラフその2

舞台両脇に字幕が出る。前から2列目の席はこの字幕がちょっと見づらい。5列目くらいがいいかも。しかしどっちにしても、簡単なセリフは字幕なしでわかるものの、大半は字幕を見るわけである。本来のセリフの味わいはわかるはずもない。また、さすがに外国人観客が多く、かなり大笑いしていたが、そう彼らが笑うほどこちらには面白さが伝わってこない場面もいくつかはあった。それがセリフの綾によるものなのか、文化的背景の差によるものなのかはわからない。
密室劇、2人芝居というと「探偵 スルース」を思い出すが、密度の濃さ、息苦しさは「探偵 スルース」ほどではない。それは出来が良くない、という意味ではなくて、こちらには笑いの要素がつまっているから、それがある種の風通しのよさを感じさせるのだと思う。
上演許可をもらおうとする作家は、相手の要求に応えて1日で書き直してくるのだが、彼が素晴らしいのは、大半を書き直しながら、それでも作品が必ず喜劇になっているところだ。どんな無理難題にも作品に笑いをもたせられるこの作家は、まさに三谷さん自身ではないだろうか。
いっぽうの四角四面の検閲官は、それでも時々人間らしさを垣間見せる。この人にも感情というものがあるんだ、ということで、見ているほうはちょっとほっとする。しかし、最後に自らが不許可にした脚本を読んで笑っている様は、その笑いが非常に不器用なものであることも含め(笑い慣れていないというところが役者の巧さか)、きわめて不気味な印象を与える。
出演は、作家がマーティン・フリーマン(じつに存在感がある。映画「ラブ・アクチュアリー」に出ていたと知り、ああ、あの人かと思い出した)、検閲官がロジャー・ロイド・パック。そしてたった2度だけ舞台に現れ、セリフはないが、なんか可笑しみのある退役軍人(役名がveteranとあるから、退役軍人だろうと思う)としてクリストファー・バーチ。この人は、代役でもあり、2人いる代役のうちの恐らく検閲官のほうだと思うが、温厚で飄々としたバーチがどんな豹変するのか、ちょっと見てみたい気もした。
客席の入りは8割くらいか。まだチケットは取れそうだし、時間的な余裕があれば、もう一度見たいと思った。字幕はなるべく横目で一瞬のうちに見て、セリフを頭に入れた上で舞台を見るようにはしていたのだが、どうしても視線を移動させる必要があり、舞台に集中できなくなる。だから今度は舞台と字幕が一度に見渡せる席で見たいなあと思うのである。まあ、22日の千穐楽までにそういう時間がないのが残念だが。それに、何より日本語版DVDを見なくっちゃ。

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おもろうて、やがて恐ろしき…:ラストラフその1

719日 「ラストラフ」(パルコ劇場、14時の回)
三谷さんの芝居はなかなかチケットが取れないけど、これは英語劇だからもしかしたらイケるかもな、とかる~い気持ちでプレリザーブに申し込んだら前から2列目のど真ん中というスゴイ席が当たっちゃった。本家本元の「笑の大学」のほうは見ていないから予備知識も何もなく、この「ラストラフ」が私にとって三谷<現代劇>のデビューとなった(パルコ歌舞伎は見たから、かなり後ろのほうで。でもあの時はチケットが取れただけラッキー)。
で、以下の蘊蓄はプログラムから。

ウンチク
「笑の大学」は、元はラジオドラマ(1994年)で、その後96年に舞台化され、ロシア語版がロシアで、フランス語版がカナダで上演されている。2004年には映画にもなっている。そして英語版がイギリスで上演され、それが日本に逆輸入された形なのが今度の公演。英語版の脚色は、設定をイギリス人にわかりやすいように置きなおし、三谷さんがつくったインターナショナル版にさらに手を加えたそうだ。三谷さんは自分の作品が海外で上演される場合、まったく原作どおりにやってもらう必要はないと言っている。「コメディは、作る側と見る側の共通認識がないと笑えない部分がいっぱいある」から。まさにその通りだと思う。そして、元の作品は知らないながら、きっとここが英語版なんだろうなあ、と窺われる部分はいくつもあった。
物語
第二次大戦中、ある喜劇一座の座付き作家が新作戯曲の上演許可を軍にもらいにいくところから、この芝居は始まる(舞台はその検閲官の部屋1室のみで、登場人物は2人+α)。検閲官とはもう馴染みになっていたから、彼のお気に入りのチョコレートをお土産に作家はやってくる。ところが、この日現れた検閲官は別の人物。なんでも前任者は収賄容疑で取り調べを受けていると言う。この新任の検閲官は芝居など一度も見たことがないという堅物で冗談も通じず、融通もきかない。しかも、この非常時に喜劇の上演などとんでもない、と考えている。そこで、作家と検閲官の丁々発止が始まるのである。
作家のもってきた新作は「ロミオとジュリエットの喜劇」。シェークスピアのことも知らない検閲官は作家から教わると、登場人物が気に入らないといって、ロミオのかわりに勇壮なヘンリー5世をジュリエットの相手役にするように命令する。一事が万事この調子で、作家は検閲官のダメ出しが出るたびに相手の意に沿うように書き直してくる。
検閲官はいろいろ脚本にケチをつけているうちに、自らアイディアを出したり、カツラまでつけて稽古の相手役を務めたりもする。そしてついに上演許可が下りる。ところが……。ここで作家は検閲官を怒らせてしまう(ちょっと調子に乗りすぎて、相手を甘くみてしまったのかもしれない)。下りたばかりの許可は取り消され、作家はまったく別の芝居を書いてくるように言われる。新しく書いたその作品にも許可は下りない。検閲官は不許可のスタンプを押して脚本をゴミ箱に捨てる。しかし作家は動じない。なぜなら彼にも召集令状がきたからだ。それを聞いて検閲官のほうが動揺する。命をムダにするなと忠告する検閲官に、作家は無表情で「ご心配なく」と言って出て行く。後に残された検閲官はゴミ箱から脚本を拾い、読み出す。そして読みながら、何度も笑い出すのであった。

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2007年7月18日 (水)

仕事のストレス解消

久しぶりに面白い試合を見た。レッズ対マンU。スタジアムで見たかったな。2年前、張り切って買ったバルサ戦にロナウジーニョが来なかったトラウマが大きくて、今回もクリスチアーノ・ロナウドやルーニーが来なかったらつまらないなあ、とチケットを買わなかったのだ。そしたら、C・ロナウドもルーニーもちゃんと来て、フル出場じゃん。グヤジイ~。しかも今日は真面目に夕飯も抜いて(しっかり後で食べたけど)仕事をしたからTVでやってることも知らなかったよ~。さっき風呂から出て何となくTVをつけたらTBSでやってるじゃないの!! もう前半30分以上も過ぎてたよ。ううう!! ウッチーのシュート見損なった。仲間たちからはダメDFのレッテルを貼られているウッチー(内館)、おかげで私は大きな声じゃ言いにくくなっちゃったけど、けっこう好きなんだよね。そのウッチーがマンUから見事なシュートを奪ったんだっていうのにぃ。
まあ、そう言ってもしょうがない。途中からだったけど、試合は実に見ごたえあった。ルーニーは
21歳とはとても思えないふてぶてしい面がまえで、ワルそうで、私好みではないのだけど、そのプレーには魅せられた。C・ロナウドとのコンビは素晴らしい。そのスピード、パスの正確さ、そしてルーニーのシュートボールの重そうなこと。C・ロナウドは好きだから、ゴールを決めたのも嬉しかった(私はなぜかポルトガルが好きなんだよね。そう言うと、みんなからは「フィーゴが好みなんだろう」ってからかわれる。いや別にフィーゴは嫌いじゃないけど、そう好みでもない。濃すぎる)。
マンUのスピードにレッズも全然負けていなかった。親善試合だし、相手はこの時期ケガもしたくないだろうから無理はしなかったのかもしれないが、戦いぶりはとても真摯で、それだからこそレッズもいい試合を見せてくれたのだろう。Jリーグの試合だと、どうもタラタラするところが目に付いて苛立つのだが、今日みたいなスピードに乗った積極的なプレーをすれば、絶対優勝できるよ。いや、もしたとえ負けても、こういうプレーならファンは満足するよ。よく、相手のレベルが高いと自分もレベルアップすると言われるが、まさにそんな感じだったな。
レッズでは相馬の動きがよかった。そして伸二が相当復活してきていることを実感した。素晴らしいゴールも決めたしね♪♪。

そうそう、ウッチーのゴール、最後に流してくれたから見たよ。ハーフタイムにやってくれるかなと期待していたのだけど、深夜の録画放送だから、TV局もそういうムダはしない。そのかわり、最後に今日の4ゴール(内館、フレッチャー、C・ロナウド、伸二)まとめて見せてくれたというわけ。でも、心構えができていなかったから、最初のウッチーのシュートはああっと言う間に終わっていた。
それにしても、カメラとピッチの距離があると、ついつい赤いほうがレッズに見えちゃって、最初のうちは混乱しちゃった(今日のユニフォームはマンUが赤、レッズは白)。

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2007年7月17日 (火)

中越沖地震

昨日午前1013分、ゆっくりとした大きな揺れを感じた。ん? と意識を集中すると…地震だ! 船酔いするような感じで、縦揺れではない。これはどこか遠方で大きなのが来たな、という気がした。仕事の手を止め、すぐにTVをつけた。はじめはそれほど被害が大きいという印象ではなかったのに、時間が経つにつれ、無残な状況が映し出されて、青ざめる思いがした。
日本はどこにいても地震の脅威は免れないのだけれど、新潟はこの前の大地震から3年も経っていないではないか。
まだ記憶に新しい
20041023日午後556分。その時、私はサッカーの浦和レッズ対鹿島アントラーズの試合を、埼玉スーパーアリーナで行われたパブリックビューイングで仲間たちと見ていた。わいわい騒ぎながら暢気に観戦していた私たちに冷水を浴びせたのは、あの大きな建物がみしみしと揺れるその恐ろしさだった。しかし、それもいっときだけで、試合後飲みに行ってしまった私たちは、そんな大変なことが起こっているとはつゆ知らず、帰宅してから事の重大さに息を呑んだのであった。
今回の中越沖地震では9人の方が亡くなっているが、みんな高齢者だ。老親を抱える私としては他人事ではない。関東だっていつ直下型地震に襲われるかわからない。身勝手を言わせてもらえば、大正12年の関東大地震で火の中を逃げ惑った父が生きているうちは何とかそんな地震が起こらないようにと願うばかりだ。
崩れた家屋の下から助け出された女性が「ありがとう」と言って、その後まもなく亡くなられたと聞く。胸がつぶれるような思いがする。
亡くなられた方のご冥福を心からお祈りします。被災地の皆さんが早く元の生活に戻れますよう、心からお祈りしています。そして……地震に負けないで!!

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2007年7月16日 (月)

頑張って…

Nizaemon
突然の与兵衛役、拝見したいものです……

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2007年7月15日 (日)

板垣死す 2

男の生き様に泣いた。
千葉真一が燃え尽きたというのがよく伝わってくる最期だった。
晴信のために、武田家のために死ねる板垣も幸せなら、板垣とともに千葉真一を葬れる千葉さんも幸せだ、と思った。
本当にカッコいい最期だったな。

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板垣死す

ついに板垣が命を落とす日が来た。板垣のいない武田家、板垣のいない晴信など考えられなかったけれど、その日は来た。それを前に、先ほど、先週の土スタの録画を見た。
亀治郎さんが晴信になりきっていたように、千葉さんも板垣になりきっていたのだ、ということが胸に沁みた。それはご本人の言葉以上に、時折浮かべる涙と表情が物語っていた。晴信について、あるいは板垣自身について語るとき、千葉さんは完全に晴信の傅役、晴信の父親の顔をしている。晴信を心から愛しいつくしみ守り、天下人にするにはどう育てたらいいのかと考えに考えた父親の顔である。鋭い眼光の奥に隠された優しさ、男としての大きさ――私は千葉真一というと単なるアクションスターくらいにしか思っていなかった我が不明を大いに愧じた(もちろん、演技の素晴らしさ、板垣=千葉さんの魅力には「風林火山」の最初から感銘を受けていましたが)。
千葉さんは亀治郎さんのことを今でも「若」と呼んでいるそうだ。その若から千葉さん宛の手紙が紹介され、最後に「照れくさくてなかなか言えなかった言葉」として「おやじ ありがとう」という言葉が読まれると、思わず千葉さんは涙を流した。若と板垣、亀治郎さんと千葉さんの間に通う真情に私もうるうるしてしまった。
千葉さんは50年の役者生活でこの作品に出会い、その脚本の素晴らしさにのめりこみ、まさに板垣として燃え尽きたと言う。そして衝撃的な発言が…。それは「板垣の死とともに千葉真一を葬る」というもの。役者をやめると宣言したとも受け取れるこの言葉に、千葉さんがいかに「風林火山」に自分のすべてを投じていたかが窺われ、亀治郎さんもまた「風林火山」にあれほど入り込んでいたことを思うと、胸に迫るものがあった。
その板垣の死だが、武田家のために死んでいくという満ち足りたものである(誰かのために死ねるのは幸せだ)、だから悲壮感はない、と千葉さんは語っていた。満足して自分の人生を終えた板垣だからこそ、千葉真一を葬れるのかもしれない。役者以外にやりたいことがあり、来年、新たな出発をされるそうだ。内容は明かされなかったが、楽しみなことではある。
で、この後に、今夜の感想を続けようと思っていたのだが、ちょっと飲み会のお誘いが入り、残念ながら今夜は板垣の死を見届けることができない。もちろん録画をして正気の時に見るが(泣くだろうなあ)、それでは話題がホットでなくなるので、一足先に板垣の死を思いながらこの文をしたためた。

補足:晴信が父親追放の決意を板垣に告げる、あの印象的な場面(千葉さんの言うところ、ドラマのヘソだそうです)。はじめは晴信が自分の刀を板垣に渡し、「反対なら(自分を)斬ってくれ」と言うことになっていた。しかし千葉さんは「自分は本当のオヤジ以上に晴信を愛しているオヤジだ。息子から殺してくれた差し出された刀を、はいと受け取る父親がいるか」と考えた。そこで亀治郎さんにこう提案した。晴信が板垣に近づいて思いのたけを訴えながら、自然に板垣の手を取り、その手に自分の刀を握らせる。そして少しずつ板垣から離れる。すると板垣が気付いたときにはその手に晴信の刀の抜き身が残る。まさに板垣=千葉さんの真髄だろう。
もう一つ補足:千葉さんの亀治郎さん第一印象「生まれながらにして役者」。亀治郎さんの千葉さん第一印象「眼光が鋭い。まさに役者顔」

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7月14日のパレード

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サルコジ初の7月14日。EU加盟すべての国の軍隊がパレードに集結したそうで、新大統領は終始ご満悦だったようである。

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2007年7月14日 (土)

銀座

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風鈴火山、な~んちゃって。オヤジギャグですまん。台風の時はどんな音がするのだろうか。
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velo-taxi1台で、銀座の町がちょっと違って見える♪♪ 手前にもveloが。
落語祭はもう始まっているんだね。

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海老蔵さん続報

「鳴神」出演後、汗を流そうと入浴した際に転倒し、はずみで割れたガラス戸の破片が右足裏にザックリ…15針も縫ったそうです。(SANSPO.COMより)。おおお、なんて恐ろしい。思わずプルプルしてしまいます。自力歩行は困難だということですが、そんな大怪我では無理もありませんよね。
ご本人は出演の意思があり、休演に大変なショックを受けていると報じられています。その心情、察するに余りあります。もちろん、海老蔵ファンもどんなにかショックを受けたでしょう(もちろん、私もショックです)。ともかく早く回復されるよう(すぐには無理でも、ショックは忘れ前向きに回復に努めてください。プロなんですから)、そしてあの型にはまらない大きな演技を早く又見せてくださるよう、心からお祈りしております。

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2007年7月13日 (金)

海老蔵さんの怪我

仕事でアジアカップ見られないから速報見ようとスポーツ欄にアクセスしたら、大変なニュースが目に飛び込んできた。「海老蔵さん、怪我で休演」って。楽屋で転んだ際にガラス戸が割れ、破片で右足裏を切ったそうだ。
うわわ、どなたか詳細を報じておられる方がいらっしゃるかと慌てて探したら、なんとHineMosNotariさんが松竹座にいらしたそうだ。混乱が伝わるようなレポです。
海老蔵さんの怪我、おおごとでなければいいんだけど…

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そうだったのか、「十二夜」

713日 「十二夜」(歌舞伎座、昼の部)
又見たい!! 初日から1週間、2度目の「十二夜」幕が閉まった直後に、心の中で叫んでしまった。
今日は3階席だったが、1階席と3階席で見る感じがこんなに違うとは思ってもいなかった。私は船が難破する場面を上から見たくてこの席を取ったのだが、もう期待に違わず見応えがあった。舞台一杯に広がった海が船を穏やかに取り囲んでいたかと思うと、一転俄かにかき曇り嵐となった大海原。その中で翻弄される難破船。これほど見事に表現されているとは1階席ではわからなかった。
また鏡の効果は上から見るとさらに印象的で、普段は見ることのできない役者さんの後姿が鏡を通してはっきり見える(1階席では一部しか見えなかった)。とくに坊太夫が拾った恋文を織笛姫が自分に宛てたものと勘違いする場面は、全員の動きがよくわかり、面白さ倍増。シェークスピアが描く人間の<二面性>というところに引っ掛けたようなこの仕掛けは実に巧みなものだと感心した。
近くで見るとどうしても役者さんの顔に目が行きがちなのだが、今日は舞台から遠い分、動きがよくわかった。菊ちゃんは男装の姫がつい本性に戻る瞬間がとてもいじらしく、愛らしく、左大臣への思いが切なくて、なんかウルウルしてしまった。錦之助さんは、決めの形が実に美しい。時様は可愛らしい。織笛姫って茶目っ気もあるし、根がきっぱりとして明るそうだが、時様にはそういう役が似合うと思った。
今日はイヤホンガイドを借りてみた。前半はおくだ健太郎さんが担当していて、色々興味深い知識を得ることができた。まず照明だが、普段の歌舞伎で使う斜め上や4階席後方からの照明は舞台の鏡に反射して見えなくなるため使えない。そこで、今回は舞台の真上から当てているのだそうだ。確かにこの照明は効果的で、場面転換で上から降りてくる装置の影さえも美しく見える。また先の難破船の場面でも、照明により波が船を襲う様がよりリアルに感じられた。
難破船といえば、シェークスピアの原作にはこの場面はなく、ビオラ(琵琶姫)と船長(磯右衛門)は浜に打ち上げられているところで初登場ということになるそうだ。歌舞伎では早替りを印象づけるために入れたということだが、これは大成功だよね。ちなみに、磯右衛門の衣裳はアイヌの衣裳をモチーフにしているそうです。
丸尾坊太夫がいくらイヤなヤツであってもそこまで苛められるのは気の毒だ、というのがこれまでの私の印象であったけれど、今日おくださんの解説を聞いて、納得した。原作ではマルヴォーリオというこの執事を清教徒という設定にしているのだそうだ。清教徒というのは堅苦しく口うるさく、さらには演劇を目の敵にしていたらしい。だからシェークスピアは芝居の中で復讐していたわけだ(清教徒に当たる設定は歌舞伎にはないんだろうなあ)。

こんな興味深いおくださんの解説を聞いた後、今日はおくださんの歌舞伎教室に行きたかったのだが、予約を入れる前に仕事が入っちゃって諦めた。おくださんの教室は2カ月に1回ある。だいたい月の半ばに行われるのだが、いつも何かしらスケジュールが重なってしまう(ホントに気が合うというか合わないというか)。今月こそはと、15日前後を空けておいたのに、よりによって今回は11日と13日で、両方ともまた芝居とぶつかってしまった(考えてみれば今月15日前後はお盆だからなあ)。それでも今日の歌舞伎の後、夜の教室に行こうと思えば行けたのだが、仕事のことを考えると、そういうわけにもいかない。又の機会に譲りましょう。
おまけ1舞台写真、初日に比べ充実していました。又4枚も買っちゃって…。千穐楽にはもう写真見ないようにしよう…
おまけ2昨日、ある方から筋書きの舞台写真は歌舞伎座バージョンに変わるという情報をいただきました。売り場できいたところ、25日頃になるのではないか、ということでした。
おまけ3食事休憩が半分ほど過ぎた頃、まだ食事を摂っていない団体さんがいたらしく、呼び出しアナウンスが入った。ええ~っ、これから食事したら間に合うのかしら。第一せっかくの食事を大慌てですませなくてはならないじゃないの。結果どうなったか知らないけれど、他人事ながら気のもめることでした。

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あなたが見える

711日 カレッジ・オブ・ザ・ウインド(サンシャイン劇場、昼の部)
いきなり終演後の話になるが、キャラメルボックスの脚本家・成井豊(敬称略、以下同)とベテラン女優・坂口理恵のアフタートークというのがあって、それでこの芝居が再々演であることを知った。最初に成井さんが、初演(1992年)、再演(2000年)を見たことがある人、今回が初見である人、と手を挙げさせたところ、うまく3つに分かれてしまった(私は今回初見組である)。しまった、というのは、成井さんは、人数の多かった回の話をしようと計画していたようなのだ。そこで、初演、再演、再々演の話を均等にすることに急遽決めて話し始めたが、これが面白くて、予定の15分を5分オーバーしたトークショーはあっという間に終わってしまった。
ゼロから書き始めたこの芝居、初演の時には脚本が書けなくて書けなくて、稽古が始まっても脚本が全然できていないという状態だったそうだ(井上ひさしを思い出しますなあ)。稽古場では「ねえ、ここはどうしたらいいと思う?」とか「ここのセリフは何て言わせればいい?」とか、エチュード(即興。稽古において動作やセリフを役者自身が創り出していく)を通して完成させていったのだという。再演でのマイナーチェンジに、今回は小田和正の「風のように」をテーマソングとして、さらに手を加えて上演に至ったということである(小田さんもそのうち見に行くらしい)。
テーマは家族の絆っていうことかな。一部ミステリー仕立てになってはいるが、死者と生者の交流、死者が見えるのはお互いが相手に思いを注いでいるから(あなたを思っていれば、そしてあなたが私を思っていてくれれば、たとえあなたが命を失っても、私にはあなたが見えるのです、ってこと)、というあたりは、去年の夏の公演「雨と夢のあとに」と共通している(お盆シーズンだからか)。主役が高部あいというのも、「雨と夢のあとに」の福田麻由子の起用に通じるものがある。高部あいはこれが初舞台だそうで、稽古はボイストレーニングから始めたのだが、その進歩は目覚しいという。実際に舞台を踏むことによって、さらに進歩を重ねているんだろうな。
前半は6人家族を演じる女性たちの叫ぶような甲高い声が重なりあって(父親以外は女優。少年役も女優)煩わしい感じもややあったが、間に別のストーリーが入ることによって、それがあまり気にならなくなり、息をつめたり笑ったりしているうちに、やがて周囲ではあちこちでハンカチを目に当てる姿が目立ち始め、すすり泣きの声も聞こえてきた。私自身はといえば、脳の半分だけ感動していたのだろうか、右目からだけ涙がボロボロ出た。「千の風になって」をモチーフにした(いや、先取りしたって言ったほうがいいかな)ようなセリフやイメージがあり、最後は爽やかな感動に包まれて、涙とともに大きな拍手を送ったのであります。
キャラメルの芝居は今年まだ2本目だが、8月に1本、9月にキャラメルがらみのものを1本見る予定。
キャラメルのトリビア:上川隆也はまだキャラメルに在籍しているらしい。三浦剛は、横浜ベイスターズの三浦投手(ハマの番長と渾名されている。私は野球を見ないので知らない)の弟で、自身も野球をやっていたそうだ。なるほど、いいガタイしている。西川浩幸はレッズサポらしい。

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7月11日夕方、東京の空

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2007年7月12日 (木)

忍耐・辛抱・我慢の初診

父を眼科に連れて行った。眼科は近所には大病院しかないので、やむを得ずそこへ行った。今病院はどこも予約優先で初診は入りづらいのだが、ここは大きいせいか、また「予約の方優先です」と明記されていることもあり、初診にはつらい。それに待たされるのは経験済み(眼科ではないが、昨年外見からはわかりにくい怪我をして受診したとき、さんざん待たされて、「気分が悪いので早く診察していただくか、それがダメならベッドで横になって待たせてください」とお願いしたのに放置され、アタマにきたから「何度お願いしても聞いていただけないし、もう診察はいいです。帰ります」と言ったら、すぐに順番が来た。結果顔面骨折で、つまらん怪我をしたものではあるが、このときは穏やかに啖呵を切った手前、カッコついたというか…痛し痒しでした)。
今回は緊急性もないので、待つのは覚悟だったが、受付では新患の1番。とくれば、ちょっとは期待をもつというもの。甘かった。視力検査に呼ばれたのは1040分。受付開始前に番号札を取ってから、2時間半近くかかったわけだ(もっとも診療は9時開始だから、そこからみれば待ち時間としては普通かな)。途中、何度「あと、どのくらいかかりますか」と訊こうかと思ったが、何しろこちとら新患だもの、ひたすら辛抱、我慢。ともかくも去年の私のように忘れられることなく呼ばれてよかった。
さて、検査の時には瞳孔を広げる薬を入れられるはずだから、診察まではそこからさらに30分は待つぞ、と思っていたが、これは予想どおり。ところが前の患者さんが出て行ってから父が診察室に入るまでに10分もかかったのよ。その間、カーテンの後ろで、お医者さんは何をしているんでしょう~~?? 様子がわからないから、ちょっと苛立つ。その後はまあまあ順調でお昼前にはすべて終わったけれど、疲れました。
人間って、どのくらいなら辛抱して待てるのだろう。せっかちな私が815分から1040分まで無為に時間を過ごすなんて、かなりの苦痛だ。仕事はもっていったけれど、こういう場ではなかなか捗らないし、「あとどのくらい待たされるのだろう」と思い始めると、もう集中できなくなる。相手にコントロールされている待ち時間、先が見えない待ち時間というのは精神衛生上よろしくない。また緊急性がない分、苛立ちの持って行き所がないのも、我儘な私にはチト苦しかったのである
しかし、患者の多いこと多いこと。この人たちはほとんどが予約なんだけど、みんな一度は同じように初診の苦労をしているんだよなあ。
ああ、病院には行きたくない。

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2007年7月11日 (水)

しみ、しわ、たるみ…

「たけしの本当は怖い家庭医学」という番組を見た。こういう番組はほとんど見ないのだけど、「しみ、しわ、たるみ」という私の三大関心事がテーマだったから。
最近の美容医療ってスゴイ。しみはフラッシュ光線療法(従来のレーザー治療との違いは、光線の本数。従来は1本、フラッシュ光線は1200本だそうだ。それだけ幅広くメラニンを破壊できるらしい。半永久的効果があると言っていた)、しわは多血小板血漿療法(自分の血小板をシワのところに注入する痛そうと、血小板はその部分がケガをしたかと思って、コラーゲンをたくさん産生するのだそうだ。効果は1年以上持続する)というのが行われている。
フラッシュ光線療法はたるみにも効くらしい。是非やってみたいところだけど、顔だから万が一失敗したら、と思うとちょっと挫ける。それに費用も覚悟が必要だし。
それなら、というのでメイクで誤魔化す方法に関心を示す。もう既にあちこちで紹介されているリハビリメイク(「誤魔化す」という表現は、リハビリメイクの主旨に反するが、私自身はやっぱりメイクで誤魔化せればなあと思う)。元は顔に傷跡や痣などのある人のためのメイクとして開発されたものを一般人にも応用するようになったということだ。血流をよくするマッサージをしただけで、表情が生き生きしてくるんだそうだ。これは田中宥久子さんの造顔マッサージに共通するような感じかな(造顔マッサージはリンパの流れをよくする。実は私、毎晩やっている。何となく効果があるように思うのは気のせいかしら)。山田邦子に施したこのリハビリメイクのプロセスは……ここ、居眠りしちゃって(食後って、どうも弱い)。一番使えそうなテクなのにね。
しみ、しわ、たるみ、そういうものを年輪として受け入れるほど煩悩を捨て切っていないから、お肌のトラブルにはいつまでも悩まされる。

追記:ゴシゴシ洗顔は、肌を傷めるという話。まず水で23回顔を軽く流す。水温は30C以下。石鹸をう~んと泡立てて、手を顔に触れないようにして泡で洗う。それも肉眼で見て化粧が落ちていればいいのだとか(本当か??)。泡を洗い流すのも、手でこすらず水をパシャパシャかけるようにする。タオルもそっと顔に当てるようにして水分を取る。前に娘がまったく同じことを教えてくれた(同じ医者の番組を見たのかもしれない)けれど、私はいつも40Cくらいのお湯で顔がサッパリするまでごしごしやっていた。そんなことを続けていると、肌理が失われ、砂漠肌になるんだって。恐ろしいわ~。早速今日から泡洗顔をやってみた。しかし手でこすると肌を傷めるのなら、マッサージはどうなの? クリームつけるから傷まないのかなあ? 

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2007年7月10日 (火)

戦い終えて→間が抜けた

今日は8月歌舞伎の発売日。8月は3部制だから普段より1回多く成功させなくてはならない。そう思うだけでおなかが痛くなってきた。
幸いログインは成功。10時の時報から10秒待って、公演一覧に。あ~あ、やっぱりまだ切り替わっていない。このタイミングがむずかしい…。
仕方がないから戻り、再度入ろうとすると、「サーバーが見つかりません」。又かよ~。粘って粘って、戻る、入るを繰り返したら5回目くらいにタイミングキャッチ。入れた~~!! こうなったらもう逃さんぞ。
座席を押さえた後に送信エラーが出ませんように、と<祈りビーム>をパソコンに向けて発信し、文字が薄くなった画面を見つめることしばし。おおお、文字の色が元通りになり、送信成功。ほっとする間もなく、次の作業。その後も気味が悪いくらい順調にいき、気がつくとおなかの痛みは消えていた。
ここのところ様子を見ていると、最初の20分だけが厳しいんだと思う。でも、ここに勝負をかけたいからなあ。相変わらずサーバーとの戦いは緊張を招き、心身に悪い。
追記2日前、パソコンのファンが1日じゅう大きな音を上げていた。とくにネットにつないだり、一度に複数の作業をやらせると、まるでイヤイヤするように音が一段と大きくなる。おいおい、歌舞伎座発売日の前に壊れないでくれよ。頼むからせめて10日まではもってくれよ、とパソコンに話しかけ、その日は電源を落とした。昨日立ち上げたら、パソコンはすっかりおとなしくなっていた。よしよし、お利口さん。それでも最近ファンの唸りの頻度が高まっていて、不安は消えない。データはこまめにバックアップを取っているけど、ネットに繋がらなくなったらどうしよう。
さて、この文をアップしようとしたら、ココログ緊急メンテナンスだとかで、管理画面に入れません。なんだい、なんだい、こっちのパソコンがうまく働くようになったら、今度はそっちかい。ま、入れないのはいいけれど、メンテナンスが午前9時から午後11時までかかるってことは、この記事アップしても間が抜けちゃうな。でも、自分の記憶のために載せておこう。

え~っ。23時になってもまだメンテナンス中だよ~。1時間延長だって。どんだけぇ~?(って、「どんだけぇ~」の使い方は合ってるのかな。どう使ってもいい言葉のようには思うけどね)


あ、今、入れた!!

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2007年7月 9日 (月)

疲れた~

今日は仕事した~。昨夜ほぼ徹でエネルギー残ってないかと思ったら、まだまだこれだけの集中力があったのかと自分でも驚いている。とにかく溜まっていた仕事、明日締め切りの仕事、23日先でいい仕事、すべて出来るうちにやっておこうと、かなり飛ばした。もちろん、そこには魂胆がある。1日でも2日でも余裕を作れば、遊べるってこと。でも、さすがに疲れた。
まあこんなに集中力を維持できたのは、湿度は高いものの気温がそこそこ低かったせいかもしれないな。今、パリでも気温が低いそうだ。昨日娘からきたメールでは、朝11度、昼でも20度ないんだとぼやいていた。この1週間、メールのたびに、毎日天気も悪く、気温も低くて憂鬱になるって。でも明日から晴れて暑くなるみたい。ヨーロッパって、一昨年、昨年とたしか猛暑じゃなかったっけ。
Seine

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2007年7月 8日 (日)

パワーアップ「十二夜」

77日 十二夜(歌舞伎座、初日昼の部)
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まこと「十二夜」は不思議な芝居だ。歌舞伎でありながら、まぎれもなくシェークスピア劇であると思うのだ。それは、示唆に富むセリフの内容、そしてセリフのリズムにもよるものなんだろう。歌舞伎とシェークスピアのハイブリッドとでも言おうか、その不思議な魅力に今回もとりつかれた。

もう既にお馴染みになった有名な幕開き。お馴染みになってはいても、その見事さにやっぱり息を呑む。鏡に映る観客席、満開の桜の美しさ、チェンバロと合唱の醸し出す不思議な世界。花道から静々と登場する大篠左大臣(錦之助)の姿が鏡に映るのも効果的だ。鏡の中の姿から実際の姿に目をやった途端、私、なぜか突然胸ときめいてしまいました。その後ろに左大臣の従者久利男の松也クン(かっわゆ~い)がいるのに~。この出の錦之助さん、本当にステキだった。ここにもう1人の従者幡太の秀調さんも現れるから、ああ目が忙しい。錦之助さんのお顔が時蔵さんに似ている、って初めて思った(斜め45度から見たときが)。
続く船が難破する場面は2年前と変わっていた。今回は浪布に人が入って大波を表現し、それに主膳之助(菊之助)が呑まれてしまう。早替りもバージョンアップしていたように思う(前回はスタントを使っていた)。
一番の変化は、安藤英竹が松緑さんから翫雀さんに代わっていたこと。これに伴い、英竹のキャラクターにも変化が出た。松緑さんは衝撃のアホキャラに挑戦していたが、翫雀さんは翫雀さんに合った英竹を作り上げており(おフランステイスト入り。そしてぐっと公家らしくなった)、大いに笑わせていただいた。
時様を見ると、どうしても俳優祭のあのお気楽なバカンススタイルがまず頭に浮かんでしまう。そこで一瞬くすっと心の中で笑い、あとはその美しさ堪能。アタックしていた相手が女であったことを知った積極的な赤姫の「おお恥ずかしい」と照れる様がかわいらしい。
菊ちゃんはどうしてあんな綺麗なんだろう。あくまで品よく、恋する乙女心を男の姿に隠す獅子丸の役は、穢れのない美しい顔とまさに鈴を転がすような声という2つの要素をもつ菊ちゃんをおいて他にいないだろうなあ(菊ちゃんの声の使い分けはスゴイ。だって、主膳之助は男の声、獅子丸は女が出す男の声、琵琶姫は女の声、そして獅子丸と琵琶姫を行ったり来たりするときは微妙に声を変えていかなければならないんだもの)。錦之助さんや時様、菊ちゃんのような正統派美男美女系はついつい鹿爪らしくなりがちだけど、そこはさすがニナガワ、それぞれに笑いどころがある。とくに菊ちゃんは、女から男へ、男から女へと入れかわるところが自然で生き生きとして、それが笑いを呼ぶみたいだ。
自然で生き生きと、と言えば亀ちゃん。智恵の利く麻阿をたぶん緻密な計算の上にやりたい放題演じ、その表情、動きひとつひとつに客席が強く惹きつけられ、大きく沸いていた。麻阿にこれほどの適役はいないし、やっぱりこれは麻阿、すなわち亀ちゃんの芝居なんだなと思わされる。それにしても、どうして麻阿の恋人が洞院鐘道(左團次)なの?とずっと不思議に思っているのだけれど、きっと人生を楽しむ上での価値観が同じなんだろう。そういう相性は左團次さんの演技からも感じられる。
菊五郎さんがまた例のごとくノリノリ。私は捨助がいかにもシェークスピアらしくて好きなんだけど、丸尾坊太夫の可笑しさには腹を抱えて笑った。とくに欝金色の件では前回にはなかった変なヒラヒラを頭につけて可笑しさ倍増。でもイヤなヤツかもしれないけれど、私にはあまりイヤなヤツぶりが伝わってこない。それだけに袋叩きにあうところはちょっと可哀想になる。
久しぶりに見たからというわけでもないだろうけど、個々の役柄もまた全体的にも2年前よりパワーアップされているようで、人間模様もよく理解でき、シェークスピアと蜷川という2人の天才を縦横の軸にして名優たちが織り成すこの芝居の面白さを十二分に堪能した。私もパワーアップして、今回は2年前に1回プラスの3回見るつもり。
★おまけ1:初日だから色々有名人の顔が見られるかなと思ったが、博多座の後だからか、私のアンテナには引っかかってこなかった。富司純子さんもいつも初日にはいらしているのだけど、お見かけしなかった。でも、最高の人がいらっしゃいました。それは蜷川さん!! 彩の国芸術劇場でも間近に見たことはあるのだけど、今日はサインをいただいてしまいました。蜷川さんが座席でアイス最中だか何だかを口にしていたとき、何人かのオバチャンがサインを求めていた。蜷川さんは食べる手を休めサインに応じていたが、さすがに私はその間は遠慮していた。その後もニナガワといえば「おっかない」という先入観があるから迷っていたんだけど、こんなチャンスは二度とない。また別のオバチャンたちがサインを頼んでいるのに紛れ込んで、筋書きを差し出しお願いしてしまったというわけ。ミーハーオバサンの本領発揮でしょ。蜷川さんは気さくに、しかも通路に人がたまらないように気を遣いながらサインに応じてくださった。
しかし、ニナガワのパワーはスゴイ。「十二夜」のほかに、78月「お気に召すまま」、89月「エレンディラ」、1011月「オセロー」、11月「カリギュラ」だもの!!
★おまけ2錦之助さんには「萬屋っ」だけでなく「二代目っ!!」と声がかかり、ああもう信二郎さんじゃないんだよなと、今さらながらの感慨が湧いた。今日は女性からの掛け声も目立ち、私も死ぬまでに1度は掛けてみたいな、と思う。歌舞伎チャンネルを流しながら練習しようかしら。
★おまけ3舞台写真、出ていました。私は何枚か買いましたが、後半になったら歌舞伎座版の写真が新たに出てくるかもしれません。筋書きにもすでに写真入っています。こちらも後半、歌舞伎座版が入るのかな?

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2007年7月 5日 (木)

新しいモノ好き

3月に出たというから、もう新しいとは言えないかもしれないが、私が知ったのは今朝(出遅れた~)。知ったらすぐほしくなるのが私の悪い癖(ガキだね、まるで)。オンライン書店をあちこち探したけれど、すべて売り切れで現在扱いなし。それなら直接書店を探せ~!! 1軒は予約分の1点だけ。今月下旬に入荷予定だが、予約分で精一杯、店頭には出ないかもしれない、って。そんな売れてるんだ~と改めて感心し、次の書店へ。なくて元々、恐る恐る「もう売り切れですよねえ?」と訊いたら、「ちょっとお待ちください」と店員さんが少し離れた書棚へ行く。おっ、脈ありか?と期待半分で待つこと数十秒。おおお。店員さんの手にはお目当てのものが。最後の1点だって。ラッキー~~♪♪
喜び勇んで手に入れた商品はコレ。

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いざ手に入れてしまうと、それほどどうということもないのだが、でも自分の心臓の動く音は、「ああ私、生きている」ってちょっと感動する。

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2007年7月 4日 (水)

ちょっと残念だった歌舞伎鑑賞教室2

73日 歌舞伎鑑賞教室(国立劇場1430分の部)

「新版歌祭文 野崎村」は、少なくとも私の見た回に関して言えば、学生の関心を惹き付けたとは思えない。とくにセリフの聞かせどころは動きがないから、学生さんは退屈するのだろう。東蔵さんの「お夏清十郎」を引き合いに出して久松とお染を諫めるところなんてよかったんだけどなあ。芝のぶさんは可愛らしく一途さもよく出ていたけど、なんとなくお嬢様という風情ではなかったなあ。福助さんは可憐で哀れで(でもやっぱり、福助さんは背も高いし、垢抜けていて都会的なんだよなあ)、最後の「おとっつぁん!!」には泣けた。
私、この「野崎村」って芝居、意外と好きかも、と思ったのは、もしかしたらこの配役によるのかもしれない。前回見たのは人間国宝勢揃いの豪華な「野崎村」であり、あの時はその素晴らしい芸に圧倒されたのだけど、今回は松枝さんの久松が藤十郎さんほどくてくてしていなくて(藤十郎さんは確かに絶品で、絶対他の役者さんが真似はできないだろう。それだけにああいう男の優柔不断さが私には合わない)、気持ちが分かるような気がしたのである。また福助さんの都会的なところも、自分がスパッと身を引くという意気に合っている感じで好感がもてた。でも、そういう私の感覚はこの芝居の本質とはかけ離れているのかもしれないな。
それはそれとして、この話は登場人物がみんないい人たちで、そういう人間の優しさを学生たちにこの芝居だけでわかってほしいというのには無理があるのかもしれない。それに、時々かかる大向こうのほうが学生の注意を集めてしまい、声がかかるたびにどこから声がしているんだろうと振り向く子たちが多かったのは残念だ。とくに、最後の最後、福助さんの声を振り絞るような「おとっつぁん!!」では、大向こうへのざわめきと振り向きで、芝居の空気が乱れてしまったのは非常に残念。
★おまけ1:歌舞伎座では両花道にして、久松は土手を、お染は船で川を下っていったのだが、今回は船は上手に引っ込む形をとっている。舞台の一部が川に変わるのだが、1階席からだとその変化がわからないかも。こういう見事な歌舞伎の技術をもっと見てほしいものだと思う。
★おまけ2
:「歌舞伎のみかた」の牛は「菅原伝授手習鑑」の牛車(牛には人が入っていた)、虎は「傾城反魂香」、兎は「玉兎」、龍は「鳴神」、猪はもちろん「仮名手本忠臣蔵五段目」。酉と猿はとくに限定されていなかったが、猿は「近頃河原達引」を思い浮かべた。酉もたしか大事な使われ方をした芝居があったと思ったけれど……ああ、思い出せない。
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ちょっと残念だった歌舞伎鑑賞教室1

73日 歌舞伎鑑賞教室(国立劇場1430分の部)これまた思いっ切りネタバレあり
初日は初日なんだけど、今日は11時の部があったので私が見たのはまったくのしょっぱなというわけではない。
「歌舞伎のみかた」は、動物をテーマにしたものだというからこれまでとはちょっと趣向が違うかも、と期待が大きかったし、梅之さんが出られるというので、楽しみでもあった。
先月に続いて観客の大半は高校生であるから、開演前の賑やかさはハンパではない。それでも緞帳が上がり、定式幕が現れると静かになり拍手が起こった。学生さんたちの期待の現れかな。でも、残念ながらまだ開演5分前で、ちっとも幕があかないから又ちょっと賑やかさが復活した。
やがて、照明が徐々に落ち、ついには真っ暗闇に。すると客席からはキャーキャー悲鳴が。男の子の野太い悲鳴も聞こえる。私は2階席だったので、スッポンがあいているのが見えたから、ここから進行役の松江さんが登場するな、と予想していた。はい、見事予想通り(自慢してどうする)。定式幕の説明に伴い舞台に出ていらした狂言作者の竹柴さん(下のお名前は失念、ごめんなさい)の柝によって、いよいよ定式幕が開く。
舞台中央に、真ん中に時計、その周りに十二支が振られた円盤が降りてきて、松江さんが昔は時刻に動物が充てられていたという説明をされた。そしてその後、十二支順に歌舞伎の中の動物が紹介されていくことになる。
円盤が上に戻り、舞台中央に対峙する2人の女性を乗せた台が出てくる。1人は緋色、1人は白色の衣裳。そう、政岡と八汐だ。2人が遣り合っているその足元にネズミがちょろちょろと出てくる。そこでストップモーション。黒子さんが差し金で操作しているネズミの口には巻物がくわえられ、この場面のごく簡単な説明と女方、黒子、ネズミの解説が入る。女方の説明では、松江さんが2人の役者さんに「あなたは男ですよね」と声をかけると、「はい、男です」。学生さんからは笑いが起こる。だってね、八汐はともかく美しい政岡の口から男性の声が発せられるんだから。一時停止が解除されると、政岡が八汐を刺し、2人を乗せた台は舞台後方へ戻る。はい、ここで私も一時停止。この政岡こそ、梅之さんなんです!! 緋のお着物がとてもお似合いで美しくきりりとして、2階から見る全体のお姿もステキだし、双眼鏡でアップでも見たいしで、わずかな時間だったけれど、私は双眼鏡を目に当てたり離したり、大忙しで舞台を見つめていました♪
さて、ネズミはまだ続く。舞台中央から荒獅子男之助がネズミを踏みつけにしてセリ上がり。ここでもストップがかかり、附け打ち、見得、大向こうの説明。一時停止解除後は、ネズミの役者さんのとんぼに、拍手が沸いた。
さて、その後は牛、虎、兎、龍と進むが、それぞれどの場面に出てくるかは歌舞伎を何度も見ている方ならすぐわかる。私は兎だけわからなかった(その演目は見ていないから)。虎のときには黒御簾はずして中を見せてくれた。これは普段見られないから、かなり嬉しい。狭い台の上に6人の演奏家が身を寄せ合って座っており、うわ~暑そうと気の毒になってしまった。暗くてよく見えなかったけれど、太鼓もあの中にあるはず。
虎は、畑を荒らされたお百姓さんが追ってきたのだが、それが藪の向こうに姿を現すと、お百姓さんは客席最前列の学生さんたちに「あの虎だよ、あの虎だよ」と指差して注意を促す。その途端、学生さんから「どんだけ~」のツッコミが。これには松江さんもお百姓さんもリアクションの取りようがない、という感じであった。
龍では、雷車(らいしゃ)という擬音装置が紹介された。車がたくさんついていて、床を転がすと、ゴロゴロという雷音が出る。

ここで学生さんの代表者2名が舞台に上がり、一旦引っ込んだ後、女の子が馬を引き、その馬には男の子が乗って登場。馬の背はけっこう高さがあって、怖いそうだ。蛇は緑色のぬいぐるみのようなものを松江さんが男の子に投げると、お約束どおり(?)男の子が驚きのリアクション。
羊という動物が出てくる歌舞伎はあったかなあ、と考えていたら、これはなんと、刺身に見立てた羊羹として登場した。うむ、なかなか考えたものでござるな。
酉と猿は、人形(?)。止まり木にのっている酉はヒモを引っ張ると、羽をばたつかせる。猿は操り人形になっている。この2つが乗った台を、それまで四つん這いになっていた犬の着ぐるみが突然立ち上がって押して帰ったのには客席爆笑。
最後は猪。これはもちろん有名なあの猪で、男の子が中に入って実際に動いてみた。この子は猿も上手に操っていたし、猪としての動きもなかなかなもので、感心した。本人の感想は「暑いし、足と腰がきつかった」。
歌舞伎の中の動物を紹介するという趣向は面白いし、こちらにもその演目を当てる楽しみがある。しかし限られた時間でこれだけの動物を登場させるとなると、焦点がボケてしまい、全体に冗漫な印象を受けたことは否めない。ましてや歌舞伎を初めて見る学生さんたちには演目自体がわからないだけに、乗り切れない部分が多々あったように思う。ただ、これは時間の経過とともに改善されていくものと期待される。
松江さんは、次の「野崎村」に久松役で出演するので退場し、かぶきっこ的キャラクターによるスライドで「野崎村」のストーリーの説明があった。若い子向けの工夫だろうが、舞台に人がいないとざわつきが出るのはやむをえないか…。

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2007年7月 3日 (火)

華やかな「お祭り」

71日 松竹大歌舞伎中央コース(北とぴあ昼の部)
「お祭り」
段治郎さんのカッコよさ、春猿さんのしっとりとした美しさ、美形カップルは見ていていいものですなあ。段治郎さんの鳶頭が春猿さんの芸者・春乃を連れて親方だか誰だかのところに行き、これから2人で暮らします、って挨拶するんだけど、実は春乃を押しのけて笑三郎さんの芸者・福乃が横から入ってくるのね。でもずっと顔を手で隠しているものだから鳶頭は気付かずに福乃を親方に紹介しちゃってるの。やがてちょっと変だと思って顔を覗き込むと、春乃のはずが福乃に入れ替わっているので驚くという趣向に、客席大笑い。
やがて右近、猿弥、弘太郎、笑也の4人も加わり、7人勢ぞろいしたところで客席も一緒に手締め。その後華やかにひと踊りあって、幕。「お祭り」には「申酉(さるとり)」と「神田祭」の2種類があるらしいが、今回は両方を合わせて構成し直したものだそうだ。
猿琉さんは、ここでは段治郎さんに絡む若い者の1人として登場。若い者たち(笑三、喜猿、喜之助、猿若、猿琉、猿治郎)の見事なトンボに拍手が沸く。
先ほど花道と書いたけれど、北とぴあの舞台にはいわゆる花道はない。中日劇場のように、舞台両側に鳥屋へ通じる通路のようなものがあり、これを花道がわりにしている。巡業というのは、各劇場で舞台の大きさ等の違いがあって、大道具から役者さんの動きまで変わってくるだろうから、色々なご苦労があるだろう。私は「俊寛」を一度小屋で見てみたいなあと思っている。

★おまけ1この巡業のチラシ、ポスター、プログラムの表紙はすべて同じ写真が使われている。上は白、下は黒いパンツといういでたちのイケメン7人衆(笑也さんブログより。ここには門之助さんが入っています)、カッコいいですよ。
★おまけ2幕間に出演者のインタビューがあるというので、イヤホンガイドを借りた。ところが、音声はホールの中でしか聞くことができず、トイレ行列でほとんど幕間時間をつぶしちゃった私は、門之助さん、笑三郎さん、そして段治郎さんをかろうじて最後のほうだけキャッチできたのみ。門之助さんの地声は意外と低かった。「俊寛」では丹左衛門をやるが、脚を出す衣裳なので恥ずかしいと言っていた(ナマ脚ではないです)。門之助さんも笑三郎さんも段治郎さんも口を揃えて、巡業の楽しみはその土地の美味しいものを食べることって。段治郎さんは、趣味のない僕は食べるのが楽しみと言い、笑三郎さんは前回の巡業ではとても太っていて、お姫様役をやるために美味しいものを我慢して今の体型を手に入れたけど、これを維持出来ているから今回は色々食べたい、と。そういう巡業の楽しみって、わかるわかる。
ところで「歌舞伎のみかた」は構成・福井浩二となっているが、これ、実は笑三郎さんの本名なんだそうだ。構成として本名が載るのは今回が初めてだとか。
★おまけ3客層としては、足の悪いおばあちゃま方がけっこう目立った。普段行きたくてもなかなか行かれない歌舞伎が比較的近場で見られるという方たちだろうか。都内の巡業って、そういう意義があるんだなあ、ということとともに、満足そうなおばあちゃま方の顔を見て、そこへ来たお客を楽しませることにこそ巡業の意味があることを認識した。
★おまけ4私、このたび春猿さんの後援会にも入会しました。これまでWeb春猿でチケットを取っていただいていたのですが、先日ふとWeb春猿の趣旨など読んでいたら、「多くの方に歌舞伎に親しんでいただくため会費は無料です」とありました。そういう会に私みたいなのがいてはいけないと反省し、改めて梓春会という後援会に入ったわけです。気が多いと言われることなかれ。

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2007年7月 2日 (月)

孤独と満足:右近さんの俊寛

71日 松竹大歌舞伎中央コース(北とぴあ昼の部)
「俊寛」
実は、今回「俊寛」の感想を書いてもいいのかな、という気がする。というのも、観劇にあたって、私は大ボケをこいてしまったのである。それは、語るも恥ずかしいのだけど、「歌舞伎のみかた」で楽しんで15分の幕間後、あとは座席で「俊寛」の開幕を待つばかりという時になって、なんと突然猛烈な睡魔に襲われたのだ。うわあ、これからって時になんなのよ~。必死で睡魔と闘い、千鳥の登場まではなんとか見ていた。でも、そこで力尽き、気がつくと、はるか遠くの海原に船を見つけた面々が喜びの声を上げているところだった。
「俊寛」で一番のポイントになる場面は、康頼と千鳥の婚礼だと思うんだよね。ここで俊寛は2人の結婚を心から祝し、千鳥の父親になるんだもの。ここをしっかり見ておかなければいけない。千鳥のために瀬尾と闘い、自分のかわりに千鳥を船に乗せてやる、その俊寛の気持ち、同時にまた千鳥も俊寛を親と慕う、そういう2人の結びつきを物語として知っていても、実際に見てそれを感じたかったのに。あ~、なんてバカなんだ。
ただ、それでも見た範囲で言えば、全体にわかりやすく、いい俊寛だったとは思う。それは多分、役者さんたちのセリフが明快だったというのが大きいかもしれない。
右近さんの俊寛、大熱演。右近さんのセリフ回しにはちょっと気になるところもあるのだが、俊寛ではそれがほとんどなく、丁寧に演じていて、とってもよかった。私、俊寛ってかなり年がいってるのかと思っていたけれど、実際のところ、この当時の俊寛は30代後半なんだそうだ。右近さん自身も師匠に「俊寛はまだ若いんだよ」と言われて、改めてああそうか、と思ったとか。確かに右近さんの俊寛は若い。そのせいか、吉右衛門さんや幸四郎さんに比べ、ちょっと弱り方が足りなかったかも。別にそれが悪いということは全然ない。必死の気持ちはよく伝わってきた。右近さんは、去って行く船を追い、舞台先端まで走ってくる。落ちるんじゃないかとはっとした瞬間踏みとどまる。それから船に手を振りながら花道まで行き、やがて、押し寄せてくる潮に後ずさり、岩にのぼる。岩の上の松の間から顔を出すとき、右近さんは右と左の両方の枝の間を使った。私が見た俊寛では、向かって右の間からしか顔を出さなかったように思うけど、先に左側から船を見ようとしたのはよりリアリティを追求したものだろうか。見えなくなった船をいつまでも見つめる右近・俊寛は、静かな孤独感と満足感に包まれていたんじゃないかなあ。
猿弥さんの瀬尾、憎ったらしかった。これまでで一番憎らしかったかも。俊寛に斬りつけられた肩の傷を見せるところは、猿弥さんは後ろ向きになっていた(段四郎さんはたしか前向きでやっていたと思う)。笑也さんの千鳥は可憐だったが、先述したように三々九度は寝ていたし、口説きの場面って、いつも割と苦手なので、う~む何とも言えない。笑也さんはお顔がスッキリ美人なので、その分、情というものが表には出にくい気がする。そこが物足りなさと言えば物足りなさか。でも、船に乗り込んで俊寛に手を合わせるところはよかったな。瀬尾と戦う俊寛の加勢をしようとする場面では、長熊手(っていうのかな)で瀬尾を打とうとしたら俊寛に止められやめてしまったが、魁春さんも福助さんも打っていたように記憶している。どうしてやめてしまったのだろう。
猿琉さんが船頭役で出ていたが、私の席からは誠に残念なことに、俊寛の小屋の柱の陰になってしまい、全然見えなかった。でも、船のもやい綱を巻いたりはずしたりしたのが猿琉さんだったと思う(これも客席に背中を向けていて、顔がよく見えないので自信はない)。
いい俊寛だったのに乗り損なったのは、一つには大事な場面で寝ていたということもあるが、もう一つ、私の中の俊寛は、
1月の吉右衛門さんで昇華してしまった感があるからかも。泣いている人もいたし、もっと入り込んで見たかった。できたらもう一度どこかで見たいかも。
ハハ、最初に感想書いてもいいのかな、なんて言っておいて、それなりに書いてしまった… 

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さすがの澤瀉屋:楽しい「歌舞伎のみかた」

71日 松竹大歌舞伎中央コース(北とぴあ昼の部)

先月名古屋で大活躍だった澤瀉屋の巡業初日です。思いっきりネタバレしてます。

「歌舞伎のみかた」。前回の国立でも笑三郎・春猿コンビ(最初の出がとても美しく印象的だった)で好評だった「歌舞伎のみかた」、今回は前回とはがらりと趣向を変えた非常にユニークな解説であった。

幕が開くと、笑三郎さん、春猿さんだけでなく、その後ろに8人の若手(笑子、笑羽、裕喜、笑野、喜昇、喜久於、喜太郎、猿若)が平伏している。それだけでも、これから何が始まるのか期待が高まるというものである。

笑三郎さんと春猿さんの挨拶が終わると、若手は袖に散り、めくり台が出てきた。説明の内容に応じて「義太夫」とか「見得」などの項目、あるいは「附け」「大向こう」などのキーワードがめくられるというわけだ。

まずは「義太夫」の解説から。義太夫が物語りの状況や登場人物の気持ちを説明する音楽であるといった説明はどこでも聞くものだけれど、これを笑三郎さんの三味線と春猿さんの動作で実演して見せてくれたのがとても楽しい。最初のお題は「ハッと驚く」。春猿さんがしゃぁっと驚いてみせると、笑三郎さんが三味線を弾きながら「♪はっと~おどろく~♪」と入れる。実にわかりやすい例で、客席は大喜び。

それからお題は「喜怒哀楽」に変わり、春猿さんのそれぞれの動きに合わせて笑三郎さんがその気持ちを三味線で表す。「喜」は男の笑い。春猿さんの「男の高笑い」って珍しい。「哀」は女の泣き。自称「澤瀉屋の藤原紀香」春猿さん、紀香が結婚したからって嬉し泣きをやって、大受け。

次は「見得」。笑三郎さんが見得をするが、何の効果音もない見得はインパクトが弱いということで、そのまま効果音の説明へ。もちろん最初は「附け」で、附けの定番の実演。それから「大向こう」、「観客の拍手」も大事な効果音であると。今日は本物の(っていうのも変な表現だが)大向こうさんが何人か来ていて声を掛けていたが、ここでは春猿さんの模範演技ならぬ模範掛け声の後、観客全員で掛け声の実演をした。

そして客の有志が舞台に上がって見得の実演。この有志っていうのが、国立劇場の歌舞伎鑑賞教室や歌舞伎フォーラムを想像したら大間違い。これまでの私の鑑賞歴からこういうものは24人くらいと決まっていたのだが(今年2月の歌舞伎フォーラムは6人だったけどね)、なんと希望者が後から後から舞台に上がってきて驚いた。3歳くらいの男の子も含めて総勢10人(この男の子が可愛くて客席騒然)。1300人収容の劇場でこれだけの人が舞台に上がるその度胸、羨ましい!! だって、本当は私だって上がってみたい気持ちはあったけど、何しろ小心者ですから…。この10人、笑三郎さん、春猿さん指導のもと見得をしたが、笑三郎さん、突然大慌て。何かと思ったら客席からの掛け声がなかったんですね。そして見得のやり直しは客席からの「おもだかや~っ」の効果音でバッチリOK

さてこの後は、「俊寛」の簡単な説明。最初に出ていた若手が登場人物の大きな顔写真(たとえば俊寛なら、俊寛の顔のメークをした右近さんの写真)をお面にしてつけて出てくる。そして笑三郎さん春猿さんによるストーリーの展開に応じて、身振り手振りをつける。これまた実にユニークな進行で、わかりやすくって楽しくって。はじめは赦免状に俊寛の名前がなかったけれど、実は俊寛も帰れることになる、というあたりで、後は見てのお楽しみ。というところで、客席が大いに沸いた「歌舞伎のみかた」は幕。

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