« 綱に見る杉の市の生き様 | トップページ | 駄てんとう虫 »

2007年5月21日 (月)

つんどく

浅田次郎の「憑神」の文庫が出たので買った。1冊だけっていうのもなんだなあ、と思い浅田次郎をもう2冊買った。買っておきながら、これもまた<つんどく>だな、と心の中でつぶやく。
私は自分で買う本はほとんどが文庫か新書、あるいはせいぜいムックだ(ハードカバーは高いし扱いづらいから、必要があれば図書館で借りる)。本屋へ行けば面白そうな文庫や新書を漁り、またアマゾンでも1冊ではもったいないからもちろん読む意欲満々で数冊買うのだが、まずは買ってから読み始めるまでに何週間もかかるし、読みかけてその辺に置いた本は、だらしがないからどこかに消えてしまって、仕方ないから別の本を読み始める。一気に読み上げればいいものを、なかなか時間が取れず、それなら電車で読もうとすると先に眠くなる。
風呂で読むことも間々あるが、やっぱりそれは冬場になる。それに、浴室に持ち込む本は、ふやけてもいいものに限られる。いつぞやは、うっかり浴槽に落としてしまい、慌てて引き上げたときにはたっぷり水を吸ってぶくぶくにふくれていた。乾かしても汚らしいだけで、私は本が汚れるのはとても嫌うし、本は私にとってどんなものでも大事で、たまたまほとんど頭休め用に求めた本ではあるものの非常に複雑な気分であった。
先日は図書館で2冊借りたが、うち1冊(「ザ・対決」)は手付かず、もう1冊(「色のない島へ」)は半分ほど読んだところで、返却期限を2週間もオーバーしていることにさすがに気がひけ、とりあえず返してしまった。科学と旅行記が一緒になったような内容で、翻訳もこういうものにしてはいい感じだし面白い。読み始めれば快調に読めるのだが、何しろ字数もページ数も多くて……。今取り掛かっている大仕事が終わったら、2冊とももう一度借りて、最優先で読破するつもり。
とまあ、こんなことを繰り返しているうちに、買ってきて袋から出しもせずに放り出してある本もだんだん増えてきた。又足の踏み場が怪しくなってきたのでちょっと整理したら、出てきた読みかけの本も含めて、10何冊かが仕事場に、そして寝室には「演劇界」だの歌舞伎筋書きだの映画プログラムだの数冊が放り出してあった。
とりあえず、今積んである本は「博士の愛した数式」(小川洋子)、「あかんべえ上下」(宮部みゆき)、「紅蓮のくちづけ」(深山くのえ、染・愛のBLのコラボ本)、「江戸の満腹力」(細谷正充編、時代小説のアンソロジー)、「フェルメール全点踏破の旅」(朽木ゆり子)、「エミールと三人のふたご」「点子ちゃんとアントン」(以上ケストナー)、「算法少女」(遠藤寛子)、「タモリのTOKYO坂道美学入門」、「日本の“珍々”踏切」、「地図を探偵する」、そしてこれに新たに浅田次郎「憑神」「珍妃の井戸」「日輪の遺産」が加わった。本棚にしまっておけばいいようなものだが、すぐ手に取れるようにしておきたいのである。でも、さすがに読まれるのを待っている本たちを見ると、ため息が出る。
P1040073
追記:mamiさんのところで「ブラフマンの埋葬」(小川洋子)、kirigirisuさんのところで密命シリーズ(佐伯泰英)が紹介されている。こんなに積んであるのに、また食指が動きかけている私…。そういえば、「色のない島へ」も「ザ・対決」もurasimaruさんのところで教えていただいたのでした。

|

« 綱に見る杉の市の生き様 | トップページ | 駄てんとう虫 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 綱に見る杉の市の生き様 | トップページ | 駄てんとう虫 »