« 自制心ゼロ | トップページ | 可愛いヤツら 2 »

2007年3月 1日 (木)

可愛いヤツら

78年前からよく忘れ物をするようになった。家に何かを忘れて出かけるのではない。行った先に物を置いてきてしまうのだ。

P10101362 マフラーはバス、カラオケ屋、飲み屋(つい先日)と3度やった。傘は地下鉄、カバンはJR。どれも気に入っているものだし、マフラーは友人の、カバンは娘のプレゼントである(しかもこのときは仕事の書類が入っていた)。幸いどの場合もすぐに気付き、必死で乗り物は追いかけ(終点まで取りに行くことになるが)、店には引き返し、で無事に手元に戻ってきた。

携帯は大変だった。1度は歌舞伎座で落とした。東側筋書き売り場で保管されていて、この時はすぐに安堵できたが、もう1度はそうはいかなかった。ある日、自宅で携帯がないことに気付いた。どこを探してもない。さんざん自分の番号にかけてみたが、どこからも着信音は聞こえない。どこへやっちゃったのだろうと、家族を巻き込んで大騒ぎしていたところへ、金属回収業者さんから連絡をいただいた。「携帯、預っています」と。その日は金属ゴミ回収の日で、他の金属ゴミと一緒に捨ててしまったらしいのだ。収集所で、手にしていた携帯を無意識のうちにポリ袋に入れたのだろう。業者さんは、たくさんの金属の中から着信音を聞き取り、どうやって私が落とし主だと判断したのかはわからないが、親切にも保管してくださったのだ。即、お礼をもって業者さんを訪ね、携帯は奇跡の生還を果たした。そんなことがあったためか、この携帯は手放し難く、もう何年も機種変更をしていない。

このほかにも、書類を地下鉄通路に落として、1駅先から戻って掃除のおばさんに捨てられる寸前に取り戻したり、友人への北海道土産をその前に立ち寄ったところに置いてきたり、そんなことがしょっちゅうである。

昔は、大金を車の屋根に置いたまま発進してなくした、というようなニュースを見ると、「なんで、そんな大事なものを雑に扱うんだろう」と信じられない思いであったが、雑に扱ったわけではなく、人にはふっとモノに対する意識の途切れる一瞬があるのだろう。意識の回復が早いか遅いかが、モノをなくすかなくさないかの瀬戸際なのかもしれない。自分がこうなってみると、そういうこともある、と理解できるのである。ん、それとも単に年齢のせいか?!

|

« 自制心ゼロ | トップページ | 可愛いヤツら 2 »

私って…」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 自制心ゼロ | トップページ | 可愛いヤツら 2 »