2月24日ゼロックススーパーカップ 浦和レッズ vs ガンバ大阪(国立競技場 13:30キックオフ)
冬のサッカー観戦はちょっと面倒である。まず、着膨れる。そのうえ膝掛けだ、座布団だ、手袋だ、カイロだ、とやたら荷物が多くなる。ましてや国立競技場ともなると、屋根がないから天候によっては荷物に雨具がプラスされて、さらに膨れ上がるし、座席に背もたれが泣く、したがって飲み物のコップホルダーがなく、ひどく狭いときている。私など肩幅が広いから、隣の人とぶつからないように身体を縮めたりして、疲れちゃうのである。だから、昨日はぜ~んぜん見に行くつもりはなかったんだけど、サッカー仲間の1人が何かの抽選でチケットを当て、是非に、と誘ってくれたので、重い腰を上げた。
荷物検査もすませ、スタジアムに入っていくと、なんと座席が変わっていた。まず、背もたれがついた。だからコップホルダーが備え付けられていた。狭いのは相変わらずだが、この2点の改善だけでもかなり座り心地が違う。我々の席はメインのガンバ側ではあるが、ゴール裏でもない限り、その辺はレッズファンもガンバフ
ァンも呉越同舟というような場所。前から7列目という実にいい席であった(本当はもう少し上のほうが見やすい気もするが、選手が近い分、私のようなミーハーは嬉しい)。
仲間の1人に、こういうときに相手に聞こえるような声でわざとイヤミを言う子供みたいな男がいて、近辺にガンバファンがいるのを承知で、盛んに挑発的する。喧嘩でも起きないといいが、とハラハラしたが、我々もしら~っとして乗らずにいたし、ガンバファンも大人の配慮があったのか、なにごとも起こらず、ほっとした。
席に着いた頃はまだ陽もあたり、まずまずであったが、メインの座席というのは時間の経過につれ、陰に入る。そうなると、寒いことこの上ない。仲間から使い捨てカイロをもらい、やっと少し暖まってくる。
だいたい、試合内容からして寒い。金の取れる試合ではない。チームとしてまったく機能していない。相変わらず、ボールを待って受ける。だからインターセプトされる。自明の理がなぜわからないのか。走り出しが遅い。ボールが蹴られたのを見てから走る。ルーズボールがとれない。途中からはもう戦意喪失か、がむしゃらに走ろうという気も見えない。
1点目は伸二のミスから取られた点だ。それまでの伸二はパスもいいところに出していたし、そこそこ走ってもいて、ちょっと期待が持てる気がしていた。ところが、気を抜いたようなプレーで相手にボールを奪われ得点を許してからはまったく精彩を欠いた。
ディフェンスもやっぱり闘莉王頼りということになる。坪井はともかく内館、ネネではどうにもならないことは予測していたが、まあひどい出来ではあった。
期待の阿部もほとんど目立たなかった。存在すら忘れてしまって、「あ、そういえば阿部がいたんだっけ」なんて思ったりもしたほど。FKのチャンスに蹴らせてあげればよかったのに、ポンテが蹴っちゃって。
頑張っていたのは鈴木啓太くらいなものであろうか。前半の危機にはいつも啓太がいて、献身的に走り、飛び込み、足を出し、防いでいた。
しかし最悪なのはオジェックではなかっただろうか。サブにこれまで見たことのない若手を数人揃えていた。だが、交代選手として使ったのは、平川に替えた岡野のみ。私は岡野が好きだし、今でもまだまだその走りは使えると思っている。しかし、昨日のあの状況なら若手を使うべきだろうが。しかも3人の交代枠をフルに使ったのはガンバであって、レッズは岡野だけ。いったい何のために若手を入れたのだ。たとえ技術が未熟であっても意欲でそれをカバーすることだってあるのだ。レギュラーの座を狙ってやる気満々(と思いたい)の若手にベンチを暖めさせ、やる気のないレギュラーメンバーをだらだらピッチ上に置いておくほどバカげたことはない。J開幕に向けて調整をしたかったのかもしれないが、それなら練習試合でやればいい。金を取っている以上、少しはサポーターを納得させる姿勢を見せて欲しい(タダ券だから許せるってものでもないし)。
そもそも、オジェックは弱かったチームを上位に引き上げた功績とは別に、攻撃的なサッカーではないから飛躍が望めないとして、ケッペル監督に代わられたのではなかったか。それならなぜ、再び監督として招聘したのか。レッズに限らないが、私はいつも不思議に思うのである。なぜ一度ダメだと判じた監督を再び起用するのか、と。昨日の1試合を見ただけでは何とも言えないが、オジェックの戦術が変わったのだろうか(シュート数、たったの3!!!)。
だけど、私はオジェックは好きである。だから、再起用に関する不審はもっていても、期待はしているのである。
前期優勝チームゆえ、パーティーパーティーで調整が遅れるのは予想がつく(私もその1つに参加させてもらったから大きなことは言えないが)。でも、このままでは、1週間後に控えた開幕戦、いくら相手がJ2から上がってきたばかりの横浜FCとはいえ、勝てないどころかボロ負けするんじゃないだろうか。3月7日にはアジアチャンピオンズリーグでインドネシアのチームと戦う。本来なら大差で勝つべき試合だが、これすら心配になってくる。
しかしグチを言っても始まらない。負けて問題点がたくさん出たのはいいことだ、と思うことにしよう。
前向きかつ飲兵衛の仲間たちは、試合後食べて飲んで、カラオケ3時間の間にも飲んで飲んで、まあ、昨日はよく飲みました。
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