2008年7月 3日 (木)

待っていますパワーを團十郎さんに

先ほどいただいたコメントで、團十郎さんの入院を知りました。夕刊フジなどで報道されているようですが、とてもショックです。
2年前の5月團菊祭、「外郎売り」で復帰を遂げられた後、パリ公演にかけた意気込みの凄まじさなどから、すっかり回復されたものと思っていました。ついこの間だって、お元気に舞台に立っていらしたのに、ずっと続く貧血をおしての公演だったとは。
治療の厳しさを経験した上での3度目(でしょうか?)の入院は、精神的にこれまで以上につらいものがあるのではないかと思うと、9月の演舞場で浮かれていた気分がしゅんとしてしまいました。
でも、大らかな團十郎さんのこと、きっと再び病を克服して舞台に戻ってきてくださると信じています。團十郎さんの舞台を待っているファンがたくさんいるということが團十郎さんの力になるのだと思い、非力ながら「待っていますパワー」を発信しているところです。

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胸も手も震える9月演舞場

9月演舞場のチラシが「ほうおう8月号」とともに届きました。
噂では聞いていたのだけど、亀治郎さんと海老蔵さんの共演ということだけでもドキドキなのに、そこに時様もsign03
ああ、今の私、胸が震えちゃって、仕事が手につきません。今キーを叩いている手も震えている・・・

演目は以下の通り。

[昼の部]

源平布引滝
 木曽義賢・斉藤実盛 : 海老蔵

枕獅子
 傾城弥生・後に獅子の精 : 時蔵

[夜の部]

加賀見山旧錦絵
 尾上 : 時蔵
 お初 : 亀治郎
 岩藤 : 海老蔵

かさね
 かさね : 亀治郎
 与右衛門 : 海老蔵

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2008年7月 2日 (水)

初チェーホフは残念な惨敗

71日 「かもめ」(赤坂ACTシアター)
チェーホフなんてまったく関心がなかったのだけど(退屈そうで)、井上ひさしの「ろまんす」を見たせいで迷いが生じ、結局チケット発売日からだいぶたってサイトを覗いてみたら、そこそこの席があいていたのでついつい購入してしまった。
結果として、やっぱりチェーホフは合わないかも。決してつまらなかったわけではない。ちゃんと見ていれば、けっこう面白いと感じる部分もあったし、笑える場面も間々あった。チェーホフは喜劇だと井上ひさしが言う(チェーホフ自身も言っている)のもわかる、気がしないでもない。でも眠くなった。そして第1部の後半はかなり寝た。第2部は気合入れたのに、やっぱり途中で眠くなった。それでも頑張って1部ほどは寝ないようにした。
ストーリーは、「父と暮らせば」で触れた鴻上尚史の「名セリフ!」でたまたま読んだので大まかなことはわかっていた。その時から危惧はあったのだ。だって鴻上さんがチェーホフの戯曲は「動きが少なくて、登場人物の会話がえんえんと続くだけ」と書いているんだもの。そのいっぽうで、「かもめ」の主人公トレープレフ(ロシアの文学って、名前だけで挫ける。トレープレフなんて耳で聞いただけじゃ覚えられない)の最後のセリフには言外の意味が満ち溢れているようで、それを考えるのが楽しいとも言っている。だから、きっとちゃんとセリフを聞いていれば面白い芝居だったのだ。
話はややこしいような単純なような。田舎に住んで芝居を書いているトレープレフ(藤原竜也)は女優志望のニーナ(美波)に恋をしている。でもニーナはトレープレフの母親で女優のアルカージナ(麻実れい)の愛人である有名な小説家トリゴーリン(鹿賀丈史)を好きになって、アルカージナとともにモスクワへ帰るトリゴーリンを追いかけて行く。ニーナはトリゴーリンの子を産んだけれどすぐに死んでしまった。2年後、アルカージナとトリゴーリンは田舎に戻る。ニーナも人知れず戻ってきていて、トレープレフに再会する。でも2人の思いは噛み合わなくて…。
と、ここまでは知っていた。芝居を見て「ええ~っ、こんな登場人物もいたのぉ?」となったのが、小島聖演じるマーシャという女。いつも黒い服に身を包んで、いつも不機嫌で笑顔を見せることがない。この人は、アルカージナの兄ソーリン(勝部演之)の家の執事の娘で、トレープレフを好きなのに、彼女に思いを寄せる冴えない教師(たかお鷹)と結婚し、それでますます不機嫌になっている。あんな嫌っていたのに、なぜ結婚したのだろう。しかも、子供までつくって(子供には愛情を感じていないみたい)。
機嫌の悪い人の顔見ているのってイヤなものでしょう。だから私は、この女の存在があまり面白くなくて。小島聖はイメージを壊さないようにするためか、3回のカーテンコールで一度も笑顔を見せなかった。
鹿賀丈史についてはどうしても「アレ・キュイジーヌ!!」(「料理の鉄人」)のイメージが抜けなくて。終わってからもう何年もたっているのにね。と同時に、ニーナが追いかけるほどの男にも見えなくて(ニーナは外へ出るきっかけがほしかっただけなのかもしれない)。
藤原竜也クンはとても動きの綺麗な役者さんだと思う。童顔にやや太めの声というアンバランス、そして「身毒丸」では全身で表現するエネルギーに圧倒されたが、今度も激しい感情を露わにする場面では全身を使っていた。あんなに美形なのに、あなたの書く戯曲は「動きが少なくて、読むだけ」とニーナに言われてしまう(で、前述のチェーホフ本人の戯曲も「動きが少なくて、会話がえんえんと続くだけ」に繋がる)。
美波は前半、ちょっと声がキンキンしていた。「エレンディラ」ではきれいな高い声が魅力のひとつだと思ったのだが、今回はあまり張り上げたときに気になった。でも、美波って顔がいいし、はかなげな雰囲気が割と好きだ。美波もカーテンコールで1回笑顔を見せかけただけだったな。やっぱり役のイメージを保とうとしているのかしら。
他を圧倒していたのは麻実れいだと思う。まさにアルカージナがそこにいる、という感じで、存在感バツグン。華やかで姿も美しく、それに大声を出しているようには感じないのに、ちゃんと声が透っている。さすが元宝塚と言いましょうか。
<上演時間>第1100分、休憩15分、第250

今こうして「かもめ」を振り返っていると、寝ちゃったのはもったいなかったな、と後悔している。
怒涛の6月は終わったけれど、怒涛の余波はまだ残っていて、30日、1日、2日と3連チャン。そんなスケジュールだから寝るのかも。で、昼間寝たから今起きている。いくらなんでももうそろそろ寝なくては。

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2008年7月 1日 (火)

小松菜の町と鹿

昨日、江戸川総合文化センターに行くのに、新小岩駅から都バスに乗った。3停留所目、江戸川高校前で降り、左に折れると、そこに「小松菜産土神」という文字が目に入った。帰りに寄ってみた。
神社そのものは新小岩香取神社(写真1)という名前で、境内に鷲神社(祭神はヤマトタケル、写真3)、水神社(ミヅハノメノミコト)、道祖神(猿田彦)、大雷神(615日頃に出現。「一之江の一つかみなり」といって古くから信仰されてきた、写真4)などがあり、小松菜産土神(写真5)もその一つであった。享保4年(1719年)、時の将軍吉宗が鷹狩をする際の食事場所としてこの神社が選ばれた。差し上げるものが何もなく、餅のすまし汁に彩りとして小松菜をあしらったところ、吉宗がとても喜んでこの地を「小松菜」と名づけたとか。以来、この神社の祭事には必ず小松菜が神前に供されるそうだ。そして小松菜は江戸川区の特産野菜となった、という。
昨日30日は大祓の日で、茅の輪くぐりをするらしかった(写真2)。事情はよくわからないまま、書いてある通り私もくぐってきた。
その時、右手に鹿発見sign03 

巡業にはこんな楽しみもある。
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2008年6月30日 (月)

幸せな6月最後の日:巡業東コース

630日 松竹大歌舞伎東コース初日昼の部(江戸川総合文化センター)
「操り三番叟」
亀・亀コンビの「操り三番叟」が見られるなんて、もう早くから楽しみでした。
緞帳が上がり、下手の揚幕から後見役の亀鶴さんが登場。扇を前に置いて挨拶し、結界を張る。そして三番叟の箱を開けると、中からぺったりとうつ伏せになったお人形が現れる。客席がどよめいて、すでにここから楽しげな雰囲気に包まれる。亀鶴さんの糸によって動きを与えられた亀ちゃん三番叟は軽快に踊りだす。
三番叟はまばたきをしない、重心を上のほうに置いて踊る(したがって足に力を入れない)のだそうだ。そう言われて見れば、たしかにそうで、飛んだり跳ねたりがただのジャンプではないのはそういうわけか、と今更ながら納得。澤瀉屋の三番叟は、イギリス人ダーク(だと思う、自信ない)が紹介したマリオネットを猿翁が取り入れたスタイルで、振りが華やかなのだそうだ。膝とび、くるくる連続回転、高いジャンプ、次々繰り出される見事な技に、客席は拍手の連続。糸がからまったところでは、後見の慌てぶり、人形のからかうような動きにあちこちから笑いが聞こえる。私も嬉しくって、見ている間じゅうニコニコしていたような気がする。
亀鶴さんと亀ちゃんは仲良しだということだが、さすがにぴったりの呼吸で、操る側と操られる側の見えない糸による動きがよく合っている。足踏み(人形は足踏みの音を出さない、後見が出す)は亀鶴さんの視線がしっかり亀ちゃんを捉えて、強弱もリズムも亀ちゃんの動きに合わせてトントン、ドンドンと踏み鳴らす。
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分がアッという間に過ぎてしまった。
「口上」
口開きは亀ちゃん。この巡業は総勢44人という構成だそうで、時期が時期だけに、巡業は暑さとの闘い、体力的に苦しいものがあるが一生懸命つとめると決意を述べると、客席から「ガンバって~」という掛け声。亀ちゃん、うれしそうにお礼を言ってました(疲れはお客の反応次第で吹き飛ぶようですよ)。6月は舞台を休んで「七瀬ふたたび」のロケがあったが、そのロケでよく訪れたのが新小岩だそうだ。そこからの巡業スタートというのもちょっと面白い。亀鶴さんと竹三郎さん(浜松屋幸兵衛)はほとんどご自分の役名紹介のみ、竹三郎さんはご当地初お目見えだそうだ。桂三さんは最長老の竹三郎さん、そして段四郎さんというメンバーの中で自分はまだまだ若いと。巳之助クンは初巡業に対する意気込みと緊張が感じられた。段四郎さんも当地初お目見えだそうで、70歳!の竹三郎さん、18歳の巳之助クンの参加が嬉しい、未来の歌舞伎を背負って立つ大事な人材である若者をご贔屓に、と。口上はこれからあちこちの地方ごとのご当地ネタが含まれることでしょう。それも巡業の口上の楽しみですね。
「弁天娘女男白浪」
先月團菊祭で感動した弁天小僧、それを亀ちゃんがどう演じるのか期待が高まる。亀ちゃんは浅草、三越劇場、そしてこの巡業で3回目の弁天なのだそうだ。澤瀉屋の解釈では、弁天と南郷に同性愛的関係があるということで、それに準じて演じるとイヤホンガイドのトークで言っていた。亀ちゃんの弁天には両性具有性がかなり明確に感じられたし、たしかに、男とバレてからも南郷にすっと寄り添ったり、べらんめえ口調ながらどこかにやわらかさというかしっとりさというか、南郷への甘えみたいなものが現れていたように思う(菊五郎さんや菊之助さんとは違った味わいがある。面白いものだ)。南郷はこれまでも弁天をやさしく見守っているようなところが感じられたが、亀鶴さんの南郷(イナセでかっこいいのよ)にはそれを超える感情が見えた、というのは先入観によるものだろうか…。
稲瀬川勢揃いの場は、舞台が狭いためにちょっと苦しく、ちょっと小粒感ありかなあ。花道での渡りセリフは、忠信、赤星、南郷は袖、弁天と日本駄右衛門が舞台にはみ出すという並びになった。また土手下でのそれぞれの名乗りもあまり動きが大きく取れない。その中で、亀ちゃんの名乗りは気合たっぷり、拍手喝采。私、猿之助さんの舞台って全然知らないに等しいんだけど、それでも亀ちゃんの弁天はとく声が猿之助さんに似ているんじゃないか、って思った(全然違っていたらごめんなさい)。また、さ行の発音が段四郎さんに似ている。ただ、私自身の耳のせいか、亀ちゃんの声が時々こもってしまい、ちゃんと聞き取れないことがあって残念。5人の中で一番個性を出しづらくて難しいんじゃないかしらと思う忠信の桂三さんはベテランらしく落ち着いた口調で、一番若い巳之助クンの赤星は初々しく立ち姿がとてもきれい。亀鶴さんの名乗りはキレがあって惚れ惚れ。
段四郎さんが6月歌舞伎に続いて、ここでも安定していてとってもいい。日本駄右衛門には温かみがあり、大勢の部下に慕われる人物であることがよくわかる。
舞台が狭いから派手な立ち回りは一切なく、5人それぞれの両側に捕手が立ちふさがり、という程度で終わった。
「操り三番叟」にしても弁天にしても、大変わかりやすく、かつ何度見ても楽しい演目で、巡業にはぴったりだと思う。
怒涛の6月の最後を飾る東コース巡業初日(東コースといいながら、なぜか丸亀がある)、幸せな2時間半でした。
<上演時間>「操り三番叟」20分、幕間20分、「口上」10分、幕間20分、「弁天娘女男白浪」75
おまけ1本日初披露となる「第六回亀治郎の会」のチラシをいただいてきました。暗い砂浜で目を瞑っている俊寛、都を思っているのか。見開きの表紙を開けば、中は艶やかな白拍子花子の絵姿。今年は大劇場とはいえ、たった2回公演だからチケットきびしいだろうな。チラシは亀治郎さんのHPでも見られます。
おまけ2開演前、ロビーで守田菜生さんの姿を見かけたと思ったら、後方の席に三津五郎さんが。父娘並んで巳之助クンの応援というところでしょうか。
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会場の江戸川総合文化センターは、そこだけ異空間のような深い緑の先にありました。
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2008年6月29日 (日)

近頃とみにオバ化現象・4

★物の存在もしくは自分の行動に関する脳の短期記憶が劣化して、私の時間を奪うものcoldsweats02

eye今、使ったばかりの何か。もしくは、今、そこに置いた(はずの)何か。

mobilephone携帯。

memo手帳。

これらを探し回るのにどれだけ時間を無駄にしているか。

★脳が間違った命令を出して、私の時間を奪うもの

shock携帯でメール打っていて、変換候補の中から「それ違う」って頭ではわかっているのに、手がなぜかそれを選んでいる。消して打ち直す。しょっちゅうやる。

オバ化現象…というか、おバカ現象かもcoldsweats01

camera三鷹駅からジブリ美術館、そして吉祥寺駅への散策をアルバムにしました。緑いっぱいの写真です。ご覧いただけると嬉しいです。

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2008年6月28日 (土)

堕落のチーム

628日 対柏レイソル戦(国立競技場、1902キックオフ、36,785人)
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芝居、介護、仕事、家事(この順)でさすがに月末ともなればくたびれてきたオバサン、今日はあまり出かけたくなかったが、チケットがもったいないかな、というので反省会はなしという条件で出かけた。

埼スタは瓶缶のみ禁止だが、国立はペットボトルも禁止。持ってこなくてよかった。入口でチケット切ってもらった後、選手カードをもらおうと手を出しかけて、「ああ今日はアウェーだっけ」と気がついた。久しぶりのサッカーだし、埼スタと違って国立はピッチの周りにトラックがあるからはじめのうち何となく観戦感覚がびしっとこなかった。

しかしひどいチームになっちまったものだ。使えないFWを先発・フル出場させたり、本日の出来が悪くてもちっとも交代させなかったりannoy。オジェックに代わった当初のエンゲルスはどこへ行った? 指揮官が指揮官なら選手も走らない、動かない、攻める気がない。守りは相手のシュートコースを作ってあげているのかっpunch。もう呆れるのみ。柏に何度攻め込まれたことか。都築の好セーブとポストやポールに助けられたから2点の失点ですんだようなもの。
夕張キャンプで何してきたんだ。メロンばっかり食べていたという話もある(夕張の経済活性化に協力することに対して文句を言うつもりはない)。危機感はまったくないのか。
今日はポンテにサントスが初先発ということで期待したのだが、ポンテはともかくサントスは前半15分、ピッチに倒れてそのまま相馬と交代。だいたい、相馬は試合開始直後から1人、ずっとアップしていて、ってことは、サントスは最初からあまり調子がよくなさそうだ、こりゃかなり早めに交代だな、と睨んでいた。そこへたまたまアクシデントが起きたわけだが、そんな不調な選手、最初から無理して使うことなかったじゃん、と私はブーブー。
去年、ワシントンに対してさんざん悪態をついたけれど、エジミウソンはもっとどうしようもない。シュートはしないし、してもはずせばユニフォームの裾を齧ってテレているbomb。そんなエジを見ていたら、ワシなんかずっとずっと素晴らしいFWだった。ワシに「ごめんね」と謝りたくなるくらい。高原も1回だけいいところを見せたけれど、リーグ戦無得点のFWではいくら高原びいきの私でもかばいようがない。ハーフタイムにはブーイングに続きゴール裏のサポ席から永井コールが出るほど(永井はサブなんだよ。そのサブの選手へのコールをするサポーターの気持ち、監督わかる?)

080628uniform 今日、無理してでも見に行ったのは、一つには私のユニフォームデビューでもあったから。大好きだった伸二のユニフォームでさえ買わず、Jが始まって以来実に初めて買ったユニフォームが21番。これは去年のワシの番号であり、みんなにからかわれるけれど、今年は梅崎司heart04の番号なのだ。せっかく買ったらとたんにJリーグは1カ月の休み。アウェーだけどやっぱり今日着たいよなあと思った。それなのに梅崎はサブ。目の前で一番熱心にアップを続けていた梅ちゃんが呼ばれたのは後半35分。たった10分強の出番だったけれど、ユニフォームを着た甲斐があった。ところが、その梅ちゃんが奪われたボールで柏が決勝ゴールとなる2点目を決めてしまった。苦いデビューになっったsad。でも、梅ちゃんは一生懸命動いていたと思うよ。シュートも1本打ったし(ど真ん中だったからなあ)。
ま、この先もこの調子なら、落ちるところまで落ちるな。
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ていうか、EURO2008とか見てると、Jのサッカーなんておもちゃみたいだ。その中でもレッズのサッカーなんてサッカーじゃないよ、って言いたくなる。

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2008年6月27日 (金)

いろんな歌舞伎が見られて幸せ

626日 六月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
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080627susiya 「すし屋」

権太は去年、仁左様で大泣きしたんだっけ。吉右衛門さんのうまさは語るまでもないが、独特の粘り気のあるワルよりスカッとしたワルのほうが好きだ(あくまで個人的好みの問題です)。と言いながら、本来権太は吉右衛門さんタイプなのかなあとも思う。「すし屋」って3度目だけど、「木の実」が一緒に上演されたのは1度だけ。やっぱり「木の実」を経て「すし屋」に至るほうがわかりやすくていいと思った。
吉右衛門さん、あんな大きな図体で母親にちょっと甘えてみせるところなんか、あれじゃおっかさんコロっと言うこときいちゃうよなあ。自分の女房子供を犠牲にして鎌倉に連行させる場面はさすがにうるうるきて、やがて乾いた目が、死を迎えた権太の腰にしがみつく泣く母親(吉之丞)を見たら、またうるうるした。子供のことが本当に愛おしいという吉之丞さんの表情がとても好き。父親(歌六)と母親の、もっと嫁・孫の顔を見ておくんだったという後悔は胸に迫る。早まった子殺しは、合邦を思い出させた。
染五郎さんの維盛はきれいで品格があった。どの「すし屋」でも維盛のセリフはみんな同じだろうに、今回の染五郎さんが一番饒舌な印象を受けた。何となく無口な人という印象をもっていた維盛だけに人間味を感じた。
それに比べて若葉の内侍(高麗蔵)はどうも情が薄いように感じてしまう。別に高麗蔵さんのせいではなくて、これまで見た2回でも同じように思ったから、この芝居における若葉の内侍の性格づけがそうなのだろう。平家御曹司夫人の気位なのか。でも、お里に嫉妬したのを見て、ちょっと安心した。
芝雀さんって前はちょっと苦手だったのだけど、この頃かなりよい感じに思えている。芝雀さん独特のセリフまわしと相俟って、お里の一途な愛らしさが胸を打つ。お里ってお舟に通じるものがある。
段四郎さんの梶原は、すべてを胸に含んていることを感じさせる。安定感のある段四郎さんは、とても個性的でうまいなあと思う。
実は、最前列にすごくインパクトの強いオジサンがいて、とくにこの「すし屋」ではひっきりなしに(という印象をもつくらい)声を掛け拍手をし(1人拍手だ)で、そっちに気を取られてしまい、ちょくちょく集中力が途切れたのが残念だった。
しかし、歌舞伎って義経千本桜が好きだよなあ。来月なんか国立と歌舞伎座で千本桜、それもどっちも「川連法眼館」だもの。
080627zazen 「身替坐禅」
仁左様の右京には勘三郎さんみたいなやわらかさは感じないのだけれど、そこはかとなくはんなりしていて、とっても好ましい。奥方がだまされたことを知って、「最初から言ってくれれば一晩くらい許さないでもなかったのに」と言う気持ちがわかるような、甘えられたらゆるしちゃう~みたいな愛嬌がある。
驚いたのは段四郎さんの玉の井。これまで見たどの奥方もみんなそのご面相からは想像もつかない愛らしさがあったが、女っぽさでは段四郎さんが一番。段四郎さんの女方といえば、私が見たのはたぶん八汐くらいで、玉の井も確かに表情を作れば恐ろしくもあるけれど、必要以上にデフォルメせず、色気さえ感じられる。右京もこの奥方にいじめられるのを喜んでいるような、じゃれあっているような、普段は仲の良い、そんな夫婦だろうなと微笑ましかった。
もう一つ、段四郎さんの手が亀ちゃんの手に似てとてもきれい。普段の悪役などだと指を揃えて反らすような動きはなかなか見ることができないが、段四郎さんは手の動きも亀ちゃんと似ていて、その辺も女らしさを感じた理由かもしれない。
錦之助さんの太郎冠者は立ち姿美しく、節度があり、剽軽さもあって、うってつけだと思った。
巳之助・隼人クンの千枝・小枝には目を引かれた。巳之助クンはびっくりするほど美しく、踊りにもテンポがあり、立役より女方のほうが合うように思った。声が安定してくれば、絶対いい女方になると思う。隼人クンはまだまだ基本に忠実といった感じで固いところがあるが、1年前に比べたらなんと成長したことか。基本的に立役向きかと思っていたけれど、国立で見た「堀部彌兵衛」のさちといい、女方も悪くない。
080627koheiji 「生きている小平次」
怖い。自分のしたことに怯えて幽霊を作り出すことが怖い。現実的な女のしたたかさが怖い。
幕があくと、薄暗い湖だか沼だかで幸四郎さんと染五郎さんが釣りをしている。一瞬、ビールの親子CM?と思ったけれど、とんでもない、雰囲気は何とも鬱々としている。この2人が友人どうしだっていうのはちょっと苦しいかな。幸四郎さんの太九郎(耳から聞いただけでは、どうしてもGLAYのタクローが浮かんで困った)は意外によかった。福助さんはこういう役になると、生き生きと思い切り楽しんでやっている感じ。染五郎さんも不気味で、初めてこの演目を見る私は、ところどころで思わず「うわッ」とか「ひっ」とか声を出してしまった。ぬっと現れるユーレイ系は昔から苦手(えっ、小平次は本当に「生きている」の?)。筋書きにある「ふたりのあとを小平次に似た人間が、じっと見送っているのであった」が思わせぶりで怖い。
080627threedolls 「三人形」
傾城(芝雀、艶やか)、奴(歌昇)、若衆(錦之助、さわやか)の3体の人形が箱から出てきて、魂を入れられ踊りだすという趣向だが、人形であることが前面に出ることはなく、おニブな私など、3人が人形だということをすっかり忘れていたくらい。
奴姿の歌昇さんがどうしても猿弥さんとかぶる。3人の中では奴が一番動きが激しくて(全体にきりっとしながらやわらかさも併せ持つ踊りで、とくに足踏みの小気味よいリズムは見ているこちらとしても楽しい)、一踊りして後ろにさがった歌昇さんは後見さんに顔の汗をしっかり拭き取ってもらっていたし、床机に腰掛けると肩で大きく呼吸をしていた。
コクーンのエンタ歌舞伎もとても楽しかったけれど、歌舞伎座の歌舞伎はやっぱり落ち着くし、楽しい。いろんな歌舞伎が見られて幸せです。
<上演時間>すし屋106分、幕間30分、身替座禅55分、幕間15分、生きている小平次48分、幕間10分、三人形25分

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2008年6月26日 (木)

早すぎませんか

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1回目の幕間終了6時46分で閉店とはちょっと寂しい。

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2008年6月25日 (水)

エンタテインメント歌舞伎

624日 「夏祭浪花鑑」(シアターコクーン)

客を巻き込み、驚かせ、楽しませる。江戸時代にタイムスリップしたようなあの空間、空気に、エンタテインメントとしての歌舞伎の原点を思わせられた。「これじゃあ、チケット完売だよなあ、完売後歌舞伎の戻りもないよなあ」と納得したのでした。
「夏祭浪花鑑」自体は吉右衛門さんのを演舞場で見たことがあるだけで、コクーンは初見。しかもテイストが全然違うはずなのに、不思議と「法界坊」ほどの違いは感じなかった。それはきっと、勘三郎さんの演技が<真面目>だったからだと思う。<真面目>という言葉については誤解を受けるかもしれないが、勘三郎さんは観客サービスのあまりか、私にさえ崩しすぎているんじゃないかと思われるようなところがある、しかし今回はそういう面は見られず、団七という人間を演じるのに必要な演技だけをしていた、そんな印象を受けた、ということです。
<泥場>
団七が義平次を斬る場面は、実際に泥が飛ぶというわけで、通路よりの私の席あたりにもビニールシートが配られてあった。期待の場面の一つだったが、団七の心理の深みを見せるという意味では吉右衛門さんのほうがくいっと心に滲み込んできたような気がする。実は、私、吉右衛門さんの時の義平次役が誰だったかすっかり忘れていた。筋書きを取り出してみて、歌六さんの名前を発見しても「そうだったっけ」くらいの記憶だったのに、どういうわけか途端に歌六さんの義平次も、あの場面も、鮮やかに甦ってきたのだ。あの時は、ここで終わっていたから余計印象が強かったのかもしれない。
しかし勘三郎さんの殺しの場面もじつに印象的だった。この場面に入る前に、準備として数分の間があるのだが、このときに鳴る和太鼓と笛と鉦がとても効果的で、緊張感が高まる。そして舞台の縁に蝋燭(後に出てくる手燭と同じもの?)が並べられただけの闇となった空間、団七と義平次の動きを、白い紙を張った手燭のスポットライトで黒衣さんたちが照らし出す。恐らくちょっと向こうでは祭りが最高潮に達しているはず。それなのに暗いここだけは泥沼のように時間が淀んでおり、暑苦しい緊張感が漂う。やがて義平次は泥の底に沈み、団七は刀を井戸水で洗う。にわかに祭りの音が近づいてくるのが聞こえる。団七は大きく震える手で何度も何度も失敗した後やっと刀を鞘に納めることに成功し、水をかぶって返り血を流す。ぱっと照明が入る。昼の明かりとなったそこで展開されているのは大勢が踊り狂う祭りの場面。この対比は実に見事で、団七の心の闇が浮き上がった。踊りの波は、客席の間を駆け巡り、団七もまたそれに紛れて姿を消す。

<祭り気分>
祭りの雰囲気は舞台の上だけではない。ロビーに入った瞬間にもうその空気に取り囲まれる。売店ではお弁当の他に、みたらしや磯辺などの団子(お茶とのセットもある)、さつま揚げなんていうのを売っている。「生ビールとさつま揚げいかがですか~」という声にかなり惹かれたが、飲んだら寝ちゃうし、トイレにも行きたくなるし、で私は休憩時間にみたらしをいただいた。あのタレが好きな私は、カップにたっぷり入ったタレ(そのタレの中に2コずつ串に刺さった団子が4本入っている)を飲み干したい気分でした。

前後するが、開演10分ほど前になると、役者さんが通路を歩いて互いにお喋りに興じたり、客に声をかけたり、客席も陽気な祭りの空気に包まれる。扇雀さんが小さな子供(団七とお梶の子供。とっても可愛い)の手を引いて歩いている姿が<らしくて>思わず微笑みました。そうこうしているうちに、祭り姿の役者さんたちがみんな舞台に上がり、どこかでケンカが始まり、自然と開演になる。そして場面はまもなくお鯛茶屋にと、テンポがよく進む。演舞場にはなかったここまでの場面で、出番は少ないけれどこの物語の重要人物である玉島磯之丞(勘太郎)のことがよくわかった。
<逃げる>
二幕目はまったく初めて見る。親殺しの大罪から団七を救おうと一芝居打つ徳兵衛(橋之助)とお梶(扇雀)だが、結局団七は追われる身となってしまったのね。徳兵衛が泥沼のほとりで拾った雪駄から団七の親殺しを察して団七にそれを突きつけるあたりは、逆シンデレラ?なんて不謹慎なことを考えてしまった。
団七が逃げる場面は、江戸の町が三谷さんの「高田馬場」みたいなミニチュアタウンになっていて、ウケた(勘三郎さんと橋之助さんがスローモーションで走る場面も「高田馬場」を思わせた。もっとも、ミニチュアもスローモーもこっちが先?)。そのミニチュアの家々の後ろからぬっと大勢の捕手が姿を現したのにはビックリした。そこからの立ち回りはみんなの見事な呼吸が感じられた。通路から舞台奥への刀投げなんて、ハラハラしたけれど、投げ手のコントロールと受け手のタイミングのよさで大成功。ひとつひとつの演技に客席から大きな拍手が送られる。
私の席は役者さんが一番よく通る真ん中ブロック下手寄り通路側だったので、立ち回りが目の前で行われてこっち斬られるんじゃないかと思うほど。この席、<とちり>のあたりで、最高でした。泥場はよく見えなかったのだけど、花道がわりの通路も程よく見渡せたし、何より役者さんをすぐ下から見上げる形でミーハー心を十分満足させてくれた。
080625cocoon さて、いよいよ大詰め。期待どおり、舞台奥の壁をこわし(搬入扉が開くことになっている)、勘三郎さんと橋之助さんが駐車場へ飛び出す。外では見物の人たちが、走り回る2人にさかんに拍手を送っている。2人が舞台に戻ってくると、最後、パトカーが向かって右側からきゅ~っと入口ギリギリに突っ込んでくる。グリーンを基調としたパトカーにはPOLICEではなくてドイツ語でPOLIZEIと書いてあった。ああ、私、この先千穐楽まで1日でも時間があったら、絶対345分くらいまでには搬入口のところに行って、この数分を外で楽しむわ。

カーテンコールでは役者さんだけでなくこのパトカーももう一度登場したのが嬉しいサービス。スタンディングオベーションの中(私も今回は迷わずすぐに立ちました)、役者さん全員が通路に下りて平場席一周。通路側の客と握手したりして、一体感がより増す。
「これじゃあ、チケット完売だよなあ、完売後歌舞伎の戻りもないよなあ」と納得するわけです。
七之助クンのお辰もきりっとした覚悟が見えてよかったけれど、勘太郎クンでも見てみたかった。今月は2回取るのはきびしかったから後半にもってきたけれど、前半のキャストでも見ておくべきだったかなあ。
笹野さんは、悪どさがちょっとアッサリしているように思ったが、「義平次は笑いもすれば幸せなときもあったはず」という面を強調していたのだろうか。だとすれば、その意図は伝わったと思う。
おまけ:プログラム2000円はちょっと痛い。扮装していない役者さんのモノクロ写真はみんなテキヤ風で、とくにスキンヘッドの勘太郎クン、正面にガン飛ばして見事なコワモテぶり(いや、ほんとコワイです)。
<上演時間>第一幕100分、幕間20分、第二幕30

渋谷は好きじゃないけど、こんな可愛いバス発見。
080625sibuyabus

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